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2009年12月13日
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カテゴリ:PCハードウェア
さて、これまた久しぶりの更新。

Core i7でWindows 7を入れたのに全然レポートも書かないのはマズかろう・・・と思うも、そんなものはすでに巷に溢れているわけで、別に需要もない感じはするわけですが。まあ、需要無視がこのブログのモットーですから、気にせずに行ってみたいと思います。

で、ベンチマークを取るわけですが、ここは敢えてMicrosoftの代表的なOfficeアプリケーションであるところのExcelを持ってきました。えー、経営者のおじさんも経理のおねーさんも部長さんもSEさんも研究者さんも皆さん大好きな(?)エクセルですよ、えくせる。みんな使うでしょ?

Core i7で動画のエンコードが速くなるとか、64bitで仮想マシンがバリバリ快適に動くとか、3Dのゲームがド迫力とか、果ては3Dグラフィックスで描かれた女の子が萌え萌えとか、そんなこと言われてもピンと来る人はごく少数、場合によっては思いっきり退かれてしまうワケですよ。ベンチマークソフトの結果ばかり気にしている人とか『何のためにやっているんですか?』と思われてしまうと思います。まあ、彼らはベンチマークのためにやっているわけですけどね。

というわけで、今回は子供からお年寄りまでWindowsユーザーならほとんどの人がお世話になると言われるエクセルのご登場なのです。(って、前置き長げーよ)

さて、世の中にはExcelのベンチマークをフリーソフトで公開されている立派な人もいらっしゃるわけですが、今回使用したのは次のような私のお手製シートです。
・10列×1万行の実数データ(乱数生成後に値貼り付けしたもので値は固定)
・各行ごとに合計、平均、標準偏差、標準誤差の計算式(それぞれ1列)
・ワークブックの自動再計算無効
・ワークシート上のボタンをクリックするとマクロで指定回数ループ(2000回)で再計算をする。処理中は、Application.ScreenUpdating=falseで表示を抑止。

で、これを手元にあったいくつかの環境で実行してみました。基本的にはCPUとメモリの性能以外はほとんど影響しないと思われます。ちなみに、Excel 2007では、計算式の部分が画面上の表示領域に入っていると表示を止めていてもベンチマークに影響が出てくるので、とりあえず表示領域にそのへんの列が入らないようにスクロールして計測しました(Excel2003では関係ないようです)。

では、測定結果です。

とりあえず全集計表
Excel Scores

まず、数値の説明を。SCOREは1秒あたりの処理数です。RATEはCPUクロック(GHz)あたりの性能になります。そして、R/Cがコア数あたりのRATEです(Excel 2003の結果については、コア数1として計算しています)。

下は処理時間、SCORE、RATEのグラフです。単純に処理速度の比較になります。RATEはここではあまり意味はないかもしれません。なお、Athlon 64 X2とPentium 4はExcel 2003の結果しか取得していないので参考値と考えてください。

Excel Speeds

さすがに、最新のCore i7環境は高速ですね。誤差等もあると思いますが、Core 2 Quadに対して、1.5倍ほどのスコアになりました。ただ、実際の使用上はそれほどの差はないかもしれません。Q6600-OCとQ8400sはクロックではQ6600-OCの方が高いわけですが、スコア上は同じくらいで、Penrynファミリーの性能向上が現われているようです。あと、Excel 2007はマルチスレッド処理に対応していますので、コア数による性能差がはっきり出ています。Excelでもクアッドコアは有利なわけですよ。Excel 2003では効果ないですけどね。あと、Core 2 Quad Q6600でのWin7-64bitとXP-32bitの結果を見るとOSの違いはなさそうなので無視しましょう。64bit OSでも、32bitモードで動くアプリではCore 2でもあまり不利はないみたいですね。

R/Cでは、コアそのものの性能やマルチコア時のCPU利用効率を見ることができるはずです。
Core i7 860、C2Q Q6600-OCのCPU0、CPU0+1、CPU0+2というのは、タスクマネージャでCPUの割り当てを変更したときの結果です。Core i7のCPU0+1、CPU0+2の結果から、CPU0とCPU1は同じコアに割り当てられているようです。CPU0のみとCPU0+1のスコアが全く同じですので、Core i7のHyper Threadingは今回のテストでは効果が出ていないようです(ならCore i5で十分ですね)。割り当てコア数が1コア、2コア、および4コア時のR/Cを見ると、Core i7はCore 2よりマルチスレッド時のCPUの利用効率が高くなっていることが推測できます。
逆に1コア時のR/Cで比較してみると、今回のテストにおいて、Core 2とCore i7のコア自体の性能は大差ないといえそうです。マルチスレッド時のコアの利用効率と、Turbo Boostがi7の利点ということになるでしょうか。

AtomのR/CはCore 2 Quadの4コア時と同じくらい、Core i7やCore 2のシングルスレッド時の3分の2くらいですね。1コアでクロックが低いため、当然実際の処理能力はかなり落ちることになります。実際の処理速度では、Core i7との比較では10倍ほども差をつけられてしまったわけで。もっとも、実際にExcelを使う上では、それほど差はないかもしれません。まあ、結構データ量が多いワークブックで、自動再計算が有効だと入力のたびにちょっと待たされるとか、そういうのはあるかもしれませんが。

結論としては、Excelでも最新のCore i7は十分にそのパワーの差を見せつけることができました。『メールとインターネットそれにワードとエクセルくらいしか使わないから、今のPentium 4のパソコンで十分だよね』とか、『ネットトップでもいいよね』とか思っている人がいるかもしれませんが、実はそうでもないかもしれないのですよ。
膨大なデータを処理する経理の皆さんや研究者の皆さんの仕事の効率が超アップするかもしれません。パソコン購入のコストなんて、人件費に比べたら屁みたいなモンなワケですから、3年前のPCとか使ってるオフィスでは最新のクアッドコアPCの導入を考えてもいいかもしれませんね。

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Last updated  2009年12月17日 08時56分36秒
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