精子ができるまで
精子ができるまでの過程は、1精粗細胞が体細胞分裂によって増殖し、第一次精母細胞に分化する過程、2第一次精母細胞が減数分裂を経て、精子細胞へと分化してゆく過程、3精子細胞が分化して鞭毛をもった精子へと変態してゆく過程の3段階にわけられます。 1、2の精子細胞ができるまでの過程を精子形成(spermatogenesis)といい、3の過程を精子完成(spermiogenesis)といいます。 精粗細胞から精子になるまでは、1の過程に26日、2の過程に32日、3の過程に16日かかり、合計で74日かかるといわれています。ですから、乏精子症などで薬物療法を受けた場合、効果が現れるのは、2ヶ月半ほどかかることになります。