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2019年01月03日
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カテゴリ:博物館
​​​​​​​​​​​​青春18切符の旅。

岐阜駅前の喫茶店でモーニング​で朝食を済ませ、JR東海道本線特別快速に乗車。

蒲郡駅で下車し、「蒲郡市生命の海科学館」へやってきました。

外観。


入館してすぐのクジラの化石。

こちらは以前、​土屋健さんのトークイベントに参加​したときに、オススメの古生物系の展示がある博物館の一つとして、名前を聞いていた所です。

それで今回訪れて見たのですが、

・充実した展示
・アクセスや開館日が便利
・スタッフの方が親切

と大満足でした。

​​○充実した展示​​

当たり前ですけれど、まずは展示物が充実していないとですよね。

私は古生物系の展示が好きなので、その古生物系で面白かった展示を3つ。それ以外で1つご紹介。

まず古生物系。カンブリア紀バージェス頁岩の化石、シーラカンス(類)のリビス化石、イクチオサウルスの化石です。


1つ目、バージェス頁岩(カナダのブリティッシュコロンビア州の山中)で発見された古生物の化石。

これのすごい点3つ。古い。造形美。ストーリー。


まず古さ。

カンブリア紀、約5億年前です。


展示では5億2千万年前になっていますね。

上で、「約」をつけて切り捨てた端数は2千万年。

人類の歴史は約700万年と言われています。

「二本足で直立歩行しているから、これはサルじゃない、人!」というレベルの猿人の歴史をいれて700万年です。

切り捨てた端数に、人類の歴史が3回分入るくらい過去です。

……回りくどくて却って伝わりにくい気がする。

恐竜絶滅(約6600万年前)よりまだ、4億3千4百万年以上昔です。

そんな古い時代に、これ(眼の前の化石)が生きて動いていたんだなぁと想像するとワクワクします。



​次に、形が面白い。

実物の化石に対応して、生きていた時の復元図も展示されていますので、それも合わせて。​


沢山の種類が展示されていますが、カンブリア紀の代表的な所でまずアノマロカリス。



上が復元図。下が実際に展示されている化石。化石は二本の触腕の片方ですね。

そして、ハルキゲニアとピカイア。この2種の実物化石は世界的にもレアで、日本で他に観れる所は中々ないそうです。

ハルキゲニア。化石の方もよく見ると、足先の爪が確認できます。





ピカイア。化石に筋節が残っているのが見えます。





どれも特徴的で面白い形をしていますが、実際に生物として成り立っていたと言う前提のある造形です。

そこにとても魅力を感じます。

さらにアノマロカリス、あの形で最大1mになったと言われています。

生きている所を見てみたかった。


最後に、それぞれが面白い逸話を持っています。

アノマロカリス、日本語にすると「奇妙なエビ」。

理由は、最初に見つかったのが触腕の部分だけで、そこがエビの後方部分と思われたから。

こんな感じでしょうか(雑コラ)



ハルキゲニア。

1977年、最初に描かれた復元画は1992年になって「実は上下逆さまでした!」と分かり、さらに2015年になってようやく「前後」が確定しました。

なので、おそらくこの復元画は「前後」が確定する前に描かれた物なんだろうなと思います。


そんなハルキゲニアは日本語で「幻惑するもの」。

ほんまに名前通りの活躍(?)ですね。

ピカイア。

先の生き物たちよりも地味目な姿ですが、脊索動物です。

つまり、背骨を持つ我々人類に継る、最古のご先祖様なのです!

……と言われて、少し古い古生物の本では結構な扱いだったのですが、その後、もっと古い時代の地層から、魚類の化石が発見されて最古のご先祖様の座を譲る事に。

それ以降は、扱いが若干地味になっています。

古生物界も意外と人気商売です。

ちなみに、ピカイアからセンター最古のご先祖様の座を奪った魚類も展示されています。

しっかりと、「最古」をアピールしていますね。


そして魚類繋がりで、2つ目のお気に入り、シーラカンス(類)のリビス化石。


これはぐっと時代が新しくなって1億5千万年前。

それでも大概の古さですが。

この化石はとにかく保存状態が良く、綺麗です。



「世界で最も大きく、美しい標本です」という展示解説は伊達では無いですね。

シーラカンス類は背骨を持たず、チューブ状の脊柱を持ち、それは化石に残らないのですが、その「背骨がない」特徴をしっかりと観察できます。

余談ですが、発見地のソルンホーフェンの石灰岩は、リトグラフ用の石版としても使われていました。

むしろもともとその目的で採掘されていて、その採掘中に化石が発見されたりしていたようです。


ミュシャの展示会を見に行った時に、この事(リトグラフ用石版の産地がソルンホーフェン)を知って、色々つながりがあるなぁと面白く思った事を覚えています。

最後の3つ目のお気に入り、サイズがどーんと大きくなって、イクチオサウルスの化石です。

大きな化石はやはり迫力があります。



約9000万年前に絶滅したと言われている、魚竜の仲間。

この化石もシーラカンスと同じく、綺麗です。

この化石の特徴は、食べていた物の痕跡が残っている事。

化石の肋骨の間をライトで照らすと、黒く光るものがあります。


これは、イカの体の一部が化石になった物だそう。

とても細かいですが、館内のスタッフさんに聞くと場所を教えてもらえます。


以上、古生物系の展示でした。


古生物系以外で一つご紹介。

隕石です。

これはマーチソン隕石。






​​水や有機物を含む、珍しい隕石です。

水はおおさじ一杯分ほど含まれているとの事。

採水地:「宇宙」の水です。​ろまん。


ちなみに2018年、小惑星「リュウグウ」に小惑星探査機「はやぶさ2」が到達しました。


「リュウグウ」は「水や有機物が含まれていると考えられている」タイプの小惑星ですが、そのタイプの小惑星と、このマーチソン隕石の関連が考えられているそうです。

「はやぶさ2」が地球に帰還した時には、この隕石も話題になるかも。

今ならゆっくり観られます(笑)


今回紹介した以外にも、興味深い展示が沢山あり、大満足でした。

だいぶ長くなってきたので、続きは​後編​でー​​​​​​​​​​​​​

読んでいただいてありがとうございました。
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Last updated  2019年03月25日 08時24分35秒
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