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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:映画スタッフ
ダルトン・トランボが赤狩りでパージされて本名では仕事ができない時期、彼は変名で仕事をしており、多くの作品を書いておりました。その中にはアカデミー脚本賞を受賞したものもあるのですから、すごいものです。
そうした変名で行った仕事のひとつに「ローマの休日」があります。しかし、実際に映画のタイトルには脚本家としてはトランボの名前はありません。監督のウィリアム・ワイラーもまた赤狩りへの抵抗に挫折して傷心の中でこの映画を撮ったという経緯があります。 こういうことを知って、この映画を見ると、このロマンチックでチャーミングな映画の内面に赤狩りの傷が見てとれます。「人を信用すること」「噂をまきちらしてはよくない」などのセリフがそれでしょう。まさに「誰もがおどおどして」「眠れない時代」であったことがよく判ります。特に前者の「信用」についてはラストの記者会見のシーンでヘプバーン演じる王女が「人と人が信用しあうこと、友情を持つ」ことの大切さが語る感動的なシーンがある。 赤狩りを知る前は、このセリフは単に感動的なセリフだと思っていたのが製作された背景を知ってみると、その重みが感じられる。 さて、この映画は昨年秋にデジタル・ニューマスター版で公開されたが、タイトルには 「story by Dalton Trumbo」とクレジットされているではないか。製作当時、彼の名前は出せないはず。 これは今回の新版での追加なのか?昔の版を記憶されておられる方のご意見をお聞きしたいので、是非、お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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