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ブログ仲間の川本さんは 今ロンドン滞在中で、彼の地の涼しい凌ぎ易い夏を満喫している様子を彼のサイトが伝えている。2010-07-21 ロンドン雑感、ピカデリーを歩く 京都文教大学の現代学学科長をこの3月末まで教授として努めた立派な先生だが、彼は 『先生』 と言う言葉で呼ばれる事も 使う事も嫌う。 前職東京銀行の幹部だった時代に、余程先生たる人にいじめに遭ったか 苦労を強いられたか 日本国中 敬称 『さん付け』 が 世の中等しく明るくすると真剣に考えておられるようだ。 世に先生と呼ばれる人の如何に多い事か 柳居子宛にも時々先生と肩書きの便りが届く。学校の先生・医師・弁護士などの特定のライセンスや立場で人を導く身の人は、先生と呼ばれて何の不思議も感じないが 国会議員の先生方と云う言い方は少々揶揄する響きがある。先生には教師 教官というような言葉もあるが教えるという目的に特化して、先生ほど汎用性は無い。 字面通り 先に生まれた 自分より少し経験 学の長けた人 其の程度の認識で皆が軽く使っている言葉のようだ。 仲の良い新聞社の幹部に誰彼かまわず先生、先生を頻発する男が居る。先生と普通の人との区別・差はと 問うに 『我以外ノ 他人全テ先生也』 と言う答えが返ってきた。 先生と呼ばれて偉ぶる方が阿呆なだけで、先生の闊歩は一つの時勢・時流であろう。 先生の言葉の初出は、空海の「聾瞽指帰」(ろうこしいき)道・儒・仏 儒教を代表して登場の亀毛先生が最初と思われるが、手元の古語辞典に先生は載っていない。 柳居子花徒然 リューカデンドロン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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