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カテゴリ:アガルタ
「黒魔術の帝国」 第二次世界大戦はオカルト戦争だった マイケル・フィッツジェラルド 荒俣宏・監訳 1992/6 原書 STORM-TROOPERS OF SATAN An occult of the second world war 1990 九章 ナチスとチベット ◎オカルティストの聖地チベット◎ チベットはつねに神秘と魔術の国である。多くの西洋人にとってチベットは特別の国である。ラマ僧、ヨガ行者、そして比類なき霊能力をもつ奇跡をおこなう人々の国である。聖地としてのチベットの評判はきわめて古いものだが、近代のオカルティストのチベットへの関心は、おおまかにいってブラヴァッキー夫人とその「神智学協会」の時代にさかのぼる。 神智学協会は19世紀から20世紀にかけて大変な評判になった。ナチの多くは熱心な神智主義者であり、またチベットに発する別の秘教グループに所属したナチスも多い。この後者のグループに、すでに触れたあの邪悪なハウスホーファーが属していた。ブラヴァッキー夫人はチベットに住む長老たちに「秘儀」を授けられたという。この長老たちは超人的な存在で、時に応じて、人類を啓発するために選ばれた人間を通じて介在している。 p104 どこからどう手をつけたらよいか分からない本だが、とりあえず、このような本が存在していることだけを記録しておく。 チベットの賢者たちはその理想郷をシャンバラーと名付けた。ヒマラヤの理想郷を扱ったジェムーズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」の背景にも、このシャンバラー伝説がある。p105 ちょっと苦手な本だが、監訳者が荒俣宏であることが、私にとってはやや救いだ。荒俣は、監訳者あとがきで書いている。 チベット・ドイツのオカルト政治学に利用された「アガルティ思想」は、1970年代に世界のオカルト研究家の注目をあつめた話題であった。それは、19~20世紀東洋系神秘主義者の大立者ニコライ・リョーリフ(英語訓みでは本書のようにニコラス・レーリヒ)やブラヴァッキー夫人の研究が大流行したこともあるが、主として、フランス19世紀にあいついで登場した古代崇拝系のオカルティスト、ファーブル・ドリヴェ(1768~1825)とサン=ティーヴ・ダルヴィドル(1842~1910)の再評価から発した。トリヴェはナポレオンの政敵で、魔力をもつ古代言語の再興と、神秘的絶対政権の樹立を夢みた。サン=ティーヴは、このドリヴェの夢想を具体化させるため、アガルティと称する謎の王国の情報をひろめた。この王国には、12人の最高秘儀伝授者と世界の王が君臨し、オカルティックな方法で地球の全生物を支配している、というのである。この発想は、19世紀末の神智学運動にとりこまれ、各国におけるユートピアじみた霊的革命の拠りどころとなった。もちろん、ナチスはその典型だった。p252 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.31 12:45:20
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