東京にもどる電車も大風でのろのろ運転、遅れぎみだったし、街は異常に寒かった。拠りどころを求めるように本屋に寄ってしまった。
このところ「打ちのめされるようなすごい本」に酔っているから、見るべき本がいっぱいあって迷って、いろいろ楽しんで
トマス・H・クックの『夜の記憶』
と奥田英朗の
『イン・ザ・プール』
を買う。
米原万理の書評に『夜の記憶』は打ちのめされるようなすごい小説と米原さんが友人に薦められて読み、二作目を読んだらもっとすごいのを思い出したというから。もっとすごいのは丸谷才一の「笹まくら」だそう。
なおも家に着いてから斎藤美奈子の本『読者は踊る』
と『趣味は読書。』
を図書館に予約してしまった。これも「打ちのめされるようなすごい」の影響。読めるか知らん。
ううう、それにしても寒い。