一生この大奥で過ごす------------!!
毎週どんな堺さんの有功が見られるか、楽しみで仕方ない今作♪
今期は本当ジャンル的にも色々面白いドラマが多くていいよなぁ。
大奥の火の番で回る警備の者が聞いた赤子の声。
女の生首か、髪の束を持った侍を目撃したというその警備の者。
そんな噂が大奥では広まっているという。
玉栄は御中臈の部屋子たちからこの話を聞いたという。
大奥は狭い世界なのだ。
一方、髪が伸びた家光。
だが春日局が切るかと問えば、まだいいと言い出したのだ。
これは、少しは女子としての格好を気にしだした証拠か。
有功の存在は、どんどん家光を女にしていっているよう。
そして今日も家光は有功の部屋へずかずかとやってくる。
そこで先日素振りをして倒れたそうだなと尋ねる家光に、面目ないと頭を下げる有功。
だが、その報告をしてきた澤村は最後まで竹刀を振った有功を褒めるような言い方だったというのだ。
家光にはその心意が分からないよう。
手ごたえのある男が来たとでも澤村は思ったのだろうなぁ。
その時若紫が家光の手を舐めてきたのだ。
可愛いでしょうと話を振る有功。
だが・・・。
「かわいいから嫌いなのじゃ」
小さくて温かくて、娘を思い出すという家光。
驚きの表情を見せる有功に、自分は15歳で生んだ娘がおると、なんでもないことのように話す家光。
だがその子供はすぐに亡くなってしまったと聞き、有功の顔は一瞬にして曇る。
母が子を亡くすのは、この世で一番深い悲しみだと。
「よう耐えて来られました」
有功の言葉に驚く家光。
今まで誰もそんなことを言ってくれた者はいなかったのだろう。
心を少しずつ開いたか、若紫を口実に有功の部屋に毎日のように通い始めた家光。
だが角南はこの事態に怒りを隠せない。
自分たちは家光のために呼ばれた。
だが、このまま有功が側室に納まれば、自分たちは何をするわけでもなくこの大奥で一生飼い殺しなのだ。
そんな三人を見ていた玉栄。
彼は暴行を受けた事実をずっと胸の中に秘め、復讐の機会をうかがっていたよう。
その夜、戻ってこない若紫を探しに出た有功は、黒髪を持った澤村の姿を目撃してしまう。
もしや町で噂になっている髪切りは彼が・・・?
翌日、若紫を発見した有功と玉栄。
若紫は角南の腕に抱かれていたのだ。
「上様・・・」
愛しそうに若紫に頬を寄せる角南。
そっか、なんだかんだ言いながら、彼は本当に上様を愛していたのね。
だが若紫は上様から献上された猫。
やすやすと「若紫」と呼び捨てにも出来ないというのだ。
お猫様。
何かあっては大変なことになる。
それを聞いた玉栄は・・・。
これはよからぬことを考えているんだろう。
その夜・・・彼は部屋を抜け出し、角南の部屋の前に立っていたのだ。
「若紫、許したってな」
そう言って玉栄は、厠に行った角南の部屋から、彼の脇差を持ち出したのだ!!
まさか!!
翌日・・・今日も若紫と戯れようと有功を訪ねた家光。
だが姿が見えない若紫。
そこへ玉栄が真っ青な顔をして「お猫様が」と叫んで入ってきたのだ!!
角南の部屋の前で若紫がはかない姿で発見されたのだ!!
怒りと悲しみを浮かべる家光。
可愛いものははかない。
またもそんな体験をしてしまった家光には、忘れたい過去が蘇ったことだろう。
思わず振り上げた刀。
だがそれを有功は自ら身体を張って庇ったのだ!!
「のけ!!お万!!」
脅しではないという家光に、それでも動かない有功。
だが、家光の命で角南の脇差を調べたところ・・・血がついているのが見つかってしまったのだ。
だが、脇差に血がついていたのが発見された以上、角南に言い逃れは出来ない。
春日局は家光から刀を奪い、この者を斬っても、刀の汚れになるだけだと諌める。
去りしな、角南に「分かっておろうな」と告げる春日局。
その夜-------角南は白装束を纏い、切腹自害するのだった-----。
濡れ衣は百も承知。
でも、大奥を血で汚し、家光を怒らせた以上、ここでは最早武士としての最後を迎えられる名誉を賜ることだけが救いという状況。
退場早かったなぁ、角南。
お疲れ様でした戸次さん。
翌日遺体が運ばれる中、皆に混じって手を合わせた玉栄。
だが、部屋へ戻ろうとしたその顔には、笑みが浮かんでいるのだった・・・。
これ、もう少し嫌らしそうに見せてくれてもよかったんだけどなぁ。
ま、玉栄にすればいい気味って所か。
完全に復讐だったからなぁ、彼は。
彼には有功だけが全てだから。
だが、この結果が、玉栄にはいい方向へ。
まず有功が素振りを千回やったこと、澤村に認められたのではと、大奥の中では有功の評価が上昇していたのだ。
それに乗じて玉栄はお手打ち覚悟で角南を止めたという話を聞かせると、ますます感心する者が続出。
先日「男妾」とバカにした男ですら、有功に挨拶してくる始末。
玉栄はこの状況に嬉しさを隠せない。
一方、有功は若紫のお墓を作り、それを家光に見せ、弔ってやって欲しいと告げる。
「弔いというのは 残された者が
気持ちの整理をするためのものと思います」
さすが元坊主だと笑う家光。
「そんなもので救われるのはもともと幸せだった人間だけよ」
そして、泣くなら敵を切るという家光。
不要な者は切ればいいというのだ。
その時、有功はあることに気づく。
通り魔は・・・もしや上様の命で?
そこで最近町では髪を奪う侍がいるという噂の話を聞かせる有功。
「いかにもわしじゃ」
女共の髪を奪ったと告白する家光。
「なんと愚かなことを!!」
上様は気が晴れようとも、切られた女子はどう思うか。
そして自分は所詮借り腹だという家光。
「わしだって、すき好んでこんな成りをして、大奥に息を潜めるように生きてるわけではないぞ!」
赤面疱瘡で兄を失くした娘は髪を切られても、誰も恨んではおらず、念仏を唱えているだけだった。
有功もまた家光のためにここに無理やり連れてこさされた。
「ご自分だけが辛い想いをしていると思っておられるなら、それは大間違いや!!」
有功の大きな厳しい声に一瞬目を見張り、思わず部屋を後にする家光。
大奥の男は自分をバカにしていると言い出す家光に、春日局は少し懲らしめてやるかと提案するのだった。
春日局の命を受け、正勝が有功に持って来たのは・・・女装の用具一式。
うわぁ、こりゃ大笑い。
澤村まで女装やらされてるし~(><)
内藤さん、お疲れっ!!
男たちのごつい女装に大爆笑の家光。
「もっと踊れ」と大声をあげて笑いながら命じる家光は・・・昔、母と一緒だった頃を思い出していた。
千恵というのが家光の本名。
母たちと一緒に過ごした穏やかな時間。
だが幸せな時は、あっという間に消える。
突然やってきた澤村と春日局により奪われた日常。
髪を切られ、上様と呼ばれ、家光の代理を命じられ、男であることを要求されたのだ。
そして・・・春日殿から出るなと言われた言いつけを破り、庭へ出た千恵は・・・たまたま遭遇した男に乱暴されてしまったのだ!!
何度もやめろと叫んだ。
それでも男に乱暴されてしまった彼女は、春日局たちがその姿を発見した際、気丈にも、自分を傷付けた男をつまらぬ抱き方をして自分を傷をつけたからと殺してしまったのだ!!
「何が悪い!!」
千恵の悲鳴が胸に痛い。
そして・・・その時、子供が出来てしまった千恵。
産みたくない。
そう願いながら生まれた子を見た知恵は・・・母としての喜びを感じていた。
だが、生まれた子は・・・乳も吸えず、そのまま亡くなってしまったよう。
悲しい千恵の過去。
それを宴と千恵の笑い声で対比させならがみせてくれた演出は、その過去をより悲しいものにみせてくれたなぁ。
千恵の笑い声を障子の奥で聞いていた有功。
「なんという・・・悲しい笑い声や」
上様の泣いた顔を見たことがないという正勝。
娘が亡くなった時ですらも、彼女は涙を流さなかったという。
そして、突然皆に「下がれ」と命じた千恵。
そして、誰もいなくなり、千恵ひとりの部屋にやってきた有功。
・・・女装するのか!?
ちょっと期待と不安が混じりつつ、襖が開くのを待ってたんですが・・・。
流石に堺さんにそれはさせなかったか(^^;)
あ、ちなみに原作ではそれはそれは美しい女装姿で有功は出てくるんですけどね。
自分はなんと想いあがっていたことか。
そして、与えられた着物を手に、千恵に迫る有功。
「この方はきっと、今まで幾度も女としてのご自分を踏みにじられてきたのや。
なんで気づかんかったのか。
私が救えるのは、たったお一人やったんや。
私の救わなければならないお方は、ずっと目の前におられたんや。
目の前で、こないに私にすがって、もがき苦しんではる方が、たった一人 おられるやないか」
そして、怯える千恵に、内掛けをかけてやる有功。
髪を下ろさせ、脇差を抜き、笑顔で千恵に告げる。
「上様の方が、私よりずっとお似合いにございます」
有功の言葉に涙を流す千恵。
そして、彼の胸に抱きつき、千恵はこの大奥へ来て、初めての涙を流すのだった-----------。
◆感想はコメント欄にて
◆キャスト
有功(ありこと)...堺雅人
家光・千恵...多部未華子
玉栄...田中聖(KAT-TUN)
稲葉正勝...平山浩行
雪...南沢奈央
明慧...駿河太郎
小菊...原田夏希
松平信綱...段田安則
万里小路有純...小日向文世(友情出演)
澤村伝右衛門...内藤剛志
春日局...麻生祐未
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第1話 第2話
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