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テーマ:新型コロナウイルス(10871)
カテゴリ:†言-ドクゼツ-
ハーバード大学スティーブン・キスラー(Stephen Kissler)氏が、現在の外出禁止・自粛を続けても、全世界で終息するのは、2022年と予想した。
つまり、集団免疫を獲得できるのは、2年後ですよ、という内容だ。 これは、ワクチンが開発されなかった場合ではある。 更に言えば、オーバーシュートで免疫を獲得した国は、別だ。 もちろん、可能かどうかは別にして、入国規制により海外から感染者を入れないことで、国内の封じ込めに成功した国も、悪い意味で違ってくるだろう。 もっとも、勘違いしていけないのは、3.11震災などの災害やリーマンショックとは違って、「世界の大部分は動いていて物はある」ではなく、世界中が感染して、物の奪い合い(というか流通できない)になることだ。 現在、日本でマスクが入手できないのも、世界中のより高く買うところへ流れているからだ。 予想の前提として、 ・日本は外出自粛、台風での避難所で地方でオーバーシュート発生で、全国での外出禁止を開始、後に禁止と自粛を繰り返して封じ込め政策を行なう ・2020年内には、免疫検査が実施され始める。 ・経済対策は、現状の案が実現した後、税収減による財政難を理由に国も都も継続的な支援は先細り ・ワクチンは完成するが、増産が追いつかず、日本は死者が少ないために後回し さて、1年後の日本は、どうなっているだろうか? ・観光業は、宿泊施設が感染者の滞在施設として残る以外は壊滅状態 ・飲食店は、一部のチェーン店が医療機関、前述の感染者施設への食品提供として残る以外は壊滅状態。テイクアウト店も外出禁止時に規制され壊滅状態。これに伴い、先払いチケットや、その支援サイトへの払い戻しに関してトラブル発生 ・食料販売店・ドラッグストアなどは、ネット販売が主軸に。店舗での購入は高齢者限定などの許可制に ・流通は、食料品などの品目に限定。宅配便は、地域ごとに週1回程度に限定され、証拠写真を撮ってドア前に放置するスタイルになり、冷凍や冷蔵送付が不可に。酒・煙草などの嗜好品は品目から外れDV激増 ・医療は、ネット診療・処方が主軸に。病院での受診は、事前予約をしての許可制に。救急車は発熱者を運ばなくなり、民間のタクシー業者へ輸送を委託 ・役所は、事前予約をしての許可制に ・製造業は、流通規制と外出禁止で、中小零細は壊滅状態。更に大手も出勤ボイコットなどで品薄に ・農業・漁業・畜産などの従事は(外出許可として)許可制。しかも、外食産業の壊滅でブランド品などの高級品ほど売れない状況に。通販も冷凍や冷蔵送付が不可なので販路が閉ざされる。食糧そのものが輸入元の感染状況、流通状況によっては、品薄に ・諸外国で免疫検査で判明した免疫獲得者が外出自由になった報道で、日本は外出自粛のままなことへの不満が爆発。調子に乗った重症化高リスク者が外出して重症化、死者多数 8割の接触を減らせば、1ケ月後に終息? そもそも、あのシミュレーションは、日本全体が8割減の仮定でだ。 首都圏で終息しても、県外では、海外では感染が続いている。 緩和すれば、感染数増加の第二波が始まるだけだが、そのときの言い訳は、もう決まっている。 「8割減にできなかったのが悪い」 諸外国が規制を緩和できるのは、封じ込めが成功したからではなく、オーバーシュートで免疫獲得者が増え、尚且つ重症化高リスク者が激減したからだ。 外出自粛を呼びかける「意識の高い」方々が、免疫獲得者が外出できるようになったとき、どう手の平を返すかが、見ものだ。 以上が経済と命の社会的トリアージをしなかった先の予想だ。 意外に、後進国では、医療レベルが低いために数が少ない「高齢者を隔離する(もしくは犠牲に目を瞑る)」政策をとって、経済ダメージを最小限にしてくるのでは、とも予想している。 ※2020年5-11月の予想「新型コロナワールド今後半年間の予想」 小説:絶望少女(ウィルスの広げ方/たった独りで世界は終わる) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020/05/03 05:36:10 PM
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