カテゴリ:夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/時間概念を観想3(六百六十九)
時間とは、人間が世界の出来事や其の動向及び変化を観想するのに基礎づけられた概念です。前提に「時間」其のものの有無を問うこと其のものが第一義ですが、人類文明の基礎を成す哲学や芸術及び自然科学や心理学では命題として掲げられるものの、定義は其々に異なった解釈がされています。我々人間が日常的には時間を漠然と受け入れて、未来から現時である「今現在時(現時の刻)」即ち流れ得る「時の一点」を「今」とし、過去の時は流れ去って今は史上や記録上の現代に及ぼした蓄積であると考えます。極論すれば「時間」は大宇宙の存在の外存在或は「無」を除く世界内での枠的箍(たが)と言っても差し支えないでしょう。時間表現の中に顕れる「時刻」とは、或る特定の一瞬を表し、其処には過去も現時も未来の区別なく特定出来得る時間の流れの特異点です。時間の流れの特異点を最も顕著に表すのが「コア(核)の爆発」とされるビッグバン(Bigbang)でしょう。時間が発生してないので、当たり前ですが時間経過もなく瞬間爆発ともいえる物理現象は存在自体に致命的な外枠を強制します。更には超巨大なブラックホールでは、もはや光さえ巨大重力に掴まれ動くことが出来ないところから、時間は遅延若しくは間延びすると考えられています。時間が発生したとされる大宇宙の誕生は、人類が世界内に築き進化した精神が内世界に存在する限りには踏み越えきれない観念でしか捉えきれない世界の誕生と成長、やがてエントロピーが襲いかかる世界なのです。 cap-hiroのプロフィール 哲学・思想 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月24日 12時45分35秒
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