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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
映画が始まって、この映画が松竹配給であることを知る。
考えてみると、日本映画が地方都市に独自の映画館ではなく シネコンで上映されることになって以来、個々の作品に映画 会社の個性が感じられないのである。この映画会社の個性の 喪失は80年代あたりから見受けられ出し、シネコン登場以降 は、ほぼ完全にその状況が定着した。 松竹映画といえば、「家族」が重要なテーマ。この作品は伝 統的な松竹映画のイデオロギーを更に深く考察し、あるいは 別の角度から皮肉な見方をした内容と言えよう。 「母親とは何か?」、「家族とは何か?」というテーマの考 察である。 物語の舞台が小豆島になって、この部分がこの母子の最も幸 福な一時期であったことが描かれる。ここでは「二十四の瞳」 が思い出され、そして育ての母との旅の描き方、その追想は まるで「砂の器」である。 こうして松竹映画を代表する2作品を隠し味にして、オマー ジュを捧げつつこの映画は展開していくが、この映画の題名 は「母なる証明」(同名の韓国映画の傑作があるが)が最適 ではないかと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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