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2015年10月09日
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テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:政治問題
 国連の「ジェンダー平等」に関する会議に出席した安倍首相について、文芸評論家の斎藤美奈子氏は9月30日の東京新聞コラムで、辛辣に批判している;


 27日、安倍首相は国連本部で開かれた「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関するグローバル・リーダーズ会合」に出席。「総理就任以来、女性の輝く社会の実現を、政策の大きな柱に据えてきました」「この約3年間で、新たに90万人を超える女性が労働市場に参加しました」と実績を強調した。

 冗談はよしこさんである。東京新聞その他の報道によれば、企業が女性の管理職登用などで数値目標を設定、達成した場合に助成金を出すという厚生労働省の昨年度の事業に対し、企業からの申請はゼロだった。厚労省はまた、今年4月1日時点で保育所などの待機児童が5年ぶりに増加したと発表した。外面だけで実効性に乏しい安倍政権の女性政策。空回りする理由は一部エリート女性の広告塔化と、安い労働力として女性の労働化しか念頭にないからだ。

 母子家庭などの生存にかかわる生活保護費を削減、女性労働者の6割を占める非正規雇用者を追い詰める改正労働者派遣法を通し、介護保険制度を後退させといて「女性が輝く社会」とはね。

 日本で女性の社会進出が最も進んだのは1940年代、総力戦の時代だった。出征した男たちの穴埋めに女が駆り出されたのだ。24日の会見で「一億総括躍社会を目指す」とも述べた首相。成立したばかりの女性活躍推進法と安保法は表裏一体!?
(文芸評論家)


2015年9月30日 東京新聞朝刊 11版S 29ページ「本音のコラム-どのつら下げて」から引用

 斎藤氏の主張はもっともである。元来、安倍首相らが所属する右翼勢力は「ジェンダー平等」を否定する主張をしており、行政に圧力をかけて「ジェンダー・フリー」という言葉は公官庁の文書には使わせないことにするなどの「実績」を上げている。それ以外にも、自治体が主催する上野千鶴子氏の講演を中止に追い込むとか、様々な妨害活動を行っているのが実態である。そういう勢力から絶大な支持を得ている安倍晋三ではあるが、一方では安価な労働力としてのニーズが財界からは出ているため、これに応えてスタンドプレーをするのも安倍氏の好むところであるため、国連の会議などに出て、本音とは裏腹の演説などをするものだから、斎藤氏のように感の鋭い女性にかみつかれたりするのである。







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最終更新日  2015年10月09日 19時55分44秒
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