ちび@仙台です
6日から仙台にお仕事できています。
仙台市内は、多少ブロックが落ちているビルなどがあるくらいで、市民生活は
ほぼ正常な状態へ戻っているようです。
ただし、ビジネスホテルがほぼ満室で予約を取るのが大変でした。
たぶん、復興関係者がたくさん泊まっているからでしょう。
高速近くのホテルの朝ご飯会場には作業着を着た人達があふれかえっています。
ちびは、いつもの定宿が取れなかったので、駅前のホテルモントレーに宿泊中。
GW中の家族連れの中には、ヨドバシカメラで壊れた家電品を買い求めるために
いらしている方も多いようです。
ちなみに、ヤマダ電機は大半の建物が崩壊していました
けが人も出たでしょうが、地元の人曰く、そんな小さな事故はテレビにも新聞にも
でてないよ。...だそうです
ほとんどフレームだけになっていたヤマダ電機、安い建物にいるときに地震に遭いたく
ないです
ちびは、6日から毎日多賀城市に通っています。
多賀城市は、ちびが震災直前にいた町です。
自分が走ってきた道が完全に津波に襲われたというのを後で聞いて青ざめました。
確かに直前までご飯を食べていた中華のお店は跡形もなく壊れていました。
仙台市内はまったく普通な感じなのに比べて、多賀城にはいると景色は一変します。
さすがに幹線道路はきれいになっていますが、その周りには瓦礫と車が片付けられない
まま
山と積まれています。
少し時間が取れたので、同僚と海の方にある三井アウトレットショッピングモールを
訪ねてみました。
海に面した工場街は、そこに建物が建っていたのか?と思うくらいに破壊され
道路から海が見渡せます。
工場地帯でたくさんの建物があった...ハズ?
You Tubeにアップロードしました→多賀城の工場地帯5/9撮影
道路脇には、未だ片付けきれない車と瓦礫が折り重なって放置されていました。
本当に爆撃に遭ったような、無機質な生体反応のない変わり果てた姿へと変貌
していました。
23年分のゴミの量だそうです。
仕事先の病院は、一階が津波の襲撃にあい、ヘドロともに瓦礫が入ってきてカルテも
何もかも流されたようでした。
職員全員の車が流され、帰宅難民になったと聞きました。
仕事をしていて一番困るのが、食事
昼食を取りたくても、目の前に細々とやっているお弁当屋さんがあるだけ。
ここも厨房器具を全て流されたそうですが、病院の職員や周りの人のために必死で
片付けて店を再開したようです。
しかも、特需で売上げ10倍...どっかのお惣菜店みたい(笑)
もう一つ困るのは、暖かい飲み物がない
こと。
ボイラーが壊れて暖房や給湯が使えない状態なので作業していてとっても寒い!
しかも町中の自販機が流され、コンビニも中身が流されて営業再開できていないので
暖かい飲み物が手に入りません。
これがちびにはかなり堪えます。
知らずのうちにコンビニや自販機に頼っていた自分..
ポット持ってくれば良かったと反省... 避
難所のことを思えば、そんなことは些細なこと!
贅沢言わずに働きます。
仙台は八重桜が
満開です。
ちび頑張って働いて帰ります。