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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
何と大胆でかつ示唆に富んだ映画であることか!
実際にある小学校で行なわれた授業、つまりクラスの みんなで豚を育て、それを最後に食べることが出来る のか? 最初は実に活き活きと飼育に励み、幾多の困難を乗り 越えてやがて卒業式が近くなるに従い、生徒たちには 悩みの色が濃くなる。 豚を食べるのか? 食べないとすれば、飼育は誰が? 結論に向かってクラスでの討論は激しくなる。正解の ない問いへの答えを得ることの難しさを改めてこの映画 は教えてくれる。 その結果、彼らの出した結論とは? 映画の見所は、この後半の討論シーンである。 担任の先生は議論を誘導することもなく、意見のある人 は手を挙げてきちんと言うようにという会議のマナーを 指導するのみ。ある結論への誘導もそれに伴うような お説教臭い訓話も一切行なわない。 まさに理想的なファシリテーターであることに徹する。 民主主義の根幹には話し合いがあるが、私たちはこのよ うな創造的な話し合いを忘れているのではないか。 この映画が教えてくれることは極めて多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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