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2014.05.28
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カテゴリ:映画/パニック
【アンストッパブル】
20130122

「6チャンネルに合わせろ」
「どうした?」
「住民を避難させてる」
「脱線させるつもりか?」
「DREを使う」
「脱線器か」


本作は、2001年5月にオハイオ州で発生した貨物列車暴走事故をもとに制作された映画である。
いわゆる“クレイジーエイツ事故”と呼ばれる実際に起きた事故を、トニー・スコット監督により、スリリングなパニック映画として完成されたものだ。
トニー・スコット監督と言えば、「トップガン」や「マイ・ボディガード」「サブウェイ123激突」などの作品を手掛けた売れっ子監督である。
監督お気に入りの役者であるデンゼル・ワシントンとタッグを組んでの作品が、不出来であろうはずがない。
この二人のコラボによる作品は、どれも息がピッタリと合っており、安心して鑑賞できる作品が多い。

ペンシルバニア州ウィルキンスのフラー操作場で事故は起こった。
貨物列車の777号を操作していた運転士が、座席から離れたわずかな隙に、777号が無人で加速を始めてしまったのだ。
連絡はすぐに指令室のコニーのもとに届いた。
情報を収集したところ、なんと777号には極めて危険性の高い毒物と、ディーゼル燃料が大量につまれた39両もの長い列車であることが判明。
一方、勤続28年のベテラン機関士フランクと、新米車掌のウィルが、旧式機関車1206号に乗り込んでおり、777号とすれ違おうとしていた。
正面衝突を避けるために、待避線に入るよう指示されたのだった。

この作品のおもしろさは、途中、777号をどうにか停車させようとあの手この手を試みるシーンだ。
だがどうやっても成功しない。
そこで視聴者は、手に汗を握る思いで事態の成り行きを見守るのが、この作品の醍醐味であろう。
1206号の運転士フランクが、同僚の命懸けの作戦に失敗し、脱線、炎上する場面に思わずがく然とするシーンがある。
ここの場面は、どれだけフランクとその殉職した同僚とが仲が良かったのかがスッポリと抜け落ちている感を抱いてしまう。
この場面をもっと効果的に表現できれば、フランクが同僚の仇を討つようなつもりで、777号の阻止に向かう決意の現われにつながるのではなかろうか。
さらに、ラストが若干の不完全燃焼ぎみを感じる。
これだけの犠牲とエネルギーを注いだわりに、地味な結末だったのが不思議。
そうは言っても全体を通して、ハラハラドキドキの痛快パニックであることに違いはない。
まずまずの作品なのだ。

2010年(米)、2011年(日)公開
【監督】トニー・スコット
【出演】デンゼル・ワシントン、クリス・パイン

20130124aisatsu





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最終更新日  2014.05.31 05:25:16
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