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今は昔という書き出しで始まる今昔物語は、今から八百年近く前 平安時代末期に出た その当時の今と当時既に古事となっていた事を取り上げた随想録
今の社会規範では 理解の出来ない事も有るが 今は昔と語られた時代の死生観とか 物事を見る視点と言うのは、 今の時代と さして隔たりが有るとは思わない事も有る、勿論原典を読みこなす事は不可能だから 現代語版 訳者の私権多少は入っているかも知れない。 神怪編の第二に 地蔵と閻魔の関係を取り上げた 下りが有った。 地蔵は 人に縋(すが)られると、嫌とは言えない性格で 田島の国の国主を務めた 源國挙が死んで 閻魔庁に召された時 地蔵菩薩に出逢って 取りすがって助けを求めたが、 生前私を全く敬う事をしなかったからと 背を向けたら 生き返ったら 財産全てを捧げ ひたすら地蔵菩薩に帰依します 何と度お助けをと 言ったら その言葉が本当なら 試しに生き返らそうという内容が書いてある。 駿河の国で 殺生を生業としていた男が 日頃は地蔵菩薩を尊び、本来なら地獄送りを 三度まで助けて貰った話も伝わっていた。 地蔵は、地獄の入り口で顔が利くのか 元々地蔵は地の神で 閻魔にも無理が言えるのか? 閻魔大王と同じ神という説も有るのだそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.23 11:44:16
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