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December 29, 2003
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先の日記に、理想のタイプはいなかったと書いたが、理想の結婚生活というものは、なんとなく、あった。

こんな生活ができる人といっしょに、こんな風に生きていきたいな・・・と。
そういう人はいなかったけど、そういう理想はあった。

詩人・吉野弘の「祝婚歌」の中に描かれている世界が、その理想だった。

大学3年の時、私は初めてその詩に触れた。

それは、当時の私が「これぞ理想の生き方」と思う生活を、
まだ言葉には直せずにモヤモヤしていた私の代わりに、ぴったりと代弁してくれていた。

私は涙して、感情的に熱くなって、

「エホバの証人に戻って、これ以外の道はない、こんな世の中で、これ以外にどういう生き方があるの?
愛し愛される生活はここにしかない。まだ若い貴女は気付かないだけ・・・」

というような内容の手紙を何度もしつこく送り続けてくる母親に、この詩を引用した手紙を返した。

いったい何を書いたのか、今となっては詳細ははっきり思い出せないが、
私は、母が望んでいるような生活・・・立派な姉妹(信者)になって、立派な人(開拓者)と結婚し、
エホバ(神)の前にあって正しい生活をすることを望んでいるのではなく
私はそんな生活から生まれるといわれる「愛」を求めているわけではなく、
この詩に描かれているような、ただただ人間らしい生活を望んでいるだけ・・・
ということを延々と綴ったんだと思う。


その詩・・・
結婚式のスピーチなどでも引用されるらしいから、知っている人も多いかもしれないけど・・・。


「祝婚歌」    吉野 弘

「二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎるということは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちのどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸があつくなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸があつくなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい」


ただ人間らしく、ありのままをみせれる人と、
思いやりあいながら、風に吹かれて生きる。

二人にとって何が大事なことか、通じ合える相方とは、
この詩で描かれているような生活ができそうだな・・・

なんだか自然に、そう思える。





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Last updated  February 27, 2005 07:31:16 PM
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