僕が僕らしくあるために

やっとスーパーアグリチームの「片目が
開いた」ようです。

報道によると、ドイツの自動車関連企業
ワイグル（一部報道ではヴァイグル）
グループによるスーパアグリ（以下、ＳＡＦ１）
チーム株式の購入が行なわれ、差し迫った
「危機」は解決する見通しになったとのことです。

これまでの過程において、ワイグル社の
名前は、浮上はしていましたね。

ただ、先日の報道段階においては、ワイグル社側
が報道内容を否定するコメントを行なっていました。

これは、交渉の最終段階であったため、
「緘口令」を引いていたということ
なのでしょうね。

また、今週初めのホンダとの会議が
「延期」されたのも、このワイグル社による
支援スキームを、ホンダ本社の上層部に
「上程」するために「延期」という表現が
使われたのかな？と思います。

ただ、ワイグル社による支援スキームは、
元々は規模が小さかったため（？）
本命として俎上に乗らなかったような話も
耳にしたことがあります。

今回の交渉を明らかにした段階における
ワイグル社のフランツ・ヨセフ・ワイグル
ＣＥＯは、「ＳＡＦ１の参戦を真剣にサポートし、
その将来を保障するために継続的な投資を
行っていきたい」とのコメントを発表して
いますので、この言葉を信じ、「継続的な
投資」が為される事を願っていきたいと思います。

ところで、先にトルコに向けてＳＡＦ１の
トランスポータが出発したものの、
マシン本体はホンダの英国内工場に
留め置かれているとの情報があります。
（記事はこちら）

これは、もしかするとＳＡＦ１は既に
「破産状態」にあるということを
示しているのかも知れませんね。

先のスペインＧＰにおいて、ホンダによる
「緊急の支援」が行なわれたということでしたが、
この「緊急の支援」とは、技術関係のサポートに
留まらず、繋ぎ資金をホンダが融資し、
その担保としてホンダに機材が押収されたと
いうことなのかなぁ？と、ふと思いました。

さて、久しぶりに「明るい話題」がもたらされた
ＳＡＦ１ですが、この一筋の光明が、
大きく日向に出る切っ掛けになるのでしょうか？

引き続き、今後の経緯を見守っていきたいと
思います。