テーマ:本のある暮らし(3206)
カテゴリ:本の話題
若い頃読んで記憶がおぼろげになってしまった、外国文学をもう一度味わいたいと再読していて、まだ残っているのを思いつくまま書き連ねると
『レ・ミゼラブル』ユゴー 『モンテクリフト伯』デュマ 『魅せられたる魂』ロマン・ロラン 『ジャン・クリストフ』ロマン・ロラン 『パルムの僧院』スタンダール 『大地』パール・バック 『白鯨』メルビル 『クレーヴの奥方』マドレーヌ・ラ・ラファイエット 『ドルジェル伯の舞踏会』レーモン・ラディゲ 『愛の妖精』ジョルジュ・サンド 『ベラミ』モーパッサン 『チボー家の人々』マルタン・デュ・ガール などなど というわけで、この中のパール・バックの『大地』を読みつつあり、4巻の(一)を終わったところで、「あれ?こんなに通俗小説ぽかったけ?」と。恐れ多くもノーベル文学賞作家です、もっと重厚だったような気がしていたのですけど。ストーリー展開はまあまあ面白いですが、記憶っていい加減です。 体力と気力がいつまで続くかわからないけど、こうしてぼちぼち再読本も進めていくつもり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ノーベル文学賞受賞作に「クオバディス」というのがありますけど、思い切り通俗小説です(でも面白いですよ)。
「大地」も二度読みしましたが、三代目のあたりは通俗小説的ですね。でも、これも面白く好きな小説です。ところで、三代目の主人公が白人女性とつきあうのだが、「異人種の身体に嫌悪感を感じて」結ばれない…という挿話がでてきますが、これって作者本人の実体験が反映されているのかもなんていうゲスの勘繰りをしてしまいました。作者も中国人男性と恋愛寸前までいったことがあるのだが、人種の差異が恋愛の壁になったという体験があったのかなあということです。 (2022年11月25日 17時22分51秒)
七詩さんへ
おっしゃる通り 今、二代目、王龍の3人の息子たちのところですが、ストトーリーを忘れているのでなお、変化にとんだ柔らかい展開が面白いです。 家族や土地への執着を描き、普遍性を探っているということはわかります。 パール・バックは宣教師の娘として、中国で見聞きしたことを題材にして、それを家族の3代紀から探ろうとしたんですね。 小難しい文学作品、読解に苦労する作品ばかりが上等とは言えませんから。 (2022年11月25日 20時04分49秒)
目が悪くなったので現実的ではないのですが
読みたい小説は というより途中まで読んだものの 読了してしまいたい小説は 『魅せられたる魂』ロマン・ロラン 『ジャン・クリストフ』ロマン・ロラン 『ベラミ』モーパッサン 『チボー家の人々』マルタン・デュ・ガール 昔の文学青年の「MUST」な必読書かもしれません ただ『ベラミ』モーパッサン だけは異色かもしれません というのも、私たち家族の最初の飼い犬であり 父親が外套のポケットに入れて買って帰ってきた子犬 その名前が「ベラ」でした 命名者は母 まだ子犬なのにとってもハンサムだったので 「ベラミ」から命名 どうも犬や猫の話になると涙もろくなるのでこの辺で (2022年12月01日 01時57分36秒)
alex99さんへ
こういう重厚な(活字が小さくて分厚い本)世界文学を読みたいと当たり前に思う世代は、化石化してしまっているのかもしれませんね~。 『ベラミ』からのベラ、洒落ていますね! わたくしも何気ない日常の思い出にハッとしたり、やるせなくなったりしております。 過去の量と行く先の量、わかっているんですけれども…。 (2022年12月02日 16時30分06秒)
パール・バックをお読みになっているとのこと、懐かしく拝読いたしました。少年の日の、最初の世界文学との出会いの作品です。
で、まったく偶然なのですが、リービ英雄の「模範郷」(集英社文庫)という短編集(?)を最近読みましたが、その中に「ゴーイング・ネイティヴ」というパール・バックについて語っている短編があります。 ばあチャルさんがおっしゃっている「通俗性」についても語っていて、なかなか面白い短編です。お読みになっているかもしれませんが、偶然の一致に興奮してコメントさせていただきました(笑) (2022年12月05日 01時11分54秒)
シマクマ君さんへ
その作品は知りませんでしたが、そうですか! 『大地』の3部作を読み直してみて、パール・バックという作家の 女性が(しかも西洋の)長年住み慣れて経験して見てはいるが、中国の男性たちの内面を3代にわたって書き綴るのですから、汎用性が濃くなっても仕方がないのだと思います。 それとともに、やはり時代の趨勢は感じます。当然ですね。 (2022年12月06日 20時09分27秒) |
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