2008年の秋に全身完成した茶々丸の着ぐるみでは布+ビニール+ABSという面倒な接着のほとんどをセメダインSUPERXG(部分的にコニシウルトラ多用途SUを)で行なった訳ですが、先日久々に茶々丸を広げた所、接着箇所の強度が落ちている部分を確認しました。具体的にはエナメルコーティングのスパンデックス(ナイロン)生地の裏面に貼付けたPET樹脂板、PET樹脂板とABS樹脂、レオタード生地(ナイロン+ポリウレタン)に貼付けた発泡ポリエチレンシートの各接着箇所です。具体的な症状は、本来無色透明なゴム状で粘着&密着していたXGがほんのり薄茶色に変色し密着していた面から浮き上がっています。爪でこそげるといとも簡単にぽろりと剥がれ落ちます。剥がれたXGに粘性は無く、普通のシリコンゴムのようです。また、レオタード生地に貼付けた軟質ビニールの接着箇所も薄く赤茶色に変色していました。
接着剤の変色・変質が、空気中の水分や酸素の影響なのか、はたまた衣裳として着用した際の汗の塩分や皮脂によるものなのかは分かりません。シリコンゴムとしてごく普通の劣化なのかも知れませんが接着剤としてこれでは困ります。
家庭用では無敵と思われた接着剤が約1年半で剥がれてしまった事は事実なのでお知らせいたしました。この状況については調査と原因究明を続行します。
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