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カテゴリ:作品レビュー(中国、香港、韓国、台湾)
まず、冒頭に日本語による図解解説がある。おそらくこれは
日本版だけのサービスであろうが、平板な解説ではなく、要領 よくしかもこれから始まる物語への期待を高めてくれる。 それがあるからというわけではないが、物語の展開は非常に判り 易い。前半は主要な登場人物の一人一人を見せ場たっぷりに紹介 してくれる。考えてみれば、登場人物の一人一人が映画一本作る ことが出来るくらいのキャラクターとエピソードを持っているの で当たり前である。 それら状況と人物紹介の部分が前半で、さて、これからいよいよ 赤壁の戦いへというところで「PART1」は終了し、次の「PART2」 をお楽しみにとなる。物量だけでなく、構成も実に贅沢。 軍隊の様々な陣形を俯瞰で見せてくれるシーンは見事。 戦闘シーンでたびたび登場するスローモーションはやや飽きるが それでもこの映画、スペクタクル映画としては合格点であろう。 しかし、この映画を見終わって何かが足りない。それは物語が完結 していないからというものではない。 ある「濃さ」や「こく」のようなものが感じられないのだ。それは ジョン・ウーがどうしてもこの映画を撮らねばならないという情念 のようなものだ。 かって「1900年」に圧倒されて、そのようなエネルギーを期待し て「ラスト・エンペラー」を見たときの軽い失望感のようなもの。 それをこの映画でも味わった。 (この映画が2008年最後の鑑賞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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