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2005.12.24
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テーマ:戦争反対(1187)
第81回「バカの壁・再」69(前半)
~国立追悼施設調査費計上見送り~

【主張】国立追悼施設 調査費の見送りは適切だ 平成17(2005)年12月24日[土] (産経新聞)
 小泉純一郎首相は、新たな無宗教の国立戦没者追悼施設の建設について、「いろいろな議論があるので、もう少し時間を置いた方が冷静に議論できる」と述べ、調査費を来年度予算に計上しないことを正式に表明した。

 これに先立ち、安倍晋三官房長官も「誰もがわだかまりなく参拝できる施設となるか、という観点で世論の動向を見守ってきたが、現段階で世論は割れている」と調査費見送りの理由を説明し、施設建設について「小泉政権では、もうない」とも明言した。適切な判断といえる。

 この追悼施設をめぐっては、十月末の日韓外相会談で韓国側が関連予算を計上するよう要請し、その後、山崎拓・自民党元副総裁を会長、冬柴鉄三・公明党幹事長と鳩山由紀夫・民主党幹事長の両氏を副会長とする超党派議連「国立追悼施設を考える会」が設立された。これに関連し、韓国の盧武鉉大統領の年内訪日が実現するかどうかも外交課題だった。

 もし、韓国の要求通りに調査費を計上したうえで盧大統領の来日が実現したとすれば、追悼施設が外交取引に利用されたとして、国民世論の批判が高まっただろう。中国も韓国と同様、小泉首相の靖国神社参拝に反対しており、無宗教の国立追悼施設ができれば、歓迎することは必至だ。

 しかし、今月中旬に訪中した民主党の前原誠司代表は「(靖国神社にまつられている)A級戦犯を分祀(ぶんし)しない限り靖国神社に参拝しない」と小泉首相との違いを表明しながら、安全保障問題では「中国脅威論」を主張した。このため、胡錦濤・中国国家主席との会談が実現しなかったといわれる。

 靖国問題で中国の主張を受け入れれば日中関係は好転する、という考えが間違いであることが明らかになったといえる。今後も、靖国問題で中韓両国に譲歩しないことが大切だ。


 靖国神社に代わる無宗教の国立追悼施設建設構想は、福田康夫元官房長官の私的懇談会が三年前に打ち出したものだ。しかし、日本人の戦没者慰霊の中心である靖国神社を形骸(けいがい)化するとして反対論が強く、事実上、建設が断念された。小泉内閣に限らず、誰が次期首相になっても、屋上屋を架すような愚を犯してはならない。
■さて、まぁこれに関してはいろいろな意見があるとは思いますが、まずは「国立戦没者追悼施設」とは何ぞやと言うところから。

非常に簡単に言えば「何人もわだかまりなく戦没者等に追悼の誠を捧げ平和を祈念することのできる記念碑等国の施設」と言うことです。
靖国にはA級戦犯がいるからとか、靖国には空襲で死んだ人が祀られてないからとか、千鳥ヶ淵には無名戦士しかいないからと言うことではなく、思想信条国籍が違っても今までになくなられた全戦没者に対して追悼の誠を捧げ、平和を祈念することのできる施設を作ろうと言う事なのです。

・・・でももう既にあるんですよねぇそう言う施設が。
え?知らない?そんな貴方は非国民です!かんしゃく起きる!!1!
と言う冗談はともかく、その施設とは

日本武道館


ここです。
はいそこ、ウインドウを閉じない、物を投げない、お気に入りから消さない。

ちなみにここの会長はこの人だって知ってました?
私は知りませんでしたw

さて、ここで毎年「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に「全国戦没者追悼式」を開催し天皇皇后両陛下ご臨席の元、勅語を賜り正午の時報と共に一分間の黙祷を捧げ、先の大戦における全戦没者に対し国を挙げて追悼の誠を捧げているわけです。

【政府広報】本日(8月15日)は、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。
●戦没者を追悼し平和を祈念する日(政府広報オンライン)

全国戦没者追悼式でおことばを述べられる天皇陛下
天皇皇后両陛下のご日程

全国戦没者追悼式で式辞を述べる小泉総理
小泉総理の動き-全国戦没者追悼式-


さて、ここで注目していただきたいのは「全国戦没者之霊」と書かれた霊柱です。
先ほども「先の大戦における全戦没者」と書きましたが、ここで言う「全国戦没者」とは支那事変以降の戦争による“死没者”で、軍人・軍属及び準軍属のほか、外地において非命にたおれた者、内地における戦災死没者等を含む、約310万人と言うことになっています。(昭和38年5月14日閣議決定「戦没者追悼式の実施に関する件」より)

そして、内訳としては
・軍人軍属など
 外地 210万人
 内地及び周辺 20万人
・一般邦人
 戦地戦没者 30万人
 戦災死亡者 50万人
としています。
尚、一般邦人のうち戦災死没者の数は、太平洋戦全国戦災都市空爆犠牲者慰霊協会(現在名、財団法人太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会【総務省所管】)調べだそうで。

つーことで、福田官房長官の折りに私的諮問機関「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」が提唱した

「新施設は追悼・平和祈念を行うための国立の無宗教施設で、追悼対象は明治維新以降の戦争と、戦後の国際平和活動での死没者。戦死した将兵のほか、空襲などで死亡した民間人、外国の将兵や民間人も含む。A級戦犯については明記せず、具体的な個々の人物が追悼対象になるかどうかを問わない。」

に近い儀式は昭和38年以降、脈々と行われていると言うことですね。

国の為に命を捧げた、捧げざるをえなかった人々を追悼したければ靖国神社に行くか各地の護国神社、もしくは千鳥ヶ淵の無名戦士の遺骨に哀悼の誠を捧げればいいし、空襲で亡くなった人を追悼したければ各地にある慰霊塔や慰霊碑に行くか兵庫県姫路市手柄山中央公園内にある「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」に行って哀悼の誠を捧げればいいわけです。

個人的に極端なことを言えば新施設新施設とどうしても建てたいと言うのなら全国戦没者追悼式に倣って「全戦没者・死没者之霊」と書いた石碑を首相官邸の一角に作って常時公開すればそれでOKなんじゃないでしょうか。
首相官邸がダメなら靖国神社に近いですが千鳥ヶ淵の方も納骨堂がそろそろ一杯になりつつあると言われていますので改装する際に一緒に作ってしまえば安上がりです。
しかし、それは結局何かを作ればそれでいいという非常に土建的な考え方だと私は思います。

個人的には各々が各々良いと思う所で誠心誠意哀悼の誠を捧げればいいと思うわけで、重要なのは場所ではなくて気持ちだと思うのです。

8月15日に靖国に行くのもいいでしょうし、全国戦没者追悼式の中継を見ながら黙祷を捧げるだけでもいい、仕事中なら正午にそっと黙祷を捧げるだけでも心の中で誠心誠意哀悼の誠を捧げればそれでいいのではないでしょうか。

しかし、私は「多宗教」は可能でも「無宗教」は不可能だと思うんですがねぇ。
「式典」なら「全国戦没者追悼式」は無宗教であるとされていますからまだしも「施設」となれば、千鳥ヶ淵のような「多宗教」にするのが適当と思うんですがねぇ。

後半へ続く。





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Last updated  2005.12.24 19:38:30
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背番号のないエース0829@ Re:【対馬丸】 「外間邦子」に上記の内容について、記載…
RENOU@ 再確認 反日な人たちは無知で反日やってるっての…
ナナシィ1190@ 流石 >もし、私が、ある国と私の考えが違う、…

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