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カテゴリ:漫画・詩・小説
私は子供の頃から清水玲子先生の大フアンで、先生の漫画は全部持っています。
『秘密』は今回も涙なくして読めない、心が痛いお話でした。 末期がんの老人の懺悔によって発見された誘拐殺人事件とは無関係の一人の男の死体。 それはMRI捜査が可能な屍蝋化死体でした。 時効成立した事件の捜査はしないと言う薪さんに青木は「意地悪」と言ってしまいます。 三好雪子の味方をした青木に対して、一瞬見せた薪さんの切ない顔が良いです。 事件の手がかりとなる暁団地夏祭りの写真の少女は雪子の友人葵でした。 葵は婚約者からDVを受けていました。 幼い頃、父親に虐待されていた葵は錯乱し、包丁で刺し殺そうとしますが、 逆に兄の尚が婚約者に殺されてしまいます。 「想像力に欠けているのは監察医として致命的な欠点だ」 と、薪さんに責められた雪子は 「あなたが誰より大切に思う人はいつもあなたより私を見るのよ」 と、触れてはならない薪さんの思いを見透かしたように言います。 薪さんは怒って、リモコンを投げつけるのですが・・・ 後ろ姿がたまらなく可愛そうでした。 本当は嫉妬深いのに常に冷静さを保っている薪さんの心が打ち砕かれてしまうほど青木が雪子に夢中なので、薪さんを苦しめています。 そんな薪さんに萌えを感じる私は腐女子でしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月21日 10時17分34秒
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