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2008年02月の記事

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種牡馬展示会が終了！

　12日から始まった北海道の各スタリオンで実施された種牡馬展示会も、29日の日高スタリオンステーションが最後。自分のブログでも、携帯の画像で映りは悪いのですが、数枚の写真を取り上げていますので気が向きましたらぜひ…。また、馬市ドットコムさんでもこの模様がわかりますので、こちらをご覧下さい！　今年の南関東クラシックは、北海道２歳優駿の上位３頭がそれぞれ移籍し、京浜盃から始動する予定。そこに、雲取賞を制したロイヤルマコトクンがどれだけ戦えるかが注目されます。（ディラクエの父、フサイチコンコルド。かなり映りが悪い…）（ホウザンの父、タイキシャトル）（ディアヤマトの父、テイエムサンデー）（ロイヤルマコトクンの父、アジュディケーティング）　種牡馬展示の時は、この馬たちを見ながら産駒の馬体の特徴を思い出していく、という見方をしていくようになっていきました。多くの産駒を見るには、やはりサマーセールやオータムセールが一番。もちろん、セレクトセールやセレクションセールもそうなんですが、これらではマイナー種牡馬が上場されることは本当に稀です。だから、１週間に1000頭以上が上場されるサマーやオータムが、馬を見る上では最も勉強になります。　もちろん、ホッカイドウ競馬でデビューする馬たちも、年間で約600頭がデビューする訳で、おおっ！種牡馬になっていたのか！？といった馬を父の欄で目にすることがあったりして、それを解説で語り出してしまうことも少々…。アッミラーレなんかは、現役時に好きだった馬ですが、故障などに泣かされて大成しきれないまま引退しましたが、小倉の500万下で後続をぶっち切ったレースは、目の前で見ていて感動したことを思い出します。セッカチセージは、本当に父ソックリな馬体や気配だし…。　父や母の活躍を思い出しながら見るのが、最も競馬を面白いと感じる時だと思います。昔話をする時が一番楽しい…。もうオッサンなんですね…　種牡馬展示で日高に入っている時に、この馬にも会って来ましたよー。　日経賞を目指すコスモバルクです。「一時期は540キロ台まで増えましたが、今は大分スッキリしてきました。７歳になりましたが、元気いっぱいですよー」と、ビッグレッドファーム・蛯名聡マネジャー。同期のダービー馬・キングカメハメハは、初年度産駒が今年デビューを迎えますが、そんな中、今まで大きなケガもなく、無事是名馬として活躍を収め、昨年もＮＡＲ最優秀ターフ馬に輝いたバルク。08年も元気な姿で競馬場に登場してくれることを期待したいと思います。　さて、３月になり、日替わりブログも様変わり。兵庫の実況アナウンサー・竹之上次男さんが登場しますよー！そういえば、第１回の時はこんな質問に答えさせられていたなぁ…。

2008年02月29日
今週も…

南関東は川崎競馬開催中です（開催は明日、金曜日２９日まで）。あー、もう３月か…と思ったら今年はうるう年でしたね。ちょっと先を急ぎ過ぎました。２月の関東地方は例年以上に寒かったような気がしますが、３月は暖かい日が多いといいなぁ…。（そうなると、花粉症の大川ミツオアナウンサーにとっては厳しい春になるようです）でも春になるまでは「三寒四温」…まだまだ寒い日も何度かやってくることでしょう。季節の変わり目ですので、ブログをご覧の皆さまにおかれましては、体調に注意していただきたいと思います。我々アナウンサーも体調に気をつけなきゃいけない時期です。数年前のダイオライト記念の日に薄着で競馬場に遊びに行ったら一発で風邪をひいたこともあったなぁ…。さてさて、今週の川崎開催、メインイベントはエンプレス杯。大井所属として南関東最後の騎乗を迎える内田博幸騎手に大いに注目が集まりました。水曜日にラスト騎乗として３レース騎乗の予定が、残念ながら出走取消で２レースになりました。メインレースはラピッドオレンジに乗って、人気にもおされたんですが…残念ながら６着敗退。勝ったのは７歳馬サヨウナラでした。内田騎手南関東ラストランのレースで、勝った馬の名前が「サヨウナラ」…話が出来すぎのような気もしますが、小田切オーナーの命名センスにはいつも驚かされます。最終レース終了後には、先週の大井に続いて川崎でもさよならセレモニーが行われました。↑大井競馬場のあちこちで「内田騎手、お疲れ様」と（2/22）。↑川崎でもたくさんのファンが内田騎手に声援を送っていました。　一言一言かみ締めながらファンに挨拶する姿がとても印象に残りました。明日も川崎競馬場では、セレモニーが行われます。菅原勲騎手の期間限定騎乗が明日で終了となり、９Ｒ終了後にウィナーズサークルで「お疲れさま菅原勲騎手！」ということで菅原勲騎手を送る会が行われます。ちなみに、明日の８クラを残していますが、１／２８～今日までの５週間で菅原勲騎手は１５勝を挙げています。＜期間限定騎乗騎手の成績＞内田利雄　06/01/01～06/03/03浦和：１６勝安藤光彰　06/01/10～06/03/10大井：　７勝岡崎　準　06/04/09～06/06/02大井：　４勝安藤光彰　06/05/01～06/06/30船橋：　４勝内田利雄　06/11/20～07/01/19浦和：１１勝浜口楠彦　07/04/23～07/06/22浦和：　５勝山口竜一　07/11/26～08/01/25船橋：１４勝牧野孝光　08/01/14～08/03/14大井：　１勝菅原　勲　08/01/28～08/02/29川崎：１５勝菅原騎手は他のジョッキーよりも期間が短い中でこの勝ち星。「さすが菅原!!」と思わせる騎乗も多かったように思います。来年度の期間限定騎乗騎手も発表になって、菅原騎手は来年も川崎に来てくれることになりました。今年の南関東での騎乗はひとまず明日で最後になります。明日金曜日も川崎競馬場で菅原騎手にたくさんの声援を送っていただきたいと思います。

2008年02月28日
今年の重賞予定は

　みなさんこんにちは、小枝佳代です。日本列島　荒れに荒れた週末でしたね。　北海道もあちこちで被害がありましたが、富山のニュースを見て、心が痛い思いでした。　あっと言う間にが吹き飛ばされてしまったのですから・・・　みなさんの周りはいかがでしたか？　さて、ＪＲＡも「春のＧ１」が始まりました。　ホッカイドウ競馬の季節ももう少しです。　先日今季の開催日程が発表され、古谷さんがお知らせしてくれました。　昨年より少ない８２日間ですが、秋には2年振りに門別開催も予定されています。　重賞競走は、次の通りの２３レースです。　北斗盃　Ｈ２　（3歳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　４月３０日　　札幌１，０００ｍ　赤レンガ記念　Ｈ２　（3歳上）　　　　　　　　　　　　　５月7日　　札幌１，７００ｍ　エトワール賞　Ｈ３　（3歳上）　　　　　　　　　　　　　５月22日　　札幌１，０００ｍ　北海優駿（ダービー）　Ｈ１　（3歳）　　　　　　　　　　６月3日　　旭川１，６００ｍ　ステイヤーズカップ　Ｈ１　（3歳上）　　　　　　　　　　６月4日　　旭川２，３００ｍ　北海道スプリントカップ　Ｊｐｎ３　（３歳上）　　　　　６月１９日　　旭川１，０００ｍ　フロイラインカップ　Ｈ３　（３歳牝）　　　　　　　　　　６月２６日　　旭川１，５００ｍ　栄冠賞　Ｈ２　（２歳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　７月８日　　旭川１，０００ｍ　華月賞　Ｈ３　（３歳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　７月１０日　　旭川１，６００ｍ　星雲賞　Ｈ２　（３歳上）　　　　　　　　　　　　　　　　７月１７日　　旭川１，６００ｍ　リリーカップ　Ｈ３　（２歳牝）　　　　　　　　　　　　　　８月６日　　旭川１，０００ｍ　イノセントカップ　Ｈ３　（２歳）　　　　　　　　　　　　　８月７日　　旭川１，５００ｍ　王冠賞　Ｈ２　（３歳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　８月１３日　　旭川２，１００ｍ　ブリーダーズゴールドカップ　Ｊｐｎ２　（３歳上）　　　８月１４日　　旭川２，３００m　ブリーダーズゴールドジュニアカップ　Ｈ１　（２歳）　９月４日　　旭川１，６００m　ノースクイーンカップ　Ｈ３　（３歳上牝）　　　　　　　９月１０日　　旭川１，６００ｍ　フローラルカップ　Ｈ３　（２歳牝）　　　　　　　　　　９月１８日　　旭川１，５００ｍ　サンライズカップ　Ｈ３　（２歳）　　　　　　　　　　　　１０月１日　　旭川１，６００ｍ　道営スプリント　Ｈ２　（３歳上）　　　　　　　　　　　　１０月７日　　旭川１，０００ｍ　瑞穂賞　Ｈ２　（３歳上）　　　　　　　　　　　　　　　　１０月９日　　旭川２，１００ｍ　エーデルワイス賞　Ｊｐｎ３　（２歳牝）　　　　　　　　１０月１６日　　旭川１，６００ｍ　北海道２歳優駿　Ｊｐｎ３　（２歳）　　　　　　　　　　１０月３０日　　門別１，８００ｍ　道営記念　Ｈ１　（３歳上）　　　　　　　　　　　　　　１１月２０日　　門別２，０００ｍ　以上、今年はどんなヒーロー・ヒロインが誕生するか、楽しみです　その他、ディープインパクトプレミアム・アグネスタキオンプレミアム競走もあります。　２歳馬戦のＪＲＡ認定競走は１９１レース、また１着賞金１００万円の２歳特別競走も４レース予定されています。　私事ですが、先週の金曜日から昨日まで現場が続き、チョットくたびれモード　　特に昨日は、札幌でのシンポジウムの仕事で　朝４時に起き、イベント会社の方ので出発。夕方仕事を終え、帯広へ到着したのが夜１１時半。　と言っても荷物も一緒の業務用ワゴンのため、片道４時間半、お尻と背中が固まってしまいました　　　今日は久々の事務所出勤。　　パソコンに向かっています。　太田アナは、デジカメ修理に悪戦苦闘　どうやら娘っちに壊された模様　今夜はゆっくりでも・・・と言いたいところですが、我家のお風呂でガマンガマン。　マッサージ機に身体をゆだね、缶で癒されたいと思っています。　それでは、また　

2008年02月27日
ようやくシーズン本番

　先週ご紹介した、福島競馬場の誘導馬たち。先週のフェブラリーＳでＧ１レースの晴れ舞台を踏みました。…というか、踏んだようです。　私は遠く離れたグリーンチャンネルのスタジオにおりましたので、残念ながら直接その姿を見ることが出来なかったんですが、映像の中に、各馬の入場を見守る芦毛の２頭の姿を見つけました。　どの馬が登場していたかはわかりませんけど、先週会ったとき、まだ慣れずにそわそわしてフサイチアシュラは、誘導馬になってから思いもかけず体験することになったＧ１デーをどんな風に感じていたんでしょうねぇ。　それはともかく。　先日、このような物件を頂戴してしまいました。　来週、３月２日～６日にオーストラリア・メルボルンで行われる、イングリス社主催のイヤリングセールのカタログです。　香港の新旧スプリントチャンピオンである、セイクリッドキングダムにサイレントウィットネスも、このセールの出身とのこと。となれば、どんな馬が上場されるか、楽しみじゃありませんか！？　パラパラとページをめくっていると、やっぱりいました。なじみの馬が…　キンシャサノキセキの弟。父はフレンチデピュティです。　ほ～もう一つ上のポピュラーゲイン（オーストラリアでの名前はレイジングファイヤー）という馬は、マカオで活躍していたんですね、知らなかった。　内国産の馬たちなら、血統もある程度記憶の奥の方に引っかかっているものですが、さすがに外国の血統までは…こうして改めてブラックタイプを見ると、そんな面白い発見もあります。　こちらは、安田記念にもやってきた（３着）香港のジョイフルウィナーの弟です。父は、名馬にして名種牡馬のデーンウィン（Ｄａｎｅｗｉｎ）。　それにしても、デインヒル系の種牡馬の、多いこと多いこと…。新種牡馬としてエルヴストローム（ドバイデューティフリー勝ち馬）もいたりしますから。エルヴストロームの子供は、８００頭あまりのカタログの中に何と５０頭が掲載されていました。チャンピオンサイヤー・リダウツチョイスの子供も次々スタッドインしているようです。　馬インフルエンザの影響で、生産やセールの日程にも大きな影響が出ていて、私が昨年１月に見に行ったマジックミリオンズのセールは３月末の開催にズレこむなどしているようですが、そうなればこれからがセール本番。この春（向こうは秋ですが）には、オーストラリアから高額取引のニュースが次々と聞かれるかも知れません。

2008年02月26日
ジェネさん引退

ジェネさんが…ウインジェネラーレが競走馬登録を抹消されました。この馬との出会いはとても衝撃的でした。私は以前、調教厩務員として働いていた高橋義博厩舎から国枝厩舎に調教助手として移籍してきました。その初日の一頭目に騎乗した馬がジェネさんだったのです。新しい環境にも慣れず、緊張していましたね～普通の馬なら騎乗者の緊張を見抜くとその騎乗者を試すかのように暴れてみたり、言うことを聞かなかったりするものなのですが、ジェネさんは違いました。まだジェネさん自身も未勝利馬でしたが、逆に緊張している私を気遣ってくれているかのようにおとなしく、冷静に調教メニューをこなしてくれました。国枝厩舎の馬って素直で利口だな～って感心したものですよ（今考えればウインジェネラーレなんだから当然だと思いますけどね）そして何度かジェネさんと調教パートナーを組ませてもらい、国枝厩舎の助手となって初めて競馬場に仕事に行った日。それは私が国枝厩舎のスタッフとなっての初勝利の日。その勝利がなんとジェネさんだったのです！！未勝利戦でしたが、いまでもあの感激というか感動というのは忘れられません。その後、ダート１８００mの５００万下を連勝し伏竜ステークス５着の後ダービーを目指し青葉賞に挑戦します。残念ながらダービー出走は叶いませんでしたが、秋の復帰２戦目となった晩秋ステークス、続く準オープンの冬至ステークスを再び連勝。一気にオープンまで上り詰めました。そしてアメリカジョッキークラブカップを僅差（確かハナ差）の２着。日経賞で後のチャンピオンホース、ゼンノロブロイを完封しとうとう重賞に手が届きました。ここまでは、本当に順風満帆な競走馬生活を送っていたウインジェネラーレ。このころになると風格も備わり、チャンピオンホースへの階段を順調に駆け上がっていくものだと私たちも思っていました。周囲の馬をにらみ倒し、常歩だろうが速歩だろうが競馬のスピードだろうが並んだら絶対に抜かせない。並んできた馬に噛り付いてでも前に出る。そんな自信満々だったウインジェネラーレ…春の天皇賞、旭川のブリーダーズゴールドカップを連戦の疲れからか連敗。秋初戦のオールカマーで久々にらしさを見せますが…この後ジェネさんに予期せぬアクシデントが襲い掛かります。馬房内で右目のまぶたを大きく切ってしまいました。その事故の現場を見たものはいません。何がどうやってそんな事になってしまったのか…憶測ですが考えられるのは、その時期（秋）美浦トレセンは非常に蚊が多くなります。暑さでうっすらと汗をかいている馬たちには非情なほどに群れになって襲い掛かるのです。かゆさに耐え切れなくなった馬たちは、床や壁に体や顔をこすりつけます。前脚で顔や首を掻いたりします。見ていてかわいそうになるくらいのた打ち回る子もいるんですね。そんな拍子に…しかし怪我してしまった以上、今度は治療しなくてはなりません。切れてしまったまぶたを縫い合わせ、治りかけてかゆくなってしまった目の周囲を掻いてしまわぬよう、２４時間何日も何日も張り馬（引き綱で馬を保定し立ちっぱなしで顔を動かせなくすること）…当初視力にはまったく衰えはなく、単にまぶたの怪我だけだったのですが、日が経つにつれ徐々に目の中に白い濁りが出てきてしまいます。ブドウ膜炎。そのように診断されました。どんどん悪化しとうとう右目の視力を完全に失ってしまったジェネさん。もう抹消だろうと…

2008年02月25日
いよいよフェブラリーＳです！続きがあります。レース後について

　こんにちは！高橋華代子です。いよいよ今日はフェブラリーＳ。南関東からフジノウェーブ、ビッググラス、アンパサンドの３頭が出陣。こういうビッグレースに南関東から３頭も出走してくれるのは、本当に誇らしいしめちゃ嬉しいです！フジノウェーブとビッググラスについてはこちらでご紹介しましたので、ここでは、アンパサンドについてお伝えしますね。　　　21日（木）、川崎競馬場で本追い切りが行われました。たくさんの報道陣が集まる中、アンパ登場！フェブラリーＳの調教ゼッケンを着けてかっこいいぞ～！！↓　　　　体のハリも毛づかも抜群ですよねぇ～！今回競馬雑誌のギャロップには、南関東３頭の立ち姿が載ってました。嬉しくって、即買いしました私（苦笑）。で、池田調教師とその立ち姿の話しになったんですが、「ほれぼれしちゃったよ（苦笑）マイル適性がある体つきになっているしね。この中間はマイルのスピードに対応できるような調教も積んできた」と池田調教師もご満悦。　本追い切りの動きもとても良かったですよ！１０００メートルから行き出して、騎乗していた佐藤博紀騎手のステッキが最後は気合づけに入れられてゴールイン。「ちょっと手前の替えは前回よりスムーズじゃなかったけれど、いい意味で平行線だと思います。行き出してからは、やっぱり速いですねぇ～」と博紀騎手。　　　　今回、アンパがマイル戦に挑戦してくるのは、非常に興味深いです。陣営サイドの考えとしては、古馬の一線級と対決する時に２０００メートルという距離は長いのではないかという点。また、ここ最近は最後の闘志の部分で、気持ち自体はあるけれど、反応していってないのではないかという部分（長距離が続いたので、頭がいい馬だけに、じわっとしか反応していかない）で、速い流れを経験させることで思い出させてあげたいという点もあるそうです。　池田調教師は「前走（川崎記念４着）は勝ちに行く競馬だったんで満足はしている。前は歩様のことを気にしながらだったけど、今はどこも痛いところがなくなったからいいよね。体調は満点の点数がつけられるし、マイルは合うと思うから頑張りたい」。　　　　ちょっと余談になりますが、これはアンパサンドの名前入りゼッケンと池田厩舎の鞍に書かれてあるマーク。イルカの絵は、池田調教師が厩務員時代に手掛けていた東京大賞典馬ドルフィンボーイから取ったものです。池田調教師にとって一生忘れることのない、そしてたくさんのことを教えてくれたドルフィンを、今もこのように刻み込んでいます。　　　　　　　　　　　　　　　さて、さて！今回アンパサンドとコンビを組むのは、もちろＴＣＫの戸崎圭太騎手。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここ最近はＪＲＡの大きいレースに騎乗している印象があったんですが、ＪＲＡのＧ１レースは初騎乗だそうです。地方馬で一番ポイントになるのは、やはり最初の芝の部分。「蹄の形はダート」（遠野厩務員）ということなんですが…。「芝も合うような跳びなので気にしないと思いますよ。道中のペースにどう対応していけるか。ダービー馬として恥じない競馬をしたい」と戸崎騎手。　大ベテランの遠野厩務員にとっても、愛馬をＪＲＡのＧ１レースに送り出すのは初めてのこと。「夢だよね。選ばれないと出られないレースだから。でも、どのレースも一緒だけど、無事に帰って来て欲しいってそれが一番」（遠野厩務員）　順調そうで何よりです。相手はかなり強くなりますが、今回の戦い方によっては路線変更も十分に考えられるでしょう。持ち前のスピードと根性で、この大舞台にどう挑むか非常に楽しみです！たくさんのことを吸収して今後に生かせるように帰ってきて欲しいです。　私たちのダービー馬アンパ、頼んだよ～！　ということで、フェブラリーＳが終わりました。アンパは南関東勢では最先着の10着でした。「坂もちゃんと伸びてきました」と戸崎騎手は言っていましたが、池田調教師も「何が何でも中団より前で競馬をさせたかったし、言った通りに乗ってくれて大満足。このスピードについていったことで元々の競馬を思い出してくれると思う」と今後に向けても大きなモノを得た感じ。これからはマイル路線に変更することも決定し、新生アンパ誕生のきっかけをつかむ一戦になったかもしれません。　　　　　　　　　　　　アンパ、カッコ良かったよ！お疲れ様！　大井勢については、夜までにＴＣＫブログで紹介しますね。

2008年02月24日
よろしくお願いします

ミツオーです。すんごい背中痛い。何がどうなってんの？さて、わたしが競馬のレース実況をはじめたのは、もう１２年ほど前になります。まだ１２年なのかもう１２年なのか、よくわかりませんが。この楽天競馬でブログ（というかほとんどコラムですが）を書きはじめたときに、「イヴニングスキーのデビューとおなじころからこの仕事をしている」と書き、その新馬戦を自分がしゃべった馬が現役でいてくれる、という意味のことを書きましたが、どうやらもうイヴニングスキーは引退してしまいましたので、そういう馬は存在しなくなりました（ブログ開始が５月２６日で、イヴニングスキー引退が６月６日だった。１０日後だ・笑）。わたしはこの仕事を北関東ではじめました。北関東の地方競馬は、うつのみや競馬・足利競馬・高崎競馬の３場でしたが、２００５年３月のうつのみや競馬廃止をもってすべて閉鎖となりました。北関東で仕事をしていたわたくしも、当然、実況アナウンサとしての仕事場をなくしたわけですが、ありがたいことに南関東・金沢で仕事をつづける機会をあたえていただき、今にいたっているわけです。まあ、騎手の方々や馬とは少しちがいますが、移籍したような感じですな。個人的には、いまでも「北関東グループ」の一員だと勝手に思っております。だから、というのかどうなのか、どうも北関東グループ（そんなグループはホントはない）のひとや馬をひいきにしてしまうところが大きく、山竜やピンク（失礼）が活躍したりフォースキックが今年も現役だったりするとえらくうれしかったりするのです。そのひいきは地方競馬全体におよんでいて、ＪＲＡの馬と地方の馬がおなじレースで走ることがあれば、間違いなく地方の馬を応援してしまいます。坂田さんは競馬に中央も地方もないとおっしゃってますし、それは正しいと思うのですが、こればっかりは仕方がない。理性ではなく感情の問題。廃止を経験して以降、思い入れが深まった感じがするんですよね。ミもフタもない言い方をすれば、ようするにこれ以上どこかの地方競馬場がつぶれるのを見たくない。がんばってほしい。ただがんばれがんばれと言ったって、これは事業なわけですから儲からんもんはヤメなしゃあないがなお客さん、という世界でして、なんとかして売り上げを増やさなあきませんな、ということになる。けどまあ、わたくしなんぞにできることは、ないわけですよ。ゲンミツには「ない」ではなく「ほとんどない」と言うべきなんでしょうが。ことコレに関しては非力であることは間違いない。とりあえず馬券買おうっと、などと思ったりするのですが、そりゃわたしが１００円単位でちまちま買うより、黄色と赤の勝負服の会長さんが３連単７頭ボックス１万円ずつ合計２１０点！！という買い方してくれるほうが売り上げに対する貢献度は格段に上。そんな中、こういうブログ書いてみませんか？というお話をいただき（どうやらわたしは「ついでに」誘われたらしいのですが）、ここの執筆陣にくわえていただきました。地味ではあるけれども、ほんの少しずつではあるけれども、地方競馬をよろしくお願いします、とファンのみなさまに言える場であるな、と思ったわけです。内田博幸騎手の偉いところは、機会があるごとに「地方競馬をよろしくお願いします」とファンのみなさまに言うところだとわたしは思っています。ＪＲＡへの移籍が決まったので、「地方競馬を」というところが「競馬界を」に変わりはしましたが、それでも今週の大井競馬場では機会があるごとに「僕は移籍しますけど、地方競馬をよろしく」と何度もおっしゃってました。やはり、自分のできる範囲で「地方競馬をよろしくお願いします」と言い続けるしかないな、と思うわけです。競馬の面白いトコロを文章で紹介して、読むひとに少しでも多く競馬場へ足をはこんでいただく、というのはなかなか難しいことです。うまく面白いことを書けたかどうかといわれると、ちょっと自信ないですが、まあわたしなりにがんばって書きました。ということで（どういうことかは聞かないこと）、土曜日の担当、交代いたします。あ、今後もたまにあらわれますので、ひきつづきよろしくお願いします。あと、個人のほうも（ほぼ）毎日書いてますのでよろしくお願いします。

2008年02月23日
少しですが北海道も春が…

　…っつったって寒いですが　でも、先週よりは暖かい日が続いていたし、特に札幌や千歳辺りはかなりの雪が降っていても、日高に行くと快晴。50～100キロぐらいの差なのに、いつもながらこうも天気が違うんだなぁと思いながら移動していました。　さて、今週は４日連続で種牡馬展示が行われました。新種牡馬が今年は多いので、どこのスタリオンに行ってもいつも以上に目が離せません。携帯の画像で映りが悪いのを承知しながら、自分のブログで数枚をピックアップして種牡馬展示の模様をお伝えしています。　その携帯の画像、北海道競馬事務所に寄った時に話をしていると、僕が使っている機種の話になって調べてくれたんですが、ネット上でも話題になっていました。SH905iなんですが、新しくしたのに画像が悪いというのも、予期しなかったところで残念極まりない思いをしてしまいました。前のSHは画像もキレイだったし、ブログで上げるのにも良かったのに…。　さて、木曜は千歳周辺はかなりの雪が降っていた中、定刻通り東京に戻ることができ、そのまま大井へ。雲取賞を見に行きましたが、ロイヤルマコトクンが逃げ切り勝ち。この週は全体に時計が掛かる馬場だったということながら、１分40秒台で駆け抜けたのはやはりトップクラスの３歳馬が集まった争い。この後は京浜盃へ向かうとのことで、そこで北海道２歳優駿上位組との対戦となりますが、能力比較をする上でも非常に楽しみですね。　その北海道２歳優駿で、ＪＲＡ所属として走り、ディラクエの２着に食い下がっていたホウザンが、22日に大井競馬場で調教試験を受けました。（撮影：高橋かよ造様）　抜群のスタートを切り先頭に立つと、直線も軽く気合を付ける程度で余力を持って入線。最後は外にいたミヤマフェローに交わされましたが、楽々51秒６の時計で800ｍを駆け抜けました。「スタートは早いし、背中が良い。脚が長く、距離は長い方が良さそうですが、スピードもあるので楽しみですね」と、騎乗した戸崎騎手も好感触。京浜盃が楽しみです！　それから、ホッカイドウ競馬の話ですが、20日に高橋はるみ知事が記者会見を行い、北海道予算案が成立し、Ｈ20年度のホッカイドウ競馬の開催概要が決まりました。日程はこちらで。　今年は、前年より４日減の82日間開催となり、ゴールデンウィークに合わせて札幌開幕（４月29日）となります。旭川ナイトレースは昨年同様、５月下旬から10月中旬までのロングランで、道内外の売り上げが期待できるだけに主体としての日程となりました。また、３年ぶりに秋の門別開催でフィナーレを飾る形で、例年より１週遅い11月20日が最終日となりました。　発売目標額は、昨年の実績と電話・ネット投票や広域場外発売などの状況を踏まえ、122億5900万円に設定しています。２歳馬主体のホッカイドウ競馬としての今年の競走内容では、ＪＲＡ認定競走は、全国最多の191レースが実施。昨年から実施された「ブリーダーズゴールドジュニアＣ」は、１着賞金が500万円と減額されました。が、それに変わるとして、１着賞金100万円の２歳特別競走を４レース創設し、ＪＢＣ協会のご協力で成立している「アグネスタキオン・プレミアム」ともども、重賞並みの賞金が散らばめられる形となります。また、例年注目を集める全国一早い２歳重賞「栄冠賞」は７月８日、ＴＣＫ開催のウラで行われるので注目度もアップすると思われます。　今年もすでに、注目の２歳馬が入厩しています。田中淳司厩舎には、パフィオペディラムの妹（父エアエミネム、母シュンラン）や、ナミの子（牡、父コマンダーインチーフ）などがいましたよ。（パフィオペディラムの半妹）（ナミの子）　能力試験は３月20日から始まります。そして、種牡馬展示は来週も行われます。イーストスタッド、静内地区、そして日高スタリオンステーションと続きます。こちらも新種牡馬が多いので、例年以上に注目されるでしょう。

2008年02月22日
春に向かって

南関東は大井競馬開催中です（開催は２２日金曜日まで）。今開催は注目のレース、話題盛りだくさんで毎日面白いです。レースよりも人…という点では、内田博幸騎手の地元ラスト開催。明けて今日（２２日）の最終レース終了後には、場内で壮行会が行われます。今週は、ゴールデンステッキ賞の表彰式（２着）、平成１９年南関東地区優秀騎手表彰式、金盃表彰式とすでに３回賞典台でインタビューに答えて今の心境などを語っている内田騎手ですが、最終レース終了後にも壮行会でファンの皆さんに向けてご挨拶があります。個人的には日に日にちょっとずつ寂しさが増してきているんですが、内田騎手の騎乗がもう見られないわけではないですから、暖かく送り出してあげたいと思います。数多くの名馬に乗っている内田騎手の騎乗の中で僕がで一番最初に印象に残ったのは、１９９７年の第３回マイルグランプリ。コンサートボーイに乗ってナイキジャガー、アマゾンオペラ以下を鮮やかに並ぶ間もなく差し切ったレース。もう過去１０年の勝ち馬表からも名前が消えちゃいそうですが、生で見ていたこのレース。（かしわ記念３着のあと、さぁ帝王賞…というところで数日前に内田騎手は騎乗停止になってしまい、的場文男騎手とのコンビで帝王賞を制するわけですが）カッコよかったなぁ…。僕の思い出はさておき、陽気もよさそうなので、たくさんのお客様に内田騎手の壮行会にお越しいただきたいと思います。そして今開催の注目レース。重賞１つに準重賞２つ。水曜日の金盃はルースリンドが交流重賞で善戦の力を見せて楽勝。火曜日のウインタースプリントはフーバーダム、そして木曜日の雲取賞ではロイヤルマコトクンが逃げ切りました。ルースリンドは重賞２つ目ですが、ここに出てこなかったフリオーソ・アンパサンド辺りと並んで中距離路線の南関東代表としてＪＲＡ勢を迎え撃つ存在になりましたね。これからも順調にレースに出て力を発揮して欲しいと思います。木曜日の雲取賞。今年は例年にない豪華メンバーでクラシックに直結しそうな一戦となりました。勝ったロイヤルマコトクンは居並ぶ重賞勝ち馬たちを寄せ付けない逃げ切り勝ち。このメンバー相手の逃げ切りは価値のある勝利ですよ～。まだまだ寒い日が続きますが、春に向けて有力馬の動向とレースにどんどん注目していきましょう！　お、そういえば今週はフェブラリーステークスもあるので、そちらもお忘れなく。

2008年02月21日
頑張る！女性陣！

　あら、坂田さんもネタへ　と思ったらちゃ～んとお馬さんへ。　さすが私とはちがうわ・・・・・　少し前の話になってしまいますが、１０・１１日の連休の帯広競馬場。　ばんば大好きアナウンサー矢野吉彦さんが来帯。　場内のイベントや番組の出演、そして私も合いの手を入れさせて頂きながらの　「場立ち予想」も行いました。　１４日のバレンタインデーに合わせて、谷あゆみ調教師・佐藤希世子騎手・竹ケ原茉耶騎手・皆川由佳厩務員・伊東沙也佳厩務員の5人がリッキー馬車に乗って登場。　　　　　　男性ファンにチョコレートのプレゼントが行われました。　　　　　　　　　　　　　また、先日ＮＡＲグランプリで優秀騎手賞を受賞した西謙一騎手と、北海道男女平等参画チャレンジ賞を受賞した谷あゆみ調教師のお祝いセレモニーもありました。　西騎手のことは先週書きましたので、今日は谷調教師をクローズアップ　　　　　　この「北海道男女平等参画チャレンジ賞」は、職場・地域・家庭　その他のあらゆる分野で、それぞれの個性を生かしてチャレンジしている人や団体などに贈られる、知事表彰です。　谷あゆみ調教師は、ばんえい史上初の女性調教師として２００６年に開業。　その年の末に発生した「ばんえい競馬の存続問題」に直面し、ばんえい競馬やばん馬の行く末ばかりではなく、北海道の開拓の歴史である「馬耕文化」の伝承にも影響があるとの考えから、自ら街頭に立ってのＰＲ活動をはじめ、馬を題材にした絵本の発行や新聞コラム、講演などを行い、ばん馬・馬文化発信につとめられた事から推薦を受け、困難の中で新たな分野を自ら切り開く女性として、広く他の女性のモデルになる、と選出されました。　時改めて、推薦した「とかち馬文化を支える会」の主催で、2月１８日にパーティーも行なわれました。　この日は、上記会の理事長でもある　帯広畜産大学の柏村文郎教授の　「日本ウマ科学会」の学会賞受賞も合わせてお祝いしました。　　　　　　私もこれまで色々な賞状を見ましたが、谷調教師が受賞した賞状はとてもステキでした。　　　　　　　　［北海道の「でっかい馬」を守りたい　残したい　ばんえい存続への思い　ばん馬への強い思いが支えた活動に　新たな分野を自ら切り開く女性として　力づよいエネルギーを感じます　十勝の大地を　ばん馬とともに　これからも　進まれることを　応援します］　って書いてあります。　副賞の器がまた凄い　　　　　　札幌在住の陶芸家　蔦井乃理子さんの作品で、祝陶器「泥彩片口」　私はこういう分野は得手ではありませんので、蔦井さんの事もはじめて知りましたが、東京でも定期的に個展を開かれている方だそうです。　　飾っておくのが本当なのか、使って良いものか・・・・　実は谷さんも私と一緒で、こういう芸術品にウトイ　　　　「冷酒入れて飲んだら旨いかも」　とか　「実家に送ろうか」と思案していましたよ。　2月も後半を迎え、北海道も少しづつですが寒さが和らいで来ました。　　ホッカイドウ競馬も2歳馬たちが順調に調教されているようです。　２００８年度は4月２９日（火）から始まります。　最初の札幌は2日開催が続くようですが、どんな新馬たちが出てくるか今から楽しみです。　　では、また来週　　

2008年02月20日
助っ人（馬？）が頑張りました！

　韓国の話が続きましたが、この週末は久しぶりに東京競馬場へ出かけました。　個人的な話ではありますが、国内の競馬場は小倉→川崎ときて、府中へ。何かようやくたどり着いたような感じです。　府中競馬正門前駅から、連絡橋を渡ってスタンドに入ると、まず出会う食べ物屋さんがこの焼きたてパンのベーカリー。　朝はモーニング的な食事系のパンが売られているのですが、メニューを見て一番そそられたのが、クリームパンでした。何せ値段が、驚きの１個２５０円。　そのクリームパン。中のクリームは普通のに比べて粘り気が少ない感じ。色も白に近いクリーム色でした。　こんな感じ。シュークリームの中に入っているクリームみたいな見た目、食感、そして味。黒いポツポツが入っているのは、バニラビーンズだな、恐らく。　朝から甘いもの、美味しく頂きました…（爆）　朝一番から、こんな風に食べ物に気を取られているようでは、肝心の馬券が当たるわけもなく。この日も今ひとつダメだったなぁ～。　ダメな話ばかりしていても仕方がないので、頑張っている馬のはなし。　皆さんご存じのように、この中間、東京競馬場の誘導馬に馬インフルエンザ感染が確認されました。この日は、感染の拡大を防ぐために、他の馬も含めて当地誘導馬は全馬お休み。　変わって活躍したのが、急遽ピンチヒッターとして長駆やってきた、福島競馬場の誘導馬でした。　こちらは、フサイチアシュラ（６歳）。まだ誘導馬としての色々なことを勉強中だとのことで、今回やって来た中ではキャリアの浅い１頭。　朝の２Ｒあたりで、このように写真を撮るべくパドック横にある待機場所にお邪魔したのですが…なんだかクビを上下したり、右に左にウロウロしたりして、とても落ち着きがありません。　「やっぱり急に来たので環境に慣れないみたいで…」　そばにいた係のお姉さんがおっしゃっておりました。　誘導馬になってからは、ずっと同じ福島競馬場にいたんでしょうから、急にでっかい東京競馬場に来れば、見るもの全てが違うはず。出番を待つこの待機場所もそう。地下馬道の雰囲気もそう。馬場に出てきてからの景色の開けかたも、相当違うはずですよね。　これだけ周囲の状況が違えば、人間だってドギマギするはず。そんな大変な中で、このフサイチアシュラも懸命にこらえて、頑張っておりました。　午前中の担当馬は他に２頭。　こちらはテンリカウント。午前中は、先頭で出走馬を誘導する大役を担っていました。　こちらは、ビゼンハヤブサ。もう１６歳とあって、多少のことでは動じない。実に落ち着いて役目をこなしておりました。　確か、昨年の秋には福島の方で馬インフルエンザがあり、新潟競馬場の誘導馬に助けてもらった彼ら。こんどは東京競馬場で恩返しです。　この日５頭来ていた残りの２頭ですが…福島記念を勝ったウインブレイズにポートブライアンズだったと思うんですが、写真取ってくるの忘れました。なかなか会えないだけに大失敗です！　ところで、先ほどまで落ち着きのなかった、若いフサイチアシュラですが…　昼休みのあとに様子を見に行ったら、もう周囲にも慣れた様子。ご覧のように堂々と立って、出番を待っておりました。　やっぱり馬って、とても賢い動物なんですね。

2008年02月19日
礎石

「じしゃく」じゃないです。土曜日の京都競馬、１０レース飛鳥ステークスをコーナーストーン君が見事に制してくれましたこれで１０戦して４勝目。いよいよオープン馬の仲間入りです。コーナーストーン…ってちょっと意味が解りにくい名前ですよね。コーナーストーンとは「礎石（そせき）」のことなんです。ウィキペディアによると「礎となる石のことであり、建造物の土台となって、柱などを支える石のこと。転じて、物事の土台や基礎のことを指す」そうです。まだまだ土台や基礎がしっかりしきっているとはいえない状態での準オープン勝ち。調教師がデビュー前から「ダービー馬」と呼んでいた素質馬がようやくその素質の片鱗を見せてくれた気がします。体や精神が完成してきたらどれだけ走るのか…しっかしまぁ余談なんですが、このコーナーストーン君って信じられないくらいくじ運が強いんですよ！前々走のダート戦も今回の飛鳥ステークスも、大量に除外馬が出る中、除外の権利も持たずに２回とも抽選を突破しちゃいましたからね！これももって産まれた「何か」なんですかね！残念ながらダービーには間に合いませんでしたが、これからその「何か」に期待する事にしましょう先週オープン入りしたマイネルキッツ君と共に、今年はこの２頭に大注目です！皆さん応援よろしくお願いします！！ところで、有馬記念を勝たせてもらって、いまだにその反響をよく受けています。例えばこれこの箱の中身は…清酒なんですね～これはオーナーが記念に作られたものだそうです。続きましてこちら記念のクオカードもったいなくて使えませんよね。そしてこれは私が個人的に友人からいただいた記念品なのですが…iPodしか～し、ただのiPodでは有馬せん…いやありません。ちゃんとゴッホの名前入りです！！ここではご紹介しきれませんでしたが、ゴッホの写真入りチロルチョコ（食べてしまって写真がありません…すんません）や、我々は使えませんがオッズカードやテレホンカードなどなど…今年もまたビッグレース勝ちたいですね

2008年02月18日
あんころ。

　こんにちは～！高橋華代子です。寒い毎日、何とか乗り切りましょう！　さて。南関東総大将のアジュディミツオーが、19日（火）の船橋調教試験に向けた本追い切りを15日（金）に行いました。通常お馬さんたちの調教は早朝行いますが、この時期は馬場凍結防止のためにお昼からトレーニングをする子たちも結構います。この日のミツオーは午後１時に馬場入り。ちょうど浦和場外を行っていた時間帯だったので、お客さんの中には気づいた方もいらっしゃるかな？桜マークが目印です（笑）↓　　　　　　　　　　　　　　ミツオーがいて、背中には佐藤裕太騎手がいて、その隣には藤川伸也厩務員。船橋の本厩舎地区（他には海岸厩舎、習志野厩舎に分かれてます）ではごく当たり前だったこの光景も、しばらくは見ることができませんでした。こんな何気ない光景が、やっとまた帰ってきたと思ったら、本当に嬉しかったです。　まっ、休み前と違ったことと言えば、ミツオーが桜マークのメンコを着けているってことくらい。牡馬の象徴のような姿かたちのミツオーが、こんなかわいいメンコを着けているというのも、お茶目でいいですよね。レースはどうするんだろ…（苦笑）。　ミツオーは、この本追い切りがちょうど５本目。１２００メートルから行き出して１０００メートル過ぎではグ～ンと加速。最後は無理をさせずにちょっとステッキで気合をつけた程度でゴールイン。「まだ重いですねぇ。ただ、思ったよりもいい感じでした」と裕太騎手。ミツオーだからこそ、高いレベルが求められます。写真はダクの様子↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「じっくりやっていきます」と担当の藤川厩務員は言っていましたが、川島調教師のお話しでは３月５日（水）に船橋で行われるダイオライト記念を復帰戦に考えているそうです。そして、なんと！そこには同厩のフリオーソも出走予定だそうです（それぞれの予定は変更される場合もありますのでご了承下さいね）。すっごい豪華な対決になりそう。　ひとまずミツオーは19日（火）の調教試験を受けて、レース出走への準備に取り掛かります。　そして、そして、そのフリオーソ。この写真は16日（土）の様子。船橋は全休日ってことでみんなのんびりしていました。フリちゃんも↓　　　　　　　　　　　　　チップに顔をうずめて寝てる（笑）。隣の緑のゴムボールはフリちゃんの遊び道具です。暇になると、これをボッコボコにして潰します。　しばらくてして…　　　　　　　　　　　　　おおっ！起きた。お顔にチップがいっぱいついてる（笑）。07ＮＡＲ年度代表馬の普段のお姿です（笑）　さて。やっと、今回のタイトルについて（苦笑）。　毎週木曜日に発売している週刊ヤングサンデー（小学館発行）。その中に、「あんころ。」という万乗大智さんが描いている競馬漫画が連載されています。「熱血＆ハートフル地方競馬物語」ってことで、「船橋若松一丁目は馬優先」というサブタイトルがつけられています。そう、船橋競馬を題材にしている漫画なんです。競馬場の様子やその中の厩舎地区の様子なども船橋そのもの！毎週興味深く拝読しております。　その中で、一番のごひいき君がこの子↓　　　　　　　　　　　　　ねっ、ねっ？めっちゃかわいいと思いませんか？ムーディスターというお馬さん。大五郎カットをしていて、いつもこんな感じで満面の笑み。走っている時でもこの笑顔（担当者さんにお断りをして掲載しております）。　　もう一丁～！↓　　　　　　　　　　　　　きゃぁ～、最高のかわいさですよ。人懐っこくて愛嬌たっぷりでとてもいい子（漫画の中で）。だがしかし、成績がぁ…（涙）ということで、このムーディスターは窮地に立たされているところなんです（涙）。ムーディスターはどうなっちゃうんだろうと、漫画の世界ながら、本来の競馬の世界とダブらせて居ても立っても居られません。　詳しいことは是非、「あんころ。」を読んでみて下さいね。最初から読んでみたいって方は、４月に「あんころ。」のコミックが出るそうなので、そちらを必読です！　競馬を知らない人にもわかりやすく紹介しているし、だからと言って、甘さではなくて、競馬の厳しさやツラさもちゃんと紹介してくれている、とてもいい競馬漫画だなぁと思ってます。それに何より、南関東を題材にした漫画って嬉しいです！　あ～、ムーディスター＠大五郎はどうなっちゃうんだろう。完全にはまってる、わたし…。

2008年02月17日
先週につづいて騎手

ミツオーです。くしゃみをしたら思いがけないトコロに鼻水か何かが飛びました。さて、１４日、ＪＲＡの２００８年度調教師・騎手免許試験合格者が発表されました。騎手免許合格者の中に、２名の地方競馬所属騎手の名前がありました。内田博幸騎手片山宏史騎手の２人です。合格おめでとうございます。この合格のお知らせをＪＲＡホームページで見てみたら、＊片山宏史は、高知競馬組合において、鷹野宏史として騎乗していた者と同一人物です。と書いてあって、なんだかこの言い回しがえらく気に入ったんですが、それはともかく。地方競馬の騎手がＪＲＡに移籍するのは、これで７人目と８人目となります。これまで移籍した騎手は五十音順に赤木高太郎安藤勝己安藤光彰岩田康誠小牧太柴山雄一（敬称略）の６名。…なんだかア行がやたら多いな。「し」で始まる名前が８名中最後ってのも珍しいような気が。どうでもいいけど。地方競馬にたずさわる人間として、エース級の騎手が移籍していってしまう、というのはやはりさみしいことではあります。まあ、競馬に地方も中央もない、と坂田さんはおっしゃってますしモチロンそれはそうだと思うんですが、なんというか、こう、カブスに移籍する福留孝介を見送る気持ちと同じ種類の感慨がありますよ。うん。わたしは福留孝介という選手が大好きではありますし、これからも応援するというか、海のむこうでも活躍してくれるといいなあと思ってはおりますが、たとえどんなに大活躍しても、もうコースケはウチの選手じゃないんだなあというさみしさは常に感じると思うんですね（「ウチ」って何だよ、というツッコミごもっとも。でもそういう感覚）。ああ、でも移籍するにことかいて、国内の大補強なりふりかまっていられませんチームに移籍されたら、さみしさどころか憎たらしくて試合に出るたびに大ブーイングをあびせるでしょうから、残留じゃなければ海外のほうがナンボかマシ、というか変わらずファンでいられるのがありがたいです。何のこっちゃ。とにかく、たとえば今回の移籍なら、わたしは現在、南関東地区の仕事をしておりますから、内田博幸騎手の移籍については、まさしく見送るという感覚。それも、コースケを見送るときと同じ種類のさみしさを、いくらか感じているという話。園田競馬場で岩田康誠騎手が騎乗する際、ＪＲＡ所属馬に乗る場合をのぞいては、園田所属時に岩田騎手が着ていた勝負服を着用することが認められています。本当は小牧太騎手もそうしたいところでしょうが、小牧太騎手の勝負服は小牧毅騎手が継承してしまいましたので、これはできないんですな。残念。地元ファンにしてみれば、長年見続けてきた騎手が、移籍したからというだけの理由で、地元の馬に乗っているのに見なれない服を着ていたのでは、なんだか違和感もあるし、それこそ「もうウチの騎手じゃないんだなあ」というさみしさも感じてしまうかもしれない。そういう意味で、わたしは園田競馬場の、岩田騎手が岩田騎手の服を着ていい、という措置は、大ファインプレーだと思っております。今回移籍する内田騎手と鷹野騎手。お２人が新天地でも大活躍されることを祈りつつ、遠征で（元）地元で騎乗する機会があるでしょうから、そこでは（元）自分の勝負服で騎乗できるようになればいいなあ、と思うんですがどうでしょうね？っていうか（っていうかって言わないの。一応アナウンサなんだから）、地方からＪＲＡに移籍した騎手全員、どこの地方競馬で騎乗するときも（元）自分の勝負服で騎乗できるようにすりゃいいのに。

2008年02月16日
１年ぶりの佐賀競馬、１ヶ月ぶりの北海道

　今週は日曜が小倉、月曜が佐賀競馬を見た後、火曜に北海道入りし、自分のブログで書いた通り、ビッグレッドファームの種牡馬展示を見てきました。しかし、完全に風邪を引きました先ほど東京に戻ってきましたが、飛行機の中では鼻をかみまくり、隣りに座っていた方に迷惑をかけまくっていたかな…？　さて、月曜の佐賀ですが、小倉は無事に土日開催ができましたが、京都と東京が雪のため月曜に開催が順延した関係で、小倉競馬場でも佐賀競馬全レースを発売するという形となりました。昨年の自分のブログでも書きましたが、小倉競馬場は掲示板に各スポーツ紙のコラムを貼り付けています。この効果はジワジワ売り上げにも良い方向に向いているようで、現実に数字に表れているそうですよ。　この日は佐々木主浩さんがトークショーやプレゼンターとして佐賀競馬場に来られ、地元ラジオ局にもゲスト出演されていました。　そして、佐賀記念を制したのは兵庫のチャンストウライ。とにかく強かった…。前半は流れが速かったこともありますが、道中はいつも通り後ろから。２周目向正面から一気に上がって行き、勝負所で先頭に並びかけるとまた息を入れる余裕がありました。そして直線はクーリンガー以下を４馬身突き放す圧勝。しかもレコードのおまけつきと、本当に強い内容でした。井上オークスさんは涙を流して喜んでいらっしゃったのは印象的でした。この後は名古屋大賞典か、阪神大賞典を両睨みしてのローテーションを組まれるそうです。　このチャンストウライはブラックタキシード産駒ですが、グレードレースを制したのはこれが初めてのこと。地方競馬での適性の高さは抜群ですが、今週末の京都６日目の稲荷特別に出走するブラックシャンツェは昨年皐月賞にも出走し、暮れに復帰後は1000万下の芝で上位を賑わす存在であるように、芝で結果を残すタイプも出てきました。（ブラックタキシード、昨年の種牡馬展示より）　また、桃花賞を制したインカローズは、水曜の浦和で行われたユングフラウ賞を制し、準重賞を連覇。スリリングサンデーの初年度産駒ですが、ダイワメジャーが皐月賞を勝った直後、その全兄ということで急遽種牡馬入りが決まった馬です。スタッドインする時期が遅かったこともあり、この年は種付け無料として頭数を確保し、60頭以上の種付けをこなし、その多くの産駒から有力馬が輩出されることを願っていた面がありました。　その初年度産駒から、一昨年のオータムセールで1550万円という高額で落札されたジルグリッターが期待通りの活躍をし、そしてインカローズが桜花賞へのシンデレラロードを歩んでいます。いずれもブリーダーズスタリオンステーションの繋養馬ですが、種牡馬展示前にこのような産駒の活躍があるのは、スタリオンとしてもありがたいところでしょう。（スリリングサンデー、昨年の種牡馬展示より）　来週は…・18日ダーレースタリオンコンプレックス（11時予定）・19日社台ＳＳ（11時半予定）・20日優駿ＳＳ（11時予定）・21日門別地区（10時半～）という種牡馬展示のスケジュールとなっています。

2008年02月15日
刺激的な毎日に…??

南関東は浦和競馬開催中です（開催は明日・金曜日まで）。先週今週と関東地方は雪に見舞われまして、馬場も連日ぐちゃぐちゃ状態。馬場整備の担当の方々にとっては大変な毎日が続いていると思います。そして昨日（水曜日）は、浦和競馬場と～～～っても寒かった。そんな気候の中でも競馬場に足を運んで下さるたくさんのお客さまには感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ関東地方に春の足音はまったく聞こえてきませんが、昨日浦和競馬場では桜花賞トライアルのユングフラウ賞が行われました。もう桜花賞まであと１ヶ月ちょっと…今年の南関東３歳クラシックはすぐそこまで近づいて来てるんですね～。結果はこちら。勝ったインカローズ、２着ブルーザミント、３着ハイブラウグレースまでが、３／１９桜花賞の優先出走謙を獲得しました（→nankankeiba.comより）。大川ミツオーアナがレース前に喋ってたように、昨年はユングフラウ賞２着のマルノマンハッタンが本番で優勝。さて、今年はどうなるんでしょう？？そして、来週の大井では雲取賞が組まれています（→出走予定馬）。こちらもクラシックに向けて３歳の大事なステップとなる準重賞。実力馬、実績馬の登録が多数あって豪華メンバーになりそうなので、来週の木曜日がとても楽しみです。そして、今日一番のトピックと言ったら、やはり内田博幸騎手のＪＲＡ騎手免許試験合格でしょう。（→ＪＲＡのＨＰより）先週も書いたように、ＮＡＲグランプリ２００７の共同記者会見では、この試験に関する質問がたくさんされました。とにかく内田騎手には吉報が届いてよかったですね。共同記者会見では「移籍したらとにかくトップを目指す。自分がダメだと南関東の騎手がダメだと思われてしまう」「騎手を辞めるとき騎手人生やりきったと思えるくらい頑張りたい」ということを仰っていました。自分のためにも、そして他の騎手のためにも頑張るという決意。その意気込みをずっと忘れないで内田騎手はＪＲＡで頑張ってくれることでしょう。そして南関東にも機会を見つけてたくさん乗りに来てくださいね。結果が数字で出てそれが力と評価されてしまう厳しい勝負の世界に身を置くジョッキー・トレーナーの皆さん。実況アナウンサーはそんな勝負とは無縁のポジションにいるので想像しか出来ないのですが、内田騎手がＪＲＡで頑張ることがそれまで同じ土俵で戦っていた騎手の刺激になってまた新しい動きを産む可能性があるでしょう。そして３月からはナンバーワンが抜けることになり、南関東のリーディングジョッキー争いもまた新しい戦いになります。ポスト・内田博幸をめぐる戦いにもこれから注目して行きたいと思います。もちろん、実況アナも刺激がないとただダラダラとレースを喋る人になってしまうでしょうから、僕は個人的にいろいろなところから刺激を受けて、新たなフレーズと使ってみたり自分の実況とか他の喋りに生かしていきたいと考えたりしているんです。その刺激とは、ジョッキーの頑張りだったり、アナウンサーを目指す人の努力している姿だったり、自分でちょっと違う環境に身をおいて見えてくるものだったり…いろいろなんですけどね。

2008年02月14日
ＮＡＲグランプリへ（食ツアー？）

　札幌周辺は大荒れの天気　しかしここ帯広は穏やかな空です。　先週７日（木）　私と太田アナは大都会東京へ　勿論、ＮＡＲグランプリへ行くためです。　しか～し、お約束通り　「食ツアー」もして参りました　お昼に羽田空港に到着。途中ホテル（大森海岸駅前という渋い場所）で荷物を預け、今年は　「新丸ビル」へ。　５・６・７階にあるレストラン街をぐるりと見定め、「よし！天ぷらでだ！」　と決定。昼間っから天ぷらつまみにビールを頂いてしまいました。　　「春の７品ランチ」の中の先ずは４品。　香ばしくカリっと揚がった天ぷらによく冷えたビール。　至福のひとときを過ごしました　その後は、太田アナお決まりの　「スイーツ」　ですよ。　昨年に続き銀座へＧＯ！　「ＭＩＫＩＭＯＴＯ」　のカフェへと向かいました。　チョコ系派の太田アナは　これ　↓　　　　私は　これ　↓　　　　共にコーヒーと合わせて、アッと言う間に胃袋へ・・・　（二人とも満腹状態）　その後、有楽町駅前の丸井を探索し、目黒へ向かいました。　さてやっと本題へ入りましょう。目黒駅を出て雅叙園へ向かう坂道は、いつものことながら　つんのめりそうになりながら下って行きます。　しかも、ギリギリの時間だったので　早足で下るのは結構辛いものがありました。　愛煙者の私は、何とか一服の時を終え会場へ。　既に皆さん御着席。　報道席の一番前に華代子さんがいらっしゃっていたので、お隣へ座らせて頂きました。　表彰式の後はパーティー。　いつもならお料理のコーナーも一応ひと回りするのですが、さすがに満腹状態が続いていて、とても食べられませんでした　　　　最優秀ターフ馬　コスモバルクの表彰　真ん中　田部和則調教師　　　　サラブレッド最優秀２歳馬　ディラクエ　関係者　左端　成田春男調教師　　　　ばんえい最優秀馬　トモエパワー　左　松井浩文調教師　右　坂本東一元騎手　　　　優秀新人騎手賞の　西　謙一騎手　西騎手は少々緊張ぎみでしたが、このあとも随分取材を受けていました。　　会場では、このブログを担当している皆さんにもお会い出来、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。　そして、思いもよらぬ人物に会いました。　以前ホッカイドウ競馬のジョッキーだった小平健二君です。　今は、大井の高橋三郎厩舎で働いています。　相変わらず可愛い笑顔でとても元気そうでした。　　　　　思わず駆け寄り　ツーショット　　これからも頑張って下さい。　　雅叙園を出て、「送迎バス」に乗りたかった太田アナを説得し、駅までの登り阪を歩きました。　パンパンのお腹を消化させるためには歩かなくちゃね。　次の日は、それぞれの行動をして、空港で待ち合わせ。　私は午前中透析へ行き、午後からどうしようかと思案。　夕べあんなに満腹で苦しくて　しばらく何もいらないと思っていたのに、ちゃ～んとお腹がすいてくるのは、不思議ですね。　（山中さんわかるよね）　そうだ、と思いつき築地へＧＯ！　トロ三昧をして来ました。　めちゃめちゃカロリーの高い２日間ですね　太田アナはというと、やっぱりスイーツ　ミッドタウンへ行ったらしく、話題の川島なおみさんの彼氏がやっているお店に行ったそうです。　しかし長蛇の列　「男ひとり、この列には並べない・・・・」　と断念。　他店へと向かったそうです。　どなたか次回誘ってやって下さい。　以上、おのぼりさんのご報告でした　また、この連休には　帯広競馬場でのイベントもありました。　その様子は来週にしますね。　ではでは・・・

2008年02月13日
韓国競馬に挑戦！！（レース観戦編）

　ひとネタで４回も引っ張って……（以下略）　しつこいようですが韓国競馬、釜山慶南競馬場の話でございます。　前回までで、予想も完璧！（本当か？）　そして馬券の買い方もまずは万全と言うことで、いよいよレース観戦です。　釜山慶南競馬場のコース形態は、このようになっております。　左回りのダートコースで、１周がおよそ２０００ｍ（ハロン棒から目測）。直線が５００ｍぐらいありますので、かなりコーナーはきつい競馬場です。　内回り外回り、両者の混合と、距離設定にはかなりのバリエーションがあるみたい。ファンファーレとともにカットインする、スターターが旗を振る映像ライブではなく、毎回同じ映像が流れますっつーか、風貌が少々恐くないですか…？　ビジョンに出ている橙色の帯は、１０００ｍのコース。３角奥のシュートから発走して、コーナーを曲がりながら長い直線に向かいます。このコース形態ですから、行きたい馬はとにかくのしつけて前へ。当然ペースは速くなります。　そして長い直線…ばてる馬、脚が最後まで溜まった馬とゴール前で競り合い、ある意味このコース独特の雰囲気のある接戦になります。直線の攻防に入っていますが、まだ４００ｍあるんだよ…ゴール前の攻防。このレース、確か３番手の外側にいる馬が、ゴール寸前で前を捉えました　そのまま　そのまま　そのまま～　あーーやめて～来るな～っっ！！　……一日、こんなのばっかりでしたわ、マジで。　応援する方にとっても、この直線は長くて、そしてバテます。　先週ご紹介したように、新聞にテンのラップランキングの表が載ったりしていて、なまじ展開がわかってしまうために、先行馬買うとだいたいこんな目に遭います（泣）。　勿論、ある程度前に行かないことにはどうにもならないのですが、行き過ぎて止まった人気馬もしばしば見受けられましたから、やはりペースを読んで脚を溜められた馬が、最後に台頭してくるように思えました。　あと、馬があんまりまっすぐ走らんみたいです…後ろの方は行く手が交差したり、わけもなく馬場の真ん中から内の方へ寄って行ったり。　腕のあるジョッキーは、ちゃんと走らせることが出来るんでしょうけど、なにせ今回はジョッキー戦略は全くなしで馬券考えてましたから。　で、レースが終わると検量。検量室はトラックの脇、ゴールを過ぎてすぐ辺りの場所に隣接しています。右手が検量室左手前には、綺麗なお姉さんが乗ってる、ゴルフのカートみたいな乗り物が止まっているのですが…次々にジョッキーが乗り込みました。パドック近くにある控え室への移動用だったんですね検量が済むと、レース確定。確定板は、ビジョンの端の方に表示される形式。下級条件とはいえ、１０００ｍを１分６秒２。時計かなり遅いです…馬場状態は水分量を％で表示してあり、これは親切　売り上げは、上から単、複、馬連、馬単、ワイドの順。単位の文字も勿論読めませんが、場内の画面と照らし合わせたところ恐らく１０００ウォンだと思うんですけど…だとしたら１Ｒから総額１５億ウォン（１億８千万円ぐらいかな？）ですから、金曜日なのになかなかいい売り上げじゃあないでしょうか。　地方都市の競馬場で、しかも都心から離れているのにそれなりにお客さんは入っていましたから、ソウルの競馬場や場外発売所でも、馬券は結構売れているのかも知れません。　この競馬場がある場所、最初にもご紹介したとおり「競馬公園」という位置づけ。内馬場には池を中心とした憩いの施設もありますし、競馬場の入場門脇には、また新しい施設が現在建設中。　何でしょうねぇ～。恐らく、ソリを楽しみつつ、丘の周囲にも遊園地風に楽しめる施設というかアトラクションが出来るみたいですが、詳細は依然読めませぬ…。　今年の３月には竣工するらしいので、出来上がったところをまた見てみたいです。　今回の、不安だらけの韓国旅行。しかし、競馬場に足を踏み入れてからは、初めて来た場所なのになんだか「勝手知ったる」という感じ。半日本当に落ち着いて競馬を楽しむことが出来ました。文字なんか読めなくても、競馬の中のことなら何とかなりますし。　何より、競馬を見るのは、どこの国に行っても楽しいものです。韓国なら気軽に出かけることも出来ますから、皆さんもお出かけの際は是非立ち寄ってみて下さい。　ところで、今朝のニュースにはビックリしました。ライトアップされた南大門（崇礼門）私が出かけた先月当時の姿は、こんなに素晴らしかったのに…　韓国の国宝第１号。ソウル駅近くにある名所「南大門」が、放火のため土台部分を残して消失。街の広い道路のど真ん中に立ち、この国の長い歴史と繁栄を表すその存在感に、深い感銘を受けていたのですが…本当に残念です。

2008年02月12日
また雪！？

う～ん、また中止ですか…ホント、自然の力にはかないませんねぇ…しかしまあ土曜日の京都競馬を見ていたら、確かに危ないな～って思いますよね。「雪」って馬乗りをするうえで、恐らくみなさんが想像している以上に怖いものなんですよね。わたしもトレセンで働く前、北海道の牧場で働いていたのでよくわかるんですよ。馬が雪の上を歩くと四肢の蹄の裏にぎっしりと雪の塊が詰まってしまうんです。そこにあの巨体で圧をかけると、あっという間に雪の塊が圧縮されて氷のように変わってしまうんです、蹄の裏も踏み固められた地面も。このぎっしりと氷が蹄の裏に詰まった状態を北海道では「馬が下駄を履く」と呼んでいました。そしてそのようになってしまうことを恐れ、常に騎乗者は馬たちの脚の下に気を配っていたのを思い出します…そんな氷の下駄を履いた馬に乗り、凍結している馬場を走るなんて…もし万が一、アスファルトやコンクリートの上で暴れたりしたら…あ～怖っですから、そんな中競馬をするなんて「無茶だ」と思います、はい。結果的に日曜日は天気が回復したので、みなさんにはご迷惑をお掛けしてしまいましたけど…命を懸けてレースに騎乗しているジョッキー達にはそんな事情もあるんだってわかっていただけたら幸いです。そうそう、下駄の話をしていたら、真冬の北海道生活を思い出してきました。最初に正直言います、もう二度と経験したくありません。私が住んでいた日高門別あたりは北海道の中では雪が少ない地域だったのですが、残念な事にかなり寒い地域でした。そんな日高門別で私が経験した最も寒かった日の最低気温は…－27℃おいっっっ！って突っ込みたくもなるような朝でしたよ。－27℃って恐らく関東以西ではあり得ない数字ですからね～多分想像もつかないでしょうね。さすがにバナナで釘は打てないと思うんですが…その日の朝は暖房で部屋が暖まるまで「蛍光灯」がちかちかしてちゃんと点きませんでした。きっとあまりの寒さに蛍光管のなかの電子たちがなかなか飛び立てなかったのでしょう…まぁこんな極寒の地北海道の真冬のに比べたら、美浦なんて大した事はないって思うんですけど、やっぱり寒いものは寒いですね。みなさん今日は三連休の最終日。代替開催の東京競馬、続行競馬の京都競馬がありますので、寒い中大変ですが是非是非競馬に参加して下さいね！

2008年02月11日
地方が誇った名馬ネイティヴハート

　２歳時から芝のトップクラスで走り続けてきたネイティヴハート（船橋・坂本昇厩舎）。昨年９歳いっぱいで引退し、今はすでに、生まれ故郷の北海道の明和牧場で悠々自適な生活を送っています。先日、ネイティヴハートの池田草龍オーナーが会いに行ってきたそうですが、「神経質で自己中心的なところは変わっていなかったですね。鼻づらをちょっとなでさせただけで、あとは繁殖牝馬が見える場所に行って鳴いていました。馬っけの強いところも相変わらずですね（笑）」と池田オーナー。　↓この写真は、船橋競馬ホームページ担当者さんのお友達「北海道から」さんが撮影して送って下さいました。競馬場で見ているよりも、とても優しい穏やかな目つきのネイティヴ。元気そうで良かった！　　　　　　　　　　　　　１月６日、ネイティヴハートは北海道に旅立ちました。その時の模様を写真で綴っていきますね。　朝行ってみると、馬房でゴロンゴロンしているネイティヴ↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出発準備で体をブラシでこすってもらってるネイティヴ。洗い場で、脚をこんな感じで曲げてストレッチしている姿もお馴染みでした。これまでは何気なく見ていたこの光景も、ここではこれが最後なんだなぁ…↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ネイティヴをはさんで、坂本調教師（向かって左）と担当の中内厩務員。坂本調教師は「ありがとう、ご苦労様…。中央のＧ１まで行かせてくれたり、ＮＡＲグランプリで表彰してもらったり、一生に一度って言ってもいいくらい、なかなかできない経験をさせてもらったからね。思い入れはたくさんある。決まったレースをちゃんときっちり使うことができて、本当にすごい馬だと思う」。↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　慣れ親しんだ厩舎から北海道に出発する馬運車に歩いている時。ちょうど調教時間ということもあって、他のお馬さんたちで賑やかでした。もちろんネイティヴとすれ違うお馬さんもいたんですが…ネイティヴの横を通り過ぎようとしたお馬たちはみなおびえて、ネイティヴとは別方向に吹っ飛んでいったんですよ！ネイティヴはなんも変わらずに、ちょっとつる首になって気合い満々の様相でマイペースに前を突き進んでいくだけ…。これが、馬同士の威圧感というものなのかぁと肌で味わうことができました。前に、ネイティヴとアジュディミツオーが同じ時間帯に馬場に出た時なんて、それぞれが闘志むき出しだったって言うし（苦笑）。競馬場という戦いの場から去ろうとしている最後の最後まで、ネイティヴは王者のままでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑お見送りには、ちょうど調教パートナーだった中井さん（向かって右）も駆けつけました。「ご苦労様ってその言葉に尽きるよね…」（中井さん）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑馬運車に乗り込む時。中井さんがまたがってます（笑）。というのも、ネイティヴはこうやって人が背中に乗っていないと、馬運車に乗っていかなかったそうで、レース前は必ず誰かが乗って、車に乗り込んでいたそうです。馬運車に乗る機会が多かったネイティヴ、毎度こんな姿で遠征し続けていたんですねぇ。　あっ。ちなみに、ネイティヴだけじゃなく、馬運車に乗るのに駄々をこねる重賞ウイナーたちは結構いるんですよ（苦笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　芝というタフな場所を主戦場に、８年という長い間走り続けました。これが、最後の最後…。みんなで「また会おうね～」とネイティヴに告げて、ネイティヴは生まれ故郷に旅立ちました。　昨年は、インフルエンザの影響で思い通りのローテーションが組めなかったネイティヴ（ネイティヴは感染してなかったんですが）。不完全燃焼に終わってしまったからこそ、何とかもう一年走らせたかったという厩舎サイドの思いの中で、南関東の年齢制限という壁に阻まれて涙を呑みました。これだけの実績のあった馬がどうして走ることも許されないんだろうと、最初は一ファンとしても悔しさでいっぱいでした。でも、北海道にいるネイティヴの優しい表情を垣間見て、無事に引退ができて良かったなぁって。　池田オーナーのお話しでは、しばらくはこれまでの疲れを癒すためにのんびり過ごし、種牡馬用の体作りができたら、来シーズン以降、種牡馬になるプランもあるそうです。もしかしたら、ネイティヴ２世が見られちゃうかも！そんな楽しみも、ネイティヴが無事に引退して元気でいてくれるからこそ、なんですよねぇ。　気性のきつさは天下一品だったネイティヴ（実は、あたしもあまり近づいたことないんです・苦笑）。そんなネイティヴの激しさもわがままも全て体を張って受け止めてあげていたのが、担当の中内厩務員でした。「ネイティヴは、僕が馬の世界に入った２か月前にデビューしているので、馬の世界では先輩ですね。その年の年末に朝日杯で注目を集めたネイティヴを、その後担当することになるとは夢にも思いませんでした。オーシャンＳで初めて中央の重賞を勝った時、２歳から第一線で頑張ってきて８歳で初勝利なんてすごいなぁと思ったのと同時に、成績が下降しても諦めなかった馬主さん、２歳の頃からずっとサポートしてきたオークヒルファームの嶋津獣医師、岩手・大井時代の関係者の方々の扱い方など…全ての事の積み重ねと内田ジョッキーの腕が、この勝利に結びついたんだなぁと思いました。僕もネイティヴのお陰でたくさんの財産を得ることができました。ネイティヴは長い間競い合う世界で生きてきたので、これからはのんびり穏やかな生活をしてもらいたいです。僕自身もネイティヴに会いに行くことを生きがいに、頑張りたいです」（中内厩務員）　　　「オーシャンＳにて」（写真撮影　　せとＰさん）＊　ネイティヴハートの関連コラムは、ザ・ウイナーズの中でも書かせて頂いているので、どうぞご覧下さいね。

2008年02月10日
騎手

ミツオーです。実は今年に入ってから、１日をのぞいて毎日、日記を書いています。さて、来週は園田競馬場で、第１６回ゴールデンジョッキーカップがおこなわれます。ＪＲＡもふくめて全国の競馬場から、通算２０００勝以上の騎手をあつめてその腕くらべを楽しもうという名物企画です。第１６回をむかえた今年は２月１４日（木）に実施され、ファイティングジョッキー賞・エキサイティングジョッキー賞・チャンピオンジョッキー賞の３レースによるポイント制であらそわれる、と説明チックな文章をＮＡＲホームページからの盗用まじりに書いてみましたが、まあ、そういうことです。今年の出場騎手は以下のとおり。小牧太（ＪＲＡ）武豊（ＪＲＡ）岩田康誠（ＪＲＡ）小林俊彦（岩手）石崎隆之（船橋）内田博幸（大井）的場文男（大井）安部幸夫（愛知）吉田稔（愛知）内田利雄（福山…っていわれてもなあ）有馬澄男（兵庫）川原正一（兵庫）スゴい１２名です。このメンバーを見てヨダレをたらしそうになっている方は、かなりの競馬通というか騎手通というか、ちょっと普通じゃありませんが、そこまでいかなくとも、多少なりとも競馬を知っている（それも地方競馬を知っている）ひとなら、このメンバーをあつめて腕くらべをさせるという企画がいかにぜいたくかわかってもらえると思います。一度ナマで見てみたいな…とわたくしも思っておるのです。こうして名手といわれる騎手を前面に押し出しておこなわれる企画は、たとえば川崎競馬場で今年も実施された、佐々木竹見カップであるとか、秋にはワールドスーパージョッキーシリーズの予選もおこなわれますし、ようするに複数あるわけです。また、高知競馬場の全日本新人王争覇戦や、レディースジョッキーシリーズといったものもあり、それぞれ盛り上がりますしファンのみなさまにも楽しんでいただけていると思います。やはり、競馬という興行において騎手というのは重要な商品であるのだなと思うわけです（ひとを商品よばわりすることをお許しください。悪気はありません。違った言い方をすれば、競馬におけるウリなんだよな、ということです）。先日、船橋競馬場で「楽天競馬プレゼンツ　ジョッキートークショー（×プレゼント）」というイベントがあり、レースの合間、短い時間でしたが、船橋競馬場所属の現役騎手によるトークショーがおこなわれました。これに、雪降りで、きっと鼻の頭を指ではじかれたらその場にうずくまるほど痛いだろうと思えるような寒さの中、たくさんのファンのみなさまが集まってくれました。現役騎手ならではのオモシロ話を熱心に聞いて、ツボではちゃんと笑ってくれて、終ったあとには（時間の許す範囲で）サインぜめ。騎手の方々というのは本当に人気者であるわけです。競馬ファンは騎手が好きなんですよ。もちろん馬も好きでしょうけど。あとおカネも好きでしょうけど。ファンサービスとか何とか、いろいろと頭をなやますことがあるわけですが、やはりそこにある主力商品であるところの、騎手をうまく「売って」いかなきゃイカンよなあ、とあらためて思うのですよ。

2008年02月09日
ＮＡＲグランプリ2007、ホッカイドウ競馬の日程

　山中さんも書いていた通り、昨日はＮＡＲグランプリ2007がありました。小枝さん、太田さんにも久々にお会いでき、お土産もゲット。ありがとうございましたこういう場に来ると、色んな人にお会いできるのが楽しみでもあり、色んな話ができるのもまた面白く、セリ場に似た（似ているかなぁ？）雰囲気があります。個人的に、というか多くの方がそうだと思いますが、表彰式とともに社交の場として行っている面もあります。　コスモバルクは日経賞を目指し、ビッグレッドファーム明和で順調に乗り込まれています。同期だったダービー馬・キングカメハメハの産駒が今年デビューしますが、バルクは今年も無事に現役を続けます。　また、ディラクエは川崎・内田勝義厩舎に移籍し、京浜盃から始動する予定です。北海道２歳優駿で接戦を演じたホウザン、３着の後、兵庫ジュニアグランプリを制したディアヤマトとともに、南関東クラシックで再び熱戦を演じることになるのは、今から楽しみですね！　それから、先週のこのコラムで書いたエックスダンスですが、また膝を骨折し、全治６カ月とのこと。戦線から離脱する形となってしまいましたが、無事に復帰することを祈りたいと思います。　さて、今年のホッカイドウ競馬は、下記日程で16開催82日間で開催されます。・札幌シリーズ：４月29日～５月22日・旭川ナイトレース：５月28日～10月16日・門別シリーズ：10月21日～11月20日　例年より開幕が遅くなりますが、毎年開幕日にフレッシュチャレンジが組めなかったりしていることや、出走頭数確保の面もあり、久々に札幌からスタートすることになります。５月のうちは、上述の理由から水・木の２日間開催（５月６、７日は祝日もあるので火・水を予定）にして、少しでも頭数とレース数を揃えられるようにする模様です。２歳馬たちは、１月の段階で約450頭が入厩しており、順調に調教が進められています。毎年、ＪＲＡやダートグレードでも活躍するホッカイドウ競馬の２歳馬たちですが、今年もどんな馬が出るのか非常に楽しみです。　それから、大井に既走外国馬がいよいよ入厩しました。バーナスコーニ（セン馬４歳、父ラーイ、母アルゼンチーナ、母の父ストームキャット）が、１月25日に着地検疫を終え、31日に堀千亜樹厩舎に入厩しています。バーナスコーニはダーレーブランドのアメリカ産馬で７戦２勝です。南関東での格付けはＣ１からスタートします。こちらも、どんな走りを見せるか注目ですね。　後は、来週から種牡馬展示もスタートします。・12日ビッグレッドファーム（10時半）・18日ダーレースタリオンコンプレックス（11時予定）・19日社台ＳＳ（11時半予定）・20日優駿ＳＳ（11時予定）・21日門別地区（10時半～）・25日イーストスタッド（11時予定）・27日静内地区（10時～）となっています。今年の新種牡馬は20頭を越えるほど、３年後のファーストサイヤー争いは熾烈になるでしょう。これらを見るのも、種牡馬展示の楽しみです。

2008年02月08日
徒然

今年は豆まきしませんでした…さて、南関東は船橋競馬開催中です（開催は８日・金曜日まで）。１月の浦和開催中にも雪が降りましたが、今週の船橋でも開催中に雪が降りました。↑今週水曜日の１Ｒ発走前の場内の様子です。　雪景色とともに空の暗さが何とも…すごい天気でした。今シーズンは関東地方にも降雪が度々ありまして、競馬開催にも影響が出ています。個人的には暑いのよりは寒い方がガマンできるんですけど、こんな天気じゃレースをする馬や関係者の方々、そしてお客様も大変ですよね。ホントにいつもありがとうございます。さて、今日（７日）はＮＡＲグランプリ２００７の表彰式が東京都内で行われました。なんといってもこの話を書かなくては…というところなのですが、船橋競馬場から会場へはちょっと距離がありまして、会場到着が残念ながら表彰式の後で、受賞者の記者会見が後半ちょっとだけ見られたくらいでした。記者会見での詳しい話は他の方にお任せして、会場の後ろの方でちょっとだけ僕が見たことを。内田騎手への話は、一昨日終了した試験についての質問が多かったです。とにかく、いい結果が出るよう願っております。南関東短期騎乗中の菅原勲騎手。南関東での騎乗は楽しいそうです。もう２開催過ぎましたがその存在感はさすが、今日も惜しいレースがありました。大きなレースでも、普段と同じようにレースするように心がけている、とのこと。フジノウェーブ主戦の御神本訓史騎手。地方馬初のＪＢＣ制覇でしたが、「歴史に名を刻めて嬉しい」と改めて喜びを語っていました。フェブラリーＳでもいいレースを見せてくれるでしょうか…？フリオーソ主戦の今野忠成騎手。ジャパンダートダービーでは馬場状態も考えて思い切ったレースをしようと考えていたそうです。今年のフリオーソは、レースでひっかかる癖がなくなってレースがもっと上手になれば、さらに大きなところも狙える…と期待をされていました。ちなみに今野騎手は昨年の川崎競馬最優秀騎手賞に輝き、先週行われた川崎競馬関係者合同賀詞交換会で表彰されました。表彰式の様子ではないのですが、左から別府真衣騎手（優秀女性騎手賞）・西謙一騎手（優秀新人騎手賞）・坂本東一調教師（ばんえい最優秀馬トモエパワーの主戦騎手）です。別府騎手は、昨年惜しくも２位だったレディースジョッキーズシリーズで今年こそ優勝したいとおっしゃってました。初めての浦和コースでも堂々とした手綱捌きでしたし、今年はその腕をあちこちで披露して欲しいですね。＊おまけ＊↑マイネルピエールに高橋哲也騎手。　ＪＲＡからの移籍「マイネル」馬に乗るのは珍しい？と思ってパチリ。関東地方は、週末再び雪という予報が出ているんです…。まだまだ寒い日が続くようですので、競馬場にお越しの際はどうぞ暖かくしていらしてくださいね～。

2008年02月07日
豆まきしましたか？

　広い北海道、日本海方面はのようですが、ここ帯広は快晴　今朝の出勤時は、氷点下１３℃でした。　　まぁこの位なら平気平気　明日もお天気は良さそうなので、も快調に飛んでくれる事でしょう。　２月３日（日）　全国的に節分。　辞書で調べると、「各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬）の前日を差す」　とあります。主に一年の始まりでもある立春の前日２月３日（うるう年は４日）を節分と呼ぶようになったのは、江戸時代以降だそうです。　そういえば、一人暮らしになってから　「豆まき」はしてませんねぇ。　子供の頃は、学校で作った赤鬼のお面を嫌がる父に被せた記憶があります。　年の数しか食べちゃダメっていう豆、たいして好物でもなかったのに　数が限られると無性に欲しくなるのはなぜでしょう　　　そんな時、ばぁちゃんが　「わてはこんなに食べられへんからお食べ」　と言って、こっそりくれたのを覚えています。　（あ、うちは祖母・父が大阪人でした）　だからかなぁ、未だ嫁にも行かず（行けず？）にいるのは・・・・・　豆まきだけではなく　「恵方巻」を食べるのは、関西からの発祥のようですが、北海道で恵方巻が売られるようになったのは、つい最近、４～５年前位からです。最初に恵方巻の広告を見たのは、たしか「セブンイレブン」だったと思います。　さて、長々と節分のまえおきをしましたが、３日（日）には帯広競馬場でも　「豆まき」が行われました。　ばんえいのジョッキーの中の年男、今年は結構沢山いました。大河原和雄騎手・夏井功騎手・藤野俊一騎手（以上昭和３５年生まれ）と、折口秀行騎手・渋谷益久騎手・村上章騎手・松本秀克騎手・阿部武臣騎手（以上昭和４７年生まれ）と８人です。　レースの合い間、馬車に乗った年男騎手が登場し、豆まきが行われ　多くのファンに囲まれていました。　　　　　　皆さんは、どんな節分を過ごされましたか？　さて、いよいよ明日はＮＡＲグランプリ２００７太田アナと一緒に、久しぶりの東京へ行きます。　　以前にも書きましたが、今年はホッカイドウ競馬から　コスモバルクとディラクエ、ばんえい競馬から　トモエパワーと西謙一騎手が表彰されます。　　晴れ舞台に沢山拍手を贈ろうと思っています。　昨年は、お昼に「もんじゃやき」を食べ、銀座でスイーツ三昧の後会場へ行きました。今年は、どこへ行こうかと迷っています。　（ちなみに太田アナは、やっぱりスイーツが目的のようです）　話はまた　ばんえいへ・・・今週末は連休。　１０日・１１日（日・月）と　ばんえいファンで有名（？）の矢野吉彦アナが来帯。　予想やらトークショーやら、何が飛び出すかわかりませんが　一緒にイベントをする予定です。　　太田アナ担当の番組にも乱入（？）するかもしれません。　是非ご来場下さい　でも、遠方の方は急にはちょっと厳しいかも・・・　今週は札幌雪まつりが開催されていて、北海道内もも　いっぱいいっぱいのようです。　　では、また来週　

2008年02月06日
韓国競馬に挑戦！！（馬券実践編）

　ひとネタで３回も引っ張っているので、もうお忘れの方もいらっしゃるかとは思いますが…先週に続いて韓国の話でございます。　やってきた釜山慶南競馬場。競馬場に来たからには、勿論馬券を買い、そして当てねばなりません。今日はそんな韓国競馬の馬券の実践編。　勝ち馬検討に欠かせないのが、やはり専門紙・予想紙の類でしょう。先週ご紹介したように、韓国ではあり得ないぐらいの膨大な数の専門紙が発刊されています。　どれがいいのかなんて私にはわかりませんので、インスピレーションで何紙か購入。大きさはかなりデカくて、見開きＢ３ぐらいの冊子ですそもそも専門紙のタイトルがわけわからん…もちろん中身もハングルだらけ。数字しかわからん。見開きの左半分が情報欄右半分がいわゆる馬柱だということはわかるのですが…　↑の写真は、正直「サジ投げた！」の図。馬名もハングル表記しかないからどうにもならんのですよ…。　しかし、根気強く中身を精査していくと、ハングルがわからなくても意味は理解できる部分が多々あることがわかりました。これはわかりますね。本紙予想。韓国では★が本命以下◎○▲と続きます。見た限り他の専門紙も同じでした。馬柱。一見しただけでは内容も理解しがたいのですが…　よく見ると、馬柱のハコには当該レースの全馬の出走成績が載っています。アンダーラインがその馬自身。今回同じレースを走る馬がいると、その馬にも細いアンダーラインがつきます。　時計は右肩の斤量の下にある「１１４８」ですね。その下はテンのタイムと上がりタイム。　下級条件だと、互いに同じレースを走っていることも結構ありますから、そんな対戦比較が馬柱を見ると一目瞭然でわかるのです。時計比較もＯＫ。但し、馬によってはソウルのレースを使っているので、同じ距離でも比較の上では注意が必要。　これだけわかれば、予想の方も何とかなりそうな気がしませんか？馬名は依然として、全くわかりませんけど。　データ欄の中で、唯一意味がわかったのがこれ。各馬のテン１Ｆと終い２Ｆの時計を、レースの距離別に表にしたものです。平均なのか、それともベストなのかはわかりませんけど。　この表の意味に気がついてから、展開を含めてレースを予想出来るようになりました。これは予想を楽しむためにはとても大きな発見でした。　ここまで専門紙が読めるようになったら、情報面はほぼ合格です。　つぎはパドックに出かけて、馬体を観察。これは万国共通ですよね、恐らく。パドック全景。香港シャティンみたいに装鞍用の馬房がありますが、使われておりませんでした　このパドック、これから始まるレースの馬が馬場に出て行くと、すぐに次のレースの出走馬が登場します。ソウルよりマシとはいえ、釜山も結構寒いんですが…そんな中で馬を曳く方は、延々３０分ぐらいパドックを回らなければなりません。勿論馬もです。　馬は、日本より全体的に「小さい」ような気がします。実際に、５００キロを超えるような馬というのは、１レースに１～２頭いるかいないか。見た感じもコンパクトで、香港やオーストラリアで見る馬とは、方向性が違いますね。　考えてみれば、日本の競馬も一昔前はこんなに馬は大きくなかったはずですし。開催委員とジョッキーがお客さんの方を向いて整列騎乗前に深々とお辞儀をします。一部のお客さんから拍手すら起きる瞬間です。騎乗前の「礼」自体は日本にもありますが、似て非なる行為という感じ　それはともかく、この時点でだいたい締め切り１５分前。急いで馬券も買わないと。マークシート。上から場、レース番、そして買い目賭け式は単複、馬連馬単、そしてワイドの５通りです係員が座っていませんが、発売窓口。左の緑色の小窓からお金または的中馬券とマークシートを差し出すと右のブルーの小窓からおつりまたは払戻金と馬券を渡されます。外貨両替窓口もありました。日本円と米ドル自動券売機もあるんですが…使い方がようわかりませんでした馬券。日本の馬券と手触りなんかは同じで、正方形に近い形　韓国競馬の醍醐味は、なんといっても大口勝負でしょう。　私たちのような小遣いギャンブラーでも、いつもと桁が違う大勝負が出来ますから。もちろん、単位はウォンですけど…。　ちなみに、本日現在、１００００ウォン＝約１１３４円です。　上記の馬券が、丁度総額１０００円。　私はこの日、最大６００００ウォンの超人気馬券１点勝負をしました。レースの間中、心臓がバクバクして、そのうち止まってしまうんじゃないかという興奮を味わいました（笑）。　そんなレース観戦の様子は、来週のこの項で。

2008年02月05日
雪！？

開催中止ですか…通常東京開催の場合、当日の朝4時から４時30分の間に馬運車は東京競馬場に向けて出発します。昨日もいつもどおり早朝４時にヒラボクシャトル君は美浦を出発し、さらにそれから遅れる事３０分、４時３０分にはマイネルキッツ君とワイルドソニック君も厩舎を旅立っていきました。が…後発のキッツ君とワイルド君。わずか５分で帰ってきました何事？？という顔のこの２頭。彼らのようなベテラン競走馬になると、朝早く馬運車にトレセンから積まれるとおそらく「今日は競馬だ」と感づいていたのでしょう。ですから、余計なストレスをかけてちょっとかわいそうだったけど、あの表情はかわいくて面白かったですよ。しかし、もっとかわいそうだったのは先に出発したヒラボクシャトル君。美浦を出発後およそ３０分で開催中止が決まったので、美浦トレーニングセンターから３０分ほどのところにある常磐道の桜土浦インターまで行ってしまいました（汗）東京のほうは結構な積雪だったようですが、美浦はもともと雪がとても少ない場所なので、昨日はみぞれ交じりの半端じゃなく冷たい雨でしたよ！時折みぞれが雪に変わり、再びみぞれ交じりの雨に変わるといったような天気。気温も最高で３℃くらいでしたよ（涙）雨で濡れた手袋が、容赦なく手綱を握った手から体温を奪ってゆき、もう冷たいとか寒いじゃなくて「痛い！！！」ちょっと元気のいい馬に乗ってキャンターで走っていたら、ぐいぐい手綱を引っ張られ、手の血行が一時的に悪くなり、その「痛い」を通り越して感覚が無くなってしまうくらいに「しびれ」てしまいましたよ…本当にこの仕事をしていると、雨や雪には参ってしまいますね…さてさて仕切りなおしの今日、このヒラボクシャトル君、マイネルキッツ君、ワイルドソニック君の３頭の活躍がとても楽しみです！！みなさん平日ですが、今日も応援よろしくです

2008年02月04日
船橋のお馬さんたちに、癒されちゃって下さい。

　それにしても、驚きました。この雪…。残念ながら東京競馬場は開催中止になり、代替開催は明日４日（月）になりました。　南関東では、明日４日（月）から船橋開催です。馬場もどうなっているのか非常に気になりますねぇ。みんな無事に走ってくれることを祈ってます！そして、南関東４場それぞれの調教馬場もどうなっているのか。ちゃんとトレーニングができる状況だといいんですが…。　な～んか。今日はいろいろ考えていたら、ちょっと暗い気分になってました。そんな時はお馬さんたちに癒してもらって、元気をもらおうと思います！先日撮りたてホヤホヤのお馬さんたちをご紹介していきましょう。　　　　　　　　　　　　↑　おおっ。フリオーソですよ。川崎記念（２着）に健闘しましたが、レースの後も元気いっぱいです。新しく担当になったアイルランド出身のドナルー・ダンさんは「げ・ん・き！ノープログラム！」とスマイル。クラシックの頃はソエを気にして、レース後に馬房から出るのも大変なくらい全力で走る頑張り屋のフリちゃんだったんですが、今は完治しているので、元気に引き運動を行っている姿も嬉しくなっちゃいますねぇ。　フリちゃんはメンコを着用して運動をしているので、写真は引き上げてきたところ。あくびをしてリラックス状態です。　気になる今後なんですが、川島調教師のお話しでは、これまでの疲れも気になるから、フェブラリーＳは向かわない予定とのこと。調教を開始したらその雰囲気を見て予定を決めたいということでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　最近マイブームになっているゴムボール遊びに没頭するナイキアディライトです。フリちゃんもこの同じゴムボールを馬房の中に入れているんですが、フリちゃんの物は常にボコボコのペッチャンコ（笑）。アディの場合は端に置いてあるゴムボールを、こうやってちゃんと真ん中に移動させて、先の部分を噛み噛みして大人しく遊んでます。人間だったら、アディはＡ型で、フリちゃんはＯ型かな（笑）。　この後は東京シティ盃を予定しているアディ。そこにはベルモントサンダー（サンダーもフェブラリーＳは行かないそうです）も参戦予定なので、対決が楽しみですねぇ。　　　　　　　　　　　　　↑　おおっ。チャリ寝てる。でも、目が怖い（苦笑）。シーチャリオットがまたここにいてくれるってことが、まだ何となく慣れてないんですが、チャリが南関東の仲間に戻ってくれたのは、夢じゃないんですよね。こうやってまた寝てるし（笑）。　まだ具体的な予定は決まっていないんですが、３月あたりの調教試験を受けようかなぁということは川島調教師言ってました。　　　　　　　　　　　　　↑　「龍王」メンコでお馴染みのノムラリューオーですよ。メンコの下はこんなかわいいお顔をした栗毛さん。そんなリューオーも９歳になりましたかぁ。前走のテレビ埼玉杯は久しぶりに掲示板に載る健闘を見せました（４着）。リューオーといえば、若い頃はかなりのヤンチャさんとしても知られていましたが、またここにきて元気モードが炸裂しているんだとか。　６日（水）に行われる報知グランプリカップに出走します。プライドキムやディープサマー、52キロのアートルマンなど豪華メンバーが揃っていますが、出走メンバー中一番の年長さんとしてハッスルして欲しいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　今現在は厩舎でのんびりしているベルモントノーヴァですよ。ノーヴァって、マジでかわいいんです。宇田川厩務員も「牝馬で珍しいよ。手がかからないし、人懐っこくて本当にかわいい子」っていつも褒めていますが、かわいさ一級品。これはわたしの勝手な持論なんですが、重賞ウイナーの牝馬ちゃんたちに取材をさせて頂くと、ツ～ンとした雰囲気の女王様的な子が多いような気がします。わかりやすく言えば、お顔をなでようと思っても、触らせないようなタイプ。でも、ノーヴァは常におっとりして本当に癒し系なんです。　まだ具体的なレースは決まっていませんが、今は疲れをしっかり取って、またあの末脚を見せて欲しいですね。　　　　　　　　　　　　　　↑　多摩川オープンの勝利で、多くの人たちに感動を与えてくれたメイプルエイト。レース後も元気そうで良かったです。そびえ立ちながら、青草を頬張ってました（笑）。エイトの勝利については、こちらでも詳しく書かせて頂いているのでご覧下さいね。やっぱり、競馬って最高！！って改めて思えた瞬間でした。エイト、感動をありがとう！　この後の金盃で、今度はどんな感動を与えてくれるんでしょ。　最後に、お宝写真を！！！　　　　　　　　　　　　　↑　前に、別の場所ではご紹介したことがあるのですが、ここではお初。アジュディミツオーの織戸オーナーに提供して頂いたんですが、ミツオーの生まれて10日くらいの写真ですぅ。こんなに薄くて小さい子が、あんな立派になって…（涙）　　　　　　　　　　　　　　↑お顔のアップ。かわいいけど、目がちときついかな。肉食ちっくの片鱗を見せていたのかも…（苦笑）　　そして、こうなります（笑）↓　　　　　　　　　　　　よっし。元気出てきた！！！船橋開催、楽しみましょう！！！　

2008年02月03日
川崎競馬関係者合同賀詞交歓会

ミツオーです。雑な扱いをしたらルーズリーフのファイルがこわれました。ゴメンね、こわしちゃって。さて、昨日（２月１日）、川崎市内で、川崎競馬関係者合同賀詞交歓会がひらかれました。これは毎年恒例になっているもので、前年の川崎競馬で活躍した競走馬や厩舎関係者の表彰式もあわせておこなわれます。賀詞：祝意を表す言葉。祝詞（しゅくし）。賀辞。（大辞泉）賀詞：お祝いの言葉。祝詞。（大辞林）「賀」という文字は、わたし個人は、年賀状と先輩の芳賀さんをよぶときにしか使いませんので、ついついその意味を限定してしまいがちですが、そもそもは一般に「お祝い」「祝う」という意味であるようです。べつに年頭のおよろこびを言うとき（と先輩をよぶとき）にだけ使う文字ではない。ということが辞書をひくとわかります。ですから、この川崎競馬関係者合同賀詞交歓会も、川崎競馬関係者が合同で「何かの」お祝いを言いあう集まり、というほどの意味であり、とくに新年会のような意味があるわけではありません。純粋に言葉の上では。でも。毎年恒例の川崎競馬関係者合同賀詞交歓会は、新年の集まりです。これは絶対そうです。なぜなら、「みなさま、明けましておめでとうございます」という言葉で会が始まるからです。これは間違いありません。だって昨日の川崎競馬合同賀詞交歓会でいちばん最初に「みなさま、明けましておめでとうございます」って言ったのわたしなんですから。昨日の会では、わたくし、司会をやらせていただきました。まあ、月がかわっていようとどうしようと、これは新年会であることに間違いはなく、それならそれで、お集りになった関係者のみなさまに、今年もよろしくお願いしますとご挨拶して頭をさげてまわれば、それでよろしい。こうした機会をつくっていただけるのは、ありがたいことです。年末年始もいつもとかわらず競馬開催、仕事もいつもどおり、という状況だと、なかなかあらたまってご挨拶できなかったりするものですし。例年、川崎競馬に関係する広い範囲の方々がたくさん出席される賀詞交歓会、今年もたくさんの方が集まりました。出席者名簿を見ると、ずいぶんいろいろな分野の方が競馬にたずさわっているのだなあと感心します。こうした席に、競馬場や厩舎地区周辺の町内会の方が来てくださるのもありがたい話です。周辺町内会のご協力なくしては、競馬も何もあったものじゃないわけで。この会では、前年に活躍した川崎競馬場所属の競走馬、厩舎関係者の表彰もおこなわれます。今回の受賞者は最優秀調教師：池田孝調教師最優秀騎手：今野忠成騎手厩務員功労賞：岡田徹厩務員獣医師功労賞：奥原諌登獣医師装蹄師功労賞：梁川守正装蹄師特別功労賞：川崎競馬場獣医師会最優秀競走馬賞：アンパサンド号優秀競走馬賞：アグネスターフ号、マダムルコント号でした。写真は受賞者のみなさん。中でも、池田孝調教師は、川崎競馬限定の最多勝だけではなく、南関東全体での最多勝達成もあっての受賞ですから、表彰式のインタビューでもそのあたりがうれしいのだという意味のことを言っておられました。今年もこのままいくと昨年を大きく上回るペースで勝ち星を量産している池田孝厩舎。その活躍から目が離せません。個人的なおわび。昨日の賀詞交歓会において、わたくし、司会席を離れて食べ物を物色し、持ち帰ってはガツガツ食しておりましたが（立食パーティー形式でした）、司会にあるまじき行為と眉をひそめられた方もあったかもしれません。おわび申し上げます。みっともなくてすみません。…でもお腹すいちゃったんですよ…。すみませんでした。

2008年02月02日
川崎記念ウィークも無事終了

　今週は川崎記念、そして佐々木竹見カップなど、盛りだくさんの１週間だった川崎競馬。記念はヴァーミリアンとサンライズバッカスが取り消したものの、場内の盛り上がりや売り上げが良かったのは何よりでした。そして、華代子さんがＴＣＫブログ内で書いていましたが、レース後の西園調教師のインタビューでのひとコマが、僕ら（って勝手に他の人もいれてしまっていますが…）も、何かよくわからないというか表現できないけど、本当に感動しました。　競馬はファンがあってのもの。その代弁者であるマスコミが、良き理解者でないといけない、というニュアンスのことは、奥村さんもよく言ってくれています。僕らも大変失礼なことを多くしてきたし、勉強しないといけないことなどはたくさんある中で、主催者、厩舎関係者、マスコミらが一丸となって競馬を盛り上げる、その方向性は同じでなければダメでしょう。　今の地方競馬は危機感があるからでしょうが、それぞれが目指すべきベクトルは同じところを向いているところは増えていると思います。まあ、「２歳ダービーウィーク（仮称）」はナンセンス（まだ水面下で話は死んでいないということみたいですが）極まりないものだし、これがもし実現する方向となれば地方競馬も終わりでしょうが、こんなバカなことはしない組織になってきたと信じたいものです。　さて、先週の土曜日には、エックスダンスがＪＲＡデビューをしましたが、残念ながら６着に敗れました。武藤師は「外に出せる場面が遅かったね。でも、必ず巻き返しますよ！」と、ホッカイドウ競馬のファンに向けても頑張るぞ！という話をしてくれました。ぜひ、次走に期待したいと思います。　あと、感動という面では、華代子さんも触れていましたが、メイプルエイトが昨日「多摩川オープン」で復活Ｖを飾りました！もう３年前になりますが、３冠全て２着だったメイプルエイト。一昨年の金盃で重賞初制覇を飾りましたが、それ以来の勝利でした。エイトが引き上げてきた時、渡辺調教師補佐も泣いていましたし、岡林師は「追い切りを４本消化し、週を追うごとに良くなっていたからね。やっぱりここでは実績が違うんだなぁ」と感慨深げでした。この後は、金盃を視野に入れていくとのことです。　岡林厩舎といえば、明日の東京６ＲでエバーブライトがＪＲＡ２度目の遠征を迎えます。左海騎手も岡林師も「状態は良いぞー」と話しています。前走は直線で挟まれる不利がありながら、差のない６着に追い込んできましたし、ライスシャワーの近親だけに距離は延びれば延びるほど良いタイプ。大駆けに期待したいと思います。

2008年02月01日

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