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柳居子徒然

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2007.03.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
  吉行淳之介氏の特集を組んだ雑誌 サライの中で,銀座の文壇バーのママ 園田静香さんが 画家東郷清児氏とのさり気ない遣り取りを、思い出話と語っている。  先に店から帰ろうとした吉行氏に老画伯が一言フランス語で声を掛けると 鸚鵡返しにフランス語で言葉を返した。吉行氏を店外お見送りをして二人の会話が気になって仕方が無い。画伯に会話の内容を尋ねた。 仏語で  『貴方 ダンディだね』と声をかけると『貴方には敵いません』と仏語で返したと言う 日本語の遣り取りとしても当意即妙機知に富んだものと思うのに、フランス語の洒落た会話を映画のワンシーンを見るようだったと懐かしむ。

 柳居子 足繁く通っていたバー 祇園の芸妓あがりで 木屋町はる坊出身のママのいる 奥に細長い店 顔見知りの先客は何時も奥の席を占める。京阪電鉄本社取締役をしながら 京都の傍系京阪タクシーの社長を兼任していた。細君が医者で病院か医院を経営していて,給料は全て飲み代小遣い 九州大学出の 益荒男 彼が店を引き揚げる(帰る)時は、セレモニーがある 客は皆付き合う羽目になる 『ママさん 済みませんが 京阪タクシーの Sですが 京阪タクシーを呼んで下さい。』 と自社名連呼のPRをする。同席の客たちはお互い顔を見合わせ 自分たちには出来ない芸当とニヤリと微笑む。 南極の氷を売り先も決めずに輸入するなど 夢の多い楽しい御仁だったが 早世した。

 東京銀座と 京都木屋町 仏語の会話と 自社PR  もとより並べて比べる事が本義ではない。酒場の会話は人生のエスプリと言いたいのである。

 女給 ホステスさん達に対する柳居子のスタンスは、「気苦労の多い大変なお仕事だが 男には出来ない羨ましいお仕事」である。若い頃 徘徊してお世話になったバーやクラブのママさん連中 悉く引退・鬼籍の人である。 

 同類記事一件

http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200606030000/






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Last updated  2007.03.14 06:59:58
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