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カテゴリ:ニューヨークにて
さてさて、週末はニューヨークはハロウィーンでにぎやかでした☆
私も友人宅に遊びに行きました☆ 最近、前回までに書き込みました内容「黒髪ストレートの超ロングで一人でマンハッタンの物騒な地域を歩くのは危ない!」について、ニューヨークに20年以上お住まいの知人たちにもちょっと話してみましたよ~。 そしたら、衝撃の事実が!!!ありました! やっぱり特にニューヨークでは、「髪の毛の話題はぜったいに禁句!!!」だそうですよ! ここはいろんな人種の女性たちが住んでいるので、特にアフロとかちぢれ毛の女性たちはナーバスになっている人々が多くて、髪の毛のことをすごくすごく気にしているそうなのです。 だから、髪の毛の話題は非常にデリケートなことなので、絶対に口にしてはならないことなのだそうです!!!!! マンハッタンの安全な地域、高級な地域や中心地なら黒髪ストレートロングで歩いても平気ですが、その髪の毛、しかも超ロングで、絶対に黒人街のハーレムとかブロンクスなんて入って行ったらダメ!!!だそうです~。 そして、ニューヨーク在住20年以上のその知人たちは2人とも、「そんなハーレムとかブロンクスとか黒人の地域なんて行かないわよ~!!!」と言っていましたわよ~。 「えっ!!!私は時々、ハーレムに行くけどなあ。面白いし友達もいるし。それがいけなかったのかな~。」と私が驚くと、 「ええええ~!私はハーレムなんて絶対に行かないわよ~!」とおっしゃっていました。 トホホ。私はハーレムにも黒人の友人がいるし、ハーレムのマーケットもフィッシュフライ屋さんもソウルフードレストランも面白いから時々行くのですよね~。 黒人文化のジャズとタップダンスも好きですし。 しかし、今後はハーレムとかブロンクスに入るときは、黒髪ストレートでもしロングに伸びていたら後ろで結んでおくか帽子で隠して入ろうと思います~。 (全米一危険だった地域のブロンクスがブレイクダンスとヒップホップの発祥の地なので、ワタクシは本当のヒップホップとブレイキングのダンスレッスンを受けに、ブロンクスのハンツポイントにも行ったことがあるのですよ~。これもトホホだったなと今は思うので、ちょっと反省して行くのは控えます~。) そしてその時に在20年以上のその方から聞いた話ですが、今から20年前くらいに、日本人女性が旅行でニューヨークに来たときに、「ちびくろサンボ」の柄のパンツ(長ズボン)をはいて黒人街のハーレム付近に行ったら、現地の黒人たちの多くが激怒したようで、その彼女に罵声を浴びせるだけでなく、彼女が逃げると数人がどこまでも追っかけて来たそうです。 そして彼女がにげてもにげても追いかけて来るので、どこかにかけこんで助けを求めて、事件になったそうですよ。 黒人の方々は、ちびくろサンボみたいな柄、腰みのだけをつけているようなアフリカ原住民の絵柄にさえも、ひどくナーバスになって敏感になっているのですね。 (気にし過ぎですよね~。) そういえば、白人でブロンドで青い目の友人女性は、「ブロンド女性はどこにいっても狙われるから、絶対にハーレムなんか行かないし行けない、行ったらダメなのよ~」と言っていました。そりゃそうか。。。 私たち日本人はまだ、黄色人種なので黒人と同じカラードだから、まだ比較的ハーレムに行っても平気なのだと思います。 現に、私は黒人の友人たちがハーレムにもいるからな~。。。白人の友達も、ラテン系の友達もいるしな。 ニューヨークはあまりにも色んな人々が一カ所に住んでいるので、違う人種同士であまり交流しないですし、所得が違う人同士は絶対に交流しないようにしてますよね,彼らは。ここでは、お金持ち同士はお金持ちとしか交流を最初からしていないですよ~。なんで彼らお金持ち層は貧しい人々をそんなに煙たがって避けるのだろうか???と疑問には思っていましたが、これは、きっとここでは根が深くて歴史が長くて解決できない永遠の問題なのでしょうね。 たかが人の生まれつきの髪の毛が黒くてストレートだったというだけのことで憎むような女性たちが現実にいるのですから、髪の毛以外の問題、例えば生活レベルとか教養とか所得とか,そんな条件についても憎んだり憎まれたりしているのでしょうね。 そういうわけで、お金持ち層は貧しい人々とは絶対に交流しないで最初から避けていて、貧しいゲットーには絶対に行かないのですね~! 歴史的に根が深く続いている格差の問題は、全く違う階層の人々とは接触しないように最初から避ける、という解決策をみんなとっているのですね。 それが無難でしょうね。 私が住んでいたスペインは階級社会なので、未だに貴族階級と労働者階級があるのですよ。 それで、私は両方の階級の友人がいましたが、貴族の友人は貴族同士としかつきあわず、他の階級の人々は避けていましたし、お互いに近所に住んでいても最初から交流がなかったですよ~。 そのため私は、貴族と、それ以外の階級の友人とを、同時に家に呼んだり集まったりすることは絶対にしませんでした。 ヨーロッパは長年の歴史の中で、格差社会だったから、違う階級の人同士は最初から接触せずに口をきかないようにして、お互いに神経をささくれだたせないように無難に過ごすという解決策をあみだしていったのでしょうね。 日本も格差が広がって来ているそうですから、そのうちニューヨークやヨーロッパみたいに、違う環境の者同士は交流しないようになっていくのかなあ~とふと思ってしまいました。 もしも、他人のありのままを受け入れずに、嫉妬したり、他人の幸せを素直に喜べないようなことが続くと、違う格差の層の者同士はお互いに避けたり疎遠になっていくでしょうから、そうなる可能性が大きいかもしれないなと思いました。 「美白」と「髪の毛の話題」はニューヨークでは本当に禁句なのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月02日 19時57分35秒
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