任天堂DS「しゃべる!DSお料理ナビ」
昨日、夫が作ってくれた晩御飯についてのご報告。そもそもは「DSお料理ナビ」ソフトのテレビコマーシャル。だんな様が肉じゃがを作っている様子を、奥様とお子ちゃまがニコニコして見守り「おいしい!!」っていうアレです。日ごろ、私の料理をあまり誉めてくれない夫。それどころか結婚してすぐは「いただきます」「ごちそうさま」も言わないぶしつけモノだったのです。配偶者のしつけのことをとやかく言うのはご両親への悪口になるから控えるべきだとは思うけどこれは絶対ぶしつけだと思う!私がしつこく文句を言って、最近やっと「いただきます」を言うようになったものの「おいしい」とか「ごちそうさま」はいまだに言わない。それについて時々ブチブチ文句を言われるのがうっとうしかったらしく、このソフトを買って料理を作って、私以上においしいものを作って鼻をあかし「本当においしかったら自然と『おいしい』というコトバが出るはず」と言いたかったらしい。フン!!ま、動機はどうあれ、仕事から帰ってきてご飯が用意されているってありがたいじゃないですか。夫が選んだ献立は餃子、ホイコーロー、中華スープ。中華スープの具は貝柱ともやしとわかめ。餃子はさすがに皮からはつくらないけど、かなり本格的。テレビコマーシャルのように「OK」と言いながら作っていましたよ。でも、自分が思うほど上手に出来なかったようなんです。「餃子を蒸し焼きにします。餃子が三分の一つかるくらいのお水を入れてください」といわれてその通りにしたら、プヨプヨになってしまったの。(水加減、多すぎるような気がしませんか?)2度に分けて焼いたので2度目は水を減らし、少しはパリっと仕上がりました。「僕がプヨプヨの分食べるから、成功したほう食べて」ですって。お味はどうだったか?それがすごくおいしかったんですよ。「いただきます」って食べ始めてから、何度も「おいしいなぁ」「嬉しいなぁ」を連呼してしまいました。おべんちゃらに聞こえたら逆にへそを曲げそうなので一口ごとに言いたいところを、三口に一回ぐらいにして。夫は無口になって食べていたのですが、最後に小さな声でぼそっと「あんまりおいしくない…。いつものご飯のほうがおいしい」だって。『がっはっはっはっは!!やっとわかったか、この無礼者めが』とは言わず「そんなことないよ。本当においしいよ。きっと、自分でつくるより、誰かが自分のために作ってくれるのがおいしく感じるんだよ」と言いました。これ、本音です。さて、今日の晩御飯、私が作りました。昨日の材料が残っていたので、豚キムチ、玉子とキャベツ炒め、白菜スープ(パルメザンチーズ入り)、トマトサラダ。夫、珍しく「いただきます」と大きな声でご挨拶。何口か食べたところで「やっぱり、お前が作ったほうがおいしいなぁ」最後にちゃんと「ご馳走様でした」だって!自分で料理して初めてありがたみがわかったってこと?(私が風邪を引いたときはいつも夫が仕度をしてくれていたけど、鍋料理ばっかりだったから料理とは言えなかった)それだけでもDSソフト買った甲斐があったというもの。しかし、この話にはオチがあります。昨日の食材の代金を請求されて驚きました。6,000円近くかかっているんです。一食分になぜ?!目が点になりました。材料表どおりに一から買ったんですって。中華スープの素「味覇」や干し貝柱なんか、私はコンソメや貝柱缶詰で代用してるってば。今度からも仕事で遅くなるときにはお願いねとアイソしつつ、食費がかさむなぁと心配になったのでした。