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野田総理が、消費税、社会保障費、連立がどうのともめていますが
私たちは、自分たちの置かれている状況を世界から見てできる事を考えていきたいと思い 今日は、世界からみた、日本の薬の使用量を考えてみます。 イギリスでは、風邪だと診断すると、ドクターは薬局で薬を買う ようにすすめ、暖かくして寝てなさいと言うのが普通で、医師から 薬が処方される事はありません。 世界の医薬品市場規模は、約80兆円 日本の医薬品市場規模は、約 7兆円 日本人にとって、医者にかかれば、すぐに薬を出してくる、 そしてその種類や量も非常に多いというのは当たり前になってしまっています。 医療について言えば、日本は世界的にみて特殊な国です。 薬の使用量全体ではアメリカの方が多いのは確実なのですが 日本の人口は比率で言えば世界の人口の2%にしか過ぎないのに、 日本の薬の使用量は世界の薬の30% インフルエンザ治療薬のタミフルについて言えば、実に70%の消費大国で 世界の笑いものになっています。 平成21年度の国民医療費は36兆67億円、前年度の34兆8084億円に比べ1兆1983億円、 3.4%の増加となってます。人口一人当たりの国民医療費は28万2400円、 前年度の27万2600円に比べ3.6%増加している。 国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は7.60%(前年度7.07%)、 国民所得(NI)に対する比率は10.61%(前年度9.89%)となっている。 薬剤は6兆円強なのです。 そして、ここ10年でみても、医療費は増えているのに、薬剤代は あまり増えていないのです。 これは、色んな事がいえるのですが、この件についてはまたの機会 に話したいと思います。 そんな中で、日本では、病院から出る必要のない薬、ビタミン剤や シップ、風邪薬・・・なんてのも処方されます。 アメリカや、イギリスでは、殆どは薬局で、みんな買っています。 日本では、薬局で買うより、保険の利く病院で処方した方がやす くつくからです。 病院から出てくるシップや薬は割引きしてくれませんよね。 ドラックストアーでシップを買うと、30枚で900円なんて安く すみますよね。 でも、病院から処方されれば30枚1500円は高いけど、三割負担 なら450円だから自分のフトコロは痛まないのです。 病院でシップやビタミン剤等の薬を、もらわないで安いドラックストアーで買ったりすれば ホント何千億の医療費の削減になりますよね。 このシップ一つとっても逆にいえば薬価差で病院や薬局は儲かるのです。 みんな、貰わなきゃ損、損なんて思っている人も多いはず。 だから自然に薬剤使用料は増えるはずです。 ホント必要なものなら仕方がないと思いますが、捨ててしまう ほど貰ってくる必要はありません。 だれのお金なんだと思います? み~んな私たちの保険料からです。 高齢者なんて、タンスの中にシップが使わないで配置薬のように 積んでありますよね。 「孫が怪我すると、シップを使うから沢山頂戴」なんてもらっていく 人もいますしね。 こんないい加減の私たちの考えが保険医療を崩壊させてしまうのです。 薬大国、アメリカに習えではなく、医療は様々な国の良い所を考えて 保健医療のあり方を根本から考えて欲しいと思っています。 赤字国債、年金制度の崩壊、保険制度の崩壊・・・。 ホントこの国の借金は誰が払うのでしょうね。 私は私のやり方でやってみますから、皆さんも是非!!! 用語説明 *1GDP=国内総生産 ※2「薬価差」薬剤を仕入れた値段と実際に処方する際の値段。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.15 21:46:49
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