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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.04.21
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カテゴリ:アガルタ

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「地球空洞説」 
レイモンド・バーナード著 小泉源太郎・訳 1973/3 大陸書房 THE HOLLOW EARTH 1969 文庫版1997/6 角川春樹事務所

 前半3分の2は、地球が空洞であることを証明することに費やされる。残りの部分で、アガルタの単語がでてくる。

 空飛円盤は地底から飛来するというユグナンの説、しかし、この説は彼が初めて唱えたものではない。この答えは、ブラジル神智学協会会長エンリケ・ホセ・デ・スーサ博士によって提唱されたものである。この協会の本部はミナスジュライス州のサンロレンソにあって、そこには「アガルタ」を祭るギリシア風の大神殿が建立されている。この「アガルタ」というのは、「地底世界」を指していう仏教徒の言葉である。p190

 と断言しているが、西洋から見た神秘の東洋的理解であって、仏教徒にはにわかに理解できないかもしれない。

 さまざまなオカルト教室で、極には入口があって、それはシャンバラ(首都)などのような、地底世界アガルタの都市に通じる玄関なのだということを教えている。ともかく、そんな住民が何千年もの間、地球の内側に存在してきたと考えてみよう。それは地表の人類が生れる前のことであるかもしれないし、あるいは地表の人類というのは元は地底人から生れたものであるかもしれない。p206

 「アガルタ」という語は、仏教徒の言葉に由来する。それは「地底世界」あるいは「地底帝国」のことを指すもので、その実在性を、真の仏教徒たちは皆、熱心に信じている。彼らはまた、この「地底世界」には無数の住民が住み、多くの都市があり、これらはすべて地底世界の首都シャンバラの支配下にあって、この首都には、東洋においては全世界の王として知られるこの帝国の最高君主が住んでいる、と信じている。この最高君主の命令は、その地上の代理者であるチベットのダライ・ラマに下されるのだが、その託宣は、地底世界とチベットとをつなぐ秘密のトンネルを通じて伝えられる、と信じられている。p229

 この辺はまさに、西洋の「シャングリラ症候群」的理解であり、21世紀の今日、このまま信じる西洋人も東洋人もいない。

 有名なロシアの画家、哲学者である探検家のニコラス・レーリック(ママ)は、広く極東を旅したが、チベットの首都ラサは、アガルタ地底帝国の首都シャンバラとトンネルとつながっていると主張した。このトンネルの入口は、ダライ・ラマの命令によってその所在を外部にもらさないと誓わされたラマ僧たちに守られている。p230

 
ニコライ・レーリヒの著書を読む限り、彼がそのように直接主張したようには思われない。引用や孫引きされながら、このように粉飾されてきた経緯があるのではないだろうか。変に秘密めかすことは、真実を曲げてしまいかねない。このブログではTop Seacret is Open Seacretの態度でいきたい。

 
仏陀の像と同様、古代エジプトの神々や王の巨大な像は、東洋のあちこちの地方で発見さえるが、これらは、人類を助けるために地表へ出てきた地底の超人を表しているものである。これらは一般に男女の性別のない形で表せれている。彼らは、真の仏教徒が最後に達すべき所である地底の楽園、アガルタから地上へ来た使節たちなのである。
 仏教徒の言伝えによると、何千年か前のこと、ある聖者がある一族をひきつれて地底に姿を消したとき、最初に植民したのがアガルタであったという。ジプシーもアガルタから来たと考えられている。
p230

 「地底」というものを、もっと霊妙なものと見れば、これらの言説を理解し得ないことでもないが、まぁ、言葉のみを鵜呑みはできない。

 アガルタの文明は、アトランティス文明の延長を示すものと考えられる。戦争の無益さの教訓を学んだのちは、永久に平和の状態を保ち、われわれ地表の文明のように絶え間ない戦争による退歩に妨げられることなく、驚くべき科学の進歩を遂げた。p231

 永久に平和が続く世界観には大賛成だが、その想いが募りすぎて、ファンタジックな虚構の世界に深入りするのは避けたい。

 オッセンドフスキーは、アガルタ帝国は網の目のように張り巡らされたトンネルで結ばれた都市群からなっており、陸地の下といわず海の下といわず通じているこのトンネルを、乗物がものすごいスピードで走っていると言っている。p231

 誰々がこういっている、というレトリックは便利だが、ごまかしも多い。

 歴史上のさまざまな時期に、アガルタの超人や神々は人類を啓蒙し、戦争と破戒から人類を救うために地上へやってきた。ヒロシマの最初の原爆投下後間もなく、空飛ぶ円盤が飛来したのもその一例であり、このときは神々自身は姿を現さず、その代わりに使者を送ってきた。p232

 ここまでくると、時代性や書類の特殊性を考えても、フィクションの世界に堂々と足を踏み入れていると言っていいだろう。

 オッセンドフスキーは、その著「獣・人間・神」の中で、「アガルタ帝国は、地底のトンネルによって世界のあらゆる地域までひろがっている」と書いている。p232

 さまざまなイマジネーションも、実はそのルーツは多くなく、だんだん限定されてくる。

 アガルタには老齢というものもなければ、死というものもない。何百年、いや何千年という年齢を重ねても、だれもが年老いて見えることはないという社会なのである。これは、太陽光線の悪影響と、誤った食生活からくる自家中毒の弊害にさらされている地表の住人にとっては信じられないことであろう。p243

 地表の住人のひとりとして、この文脈は信じられない。

 アガルタでは、男性と女性とは別々に暮らしている。どちらも自由の立場で自立しており、生計のために異性に頼るということはない。生殖は処女生殖である。処女生殖によって生れた子はすべてジョシである。子どもたちは、家庭で育てるということはなく、特別の教師たちによって集団保育される。彼女らは地域社会によって扶養される。彼女らの母も、こうして育ったのである。p243

 フィクション、ということになれば、あとは何でもありである。いちいち言及するのも億劫なことだ。

 アガルタの地底都市がアトランチス人によって建設されたものであり、彼らアトランチス人のは自分たちの核戦争による放射能降下物質を避けて地底へ逃れたのだ、ということはすでに述べた。そしてまた、空飛ぶ円盤は、アトランチスを水の底に沈めた大災危が起きる前に、アトランチス人がそれに乗って地底世界へと飛んで行った乗物であるというユグナンの説も紹介したはずだ。アトランチス大陸の中央にそびえたつ聖なる四面山の頂上にあった古いすみかを捨て、極の口を抜け、「オーロラ・ポレアリスの虹の懸橋」を超え、地底世界「アガルタ」の首都「シャンバラ」に並び立つ黄金の宮殿「バルハラ」の中の新しい住居めざしての空中旅行・・・。p247

 全世界の地底への道は、すべてアガルタ世界に通じている。ラマ僧たちの話では、アメリカの地底の空所はすべて、この地底人たちが住んでいるという。有史前の陥没した大陸(レムリアとアトランティス)の住民は、地底世界に逃げ場所を見つけ、そこに住み続けた。p254

 アガルタとレムリアが繋がっている、という説は、私は支持できるが、このような文脈とはちょっとちがう。

 アガルタにはどれだけの人が訪れているのか、と私がたずねると、そのラマ僧は答えた。「それは大勢じゃ。だが、そこへ行って来た人々のほとんどが、生涯その秘密をもらそうとしない。オレト族がラサを破壊したとき、彼らの一隊は南西部の山中でアガルタの境界に達した。彼らはそのとき秘密の知識を授けられ、そのために、オレト族とタルムト族とは予言者となったのじゃ。東方の肌の黒い民族もアガルタに入り、そこで何百年の間暮らした。その後、彼らは知的世界から追放され、地上へ戻って暮らすようになった。彼らはカードを使ったり手の筋を読むことによって人の運命を予言する秘法を地上へ持ってきたのじゃ(彼らはジプシーの祖先である)。アジアの北方のある地方には、ときどき消えてなくなる民族がいるが、彼らはしばしばアガルタの空洞を訪れている。彼らは空間に生きている死者の霊魂を呼び出すことができるのじゃ」
 p255

 表現力と理解力を調整する必要があるが、このあたりをインスピレーションの源とすることができないわけではない。

 ラマ僧は、しばらく沈黙していたが、やがて私の考えていたことに答えるかのように口を開いた。「アガルタでは、聖賢たちが、われわれの惑星たる地球、またそれ以外の世界に関する科学を、石の碑文板に書きつけている。シナの仏教徒の賢人たちは、このことをよく知っている。地底人の科学は非常に発達しており、しかも純正なものだじゃ。百年ごとに、シナの賢人たちは海辺のある秘密の場所に集り、海から上がって来る百匹の大ガメの背にその百年間の聖なる科学の結論を書きつけるのじゃ」p256

 ふう、私はいつの間にか、浦島太郎の竜宮城の世界へといざなわれていたかのようである。

 
オレト族との戦いののち、チベットのある族長が、ある洞穴の前まで来た。その洞穴の口の所には、次のような碑文が刻まれていた。
『このとびらはアガルタに通じる』
 この洞穴から美しい姿形の男が一人出て来て、彼に不思議な碑文を刻んだ黄金の碑文板を差し出した。その碑文は、こう記してあった。「全世界の王は、悪に対する善の戦いのきたりしとき、すべての人間の前に姿を現さん。しかし、いまだその時にあらず。人類の最悪なる者たちは、いまだ生まれ来たらず」
p256

 
「とまれ!」私のモンゴル人の案内人は言った。ツァガンルクの高原を横断していたときのことである。「とまれ!」
 ラクダは言わずともひざまずいた。モンゴル人は崇敬の身ぶりで両手を上げ、聖句をくりかえした。
p251




オム、マニ、ペエメ、フム 






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Last updated  2009.03.31 12:41:47
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