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柳居子徒然

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2008.10.23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
   柳居子周辺の物言う人との間で、米大統領選の話題が出ると皆が一抹の不安を抱いていることが有る。人種の坩堝(るつぼ)といわれるアメリカは肌の色の差別が無くなったのかと言うと決してそうではない。日本に於ける差別とは本質的に違う根深いものが有る。大統領選 マケイン候補の劣勢が伝えられる毎 オバマ候補に対するテロの危険性が高まっているのでは無いかという指摘である。

杞憂に過ぎればいう事ない。オバマ候補の母親は白人彼女の事は、京都文教大川本教授のウェブサイト2008-04-29 オバマの母親と文化人類学に ニューズウィーク誌の紹介で詳しい 一部を載せる。

 後者の4月21日号は、彼の母親を取り上げた特集(「母親はどのように今の彼を育てあげたか」)で、私はまだ出版された彼の自伝を読んでいないので、知らないことが多く、興味深く読みました。

「バラック・オバマに大きな影響を与えた人物は、誰もがほとんど何も知らない女性だった。彼女の数奇な人生がどのように彼の価値観を作り上げたか」という見出しで、以下簡単な要約です。

・ スタンレー・アンは、「夢見る人」(a dreamer)であり「ロマンティックな実践主義者(pragmatist)」だった。

・ 1942年にカンサスで生まれた(ヒラリーよりわずか5歳年上の)白人女性であるアンは、父親の仕事の関係であちこちに住み、高校卒業後、ハワイに住み、ハワイ大学に入学。

・ しかし、ケニアからの留学生に恋をして大学を半年で退学し、1961年、18歳で結婚、バラックが生まれる。(多民族社会のハワイといえどもこの時期、黒人との結婚は稀有であった)

・ ハーバードの博士課程に進学し、いずれ、故国での大活躍が期待される夫と離婚(彼には故国に、正式の結婚かどうかわからないが妻がいた模様・・・)

・ 大学に戻り、シングル・マザーとして苦労して働きながら卒業し、インドネシアからの留学生と再婚。夫について、バラックをつれて同国に移住。

・ 夫が、アメリカの石油会社に勤め、出世して西欧風になっていくのと反比例して彼女はインドネシアに惹かれ、価値観の異なった夫とまたも離婚。

・ この間、教育上の理由からバラックをハワイの祖父母のもとに送る(母子にとってつらい別れだったようだ)。

・ 一時期、彼女もハワイに戻り、修士を取得。再びインドネシアに戻り、フォード財団に勤務しながら、この地をフィールド・ワークの対象に選び、研究を継続。また、ハワイやニューヨークやパキスタンに住みながら、マイクロクレジット(マイクロファイナンスとも言う。70年代の後半、ノーベル平和賞を受賞したバングラデッシュのユナスがグラミン銀行を創始したことで知られる)事業にも携わる。(「オバマの母親は、アジアの貧しい女性を助けること深い関心を持っていた」)

・ この間、研究を続け、ついに1992年、50歳で、博士論文を完成。インドネシアの農民をテーマに1000ページにわたる大論文だった。

•・            しかし、1995年、52歳で、子宮がんのため死去・・・・。遺言により、灰はハワイの海に撒かれた。

•・             

 

 1865年 150年近く前 テネシー州プラスキーという町で設立された秘密結社 K・K・K クー クラックス クランは、南北戦争の直後 北部の政策で南部にいる若者に仕事が無くなり北部への怨嗟が身近にいる黒人蔑視・差別に繋がった。白い足元まである三角頭巾をかぶったテロ集団として黒人たちには恐れられた。 度々の解散命令にも拘らずミシシッピーやジョージアの南部にはかなりの数の結社員が居ると言う。

 キング牧師 マルコムXが凶弾に倒れて四十年が経つ ジョンFケネディの被弾は45年が経つ 弟ロバートは、民主党大統領候補の予備選の勝利宣言の直後斃れた。秘密結社KKKの所業でないことが、一層アメリカの暗部根深い事を表している。

参照記事

http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200802110000/

http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200803310000/

http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200801240001/






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Last updated  2008.10.23 09:03:48
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