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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
一人の給仕人を通して描くチェコ現代史を描くという
この作品の試みは成功していると思う。 物語全体はユーモラスに、シャープに展開する。現実 の歴史を背景にしている年代記であるが、リアリズム による物語というより一種の法螺物語という趣向であ る。ユーモアがあるからこそ、チェコが翻弄される歴 史の残酷さが際立つ。そして国家というものがいかに グロテスクなものであるかが実に見事に語られる。 民族が国家を形成することが持つグロテスクさが描か れる。 法螺物語でひとつの時代を描いた映画として「フォレ スト・ガンプ」という作品があったが、あの作品がい かにダメな作品かは、この「英国王給仕人に乾杯!」 という映画の登場によって明白になった。 日本映画がこのような作品を生み出すのはいつになる のであろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月11日 00時13分55秒
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