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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
政治家の権力と上司の圧力を無視して捜査を続ける刑事の
活躍を描くスタイリッシュな映画と言えば、あるイメージ が浮かぶのであるが、この作品はそうした既成概念を見事 に裏切ってくれる。 実に自然なのだ。主人公ブリットの登場から、その言動も、 人ごみや同僚たちの中で突出するわけでもなく、いかにも 作られたヒーロー像というものでもなく実に自然なのであ る。それでいて、スティーブ・マックイーンが身上とする スポーティーなヒーロー像が魅力なのである。 こうした奇跡の如きドラマが成立した要因は、ピーター・ イェーツの切れのいい演出、ラロ・シフリンのドラマ世界 を表現するに相応しい音楽、そして何よりもウィリアム・ フレイカーの魔術的なキャメラワークの相乗効果である。 こうしたチームワークこそが、その後のアクション映画の 定番となるカーチェイスの名場面となって結実するわけだ。 威勢のいいだけのアクションスター、マックイーンが演技 者として新境地を確立した1967年の「砲艦サンパブロ」か ら1968年は「華麗なる賭け」とこの「ブリット」であり、 ここでマックイーンはキャリアとしてピークを迎えたので ある。 「パピヨン」は、その後、そのキャラクターを更に進めた 極北の孤高のヒーローということになろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月05日 00時02分56秒
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