御宿町の岩和田は、1609年座礁したイスパニア船サン・フランシスコ号のドン・ロドリゴ総督一行300余人が上陸した地。現地の解説板に書かれていました。
続きを読むと「翌年、徳川家康のはからいで船を造り、メキシコへ帰ることになりました」との記述。2ケ月かけて太平洋を横断し、アカプルコへ無事到着云々・・・。
読んで思ったのは、太平洋を渡ることのできる船を17世紀の日本で建造できたの?ということ。で、インターネットで調べてみました。
一行は「家康がウィリアム・アダムス(イキリス人、家康の外交顧問、日本名・三浦按針)に造らせたガレオン船を提供された」とのこと。船名はサン・ブエナ・ベントゥーラ号。
設計や指揮はウィリアム・アダムスが行なったのだろうけど、実際に船を造ったのは日本人だったはず。400年前にそれだけの技術を持っていたのです。江戸時代初頭の技術水準について、これまでの認識を改めさせられました。