培養液の血清中にフタル酸が混入?
培養液問題の続きです。先日、報告者の発表を聞いてきました。その発表では、どうも培養液の血清中の中に、プラスチックなどの可塑剤(簡単にいいますと、樹脂などを軟らかくするもの)であるフタル酸が微量に混入しているとのことです。 なぜ、血清中にフタル酸が混入するのかについてですが、ひとつの仮説として、血清を採取する国の環境、つまり、あまり環境がよくない国の人々から血液採取していることが影響している可能性もあると報告していました。ほんとうにこんなことが起こっているのかよく分かりませんし、この発表だけを鵜呑みにするわけにはいかないかも知れませんが、もし、本当であれば、その国の血清を使わなければ済むことかも知れませんね。 とりあえず、いますぐ何か大きな問題が起こっているわけでもないですし、いま、世界中で培養液使用中止ということにはなっていません。ただ、ある程度事実が分かってきたら、いち早く培養液メーカーも改善にむけて動いてほしいですね。