香港ダービー
マツリダゴッホ快勝でした!折り合いの心配も無く、すっかり貫禄のある競馬を見せてくれたゴッホ君。真のチャンピオンへの道を着実に駆け上がってくれていますね。このまま真っ直ぐ育っていって貰いたいものです!!次走はこのまま何も問題がなければ香港へ渡り、鞍乗にマイケル・キネーンを迎え必勝体制の強豪ビバパタカとの対戦。世界制覇に向けてその第一歩となるか大注目です。さてさて、そんなゴッホ君香港遠征の下調べというわけではないのですが、先週もお話したように今日も旅打ち一行のお話です。ギャンブルの都マカオに後ろ髪引かれながら離れた一行が次に目指したのは、香港競馬。そうです、その日はなんと香港ダービーデー!(写真の後姿が香港芸人でお馴染み、土屋真光さん。さて、どの人でしょう?)しかもダービーの前座には、日本でもお馴染み香港のチャンピオンマイラー グッドババとサイレントウィットネスがターフを去った後のスター候補最有力チャンピオンスプリンター セイクリッドキングダムの対戦するクイーンズ・シルバー・ジュビリーカップが行われ場内は異常なほどの熱気に包まれていました。香港にもターフィー君やうまたせ君のようなキャラクターがいるんですね!なんて名前だろう…(写真左が赤見千尋さん、右が水野由加里さんです)場内に入場すると、それこそまさにG1デーの東京競馬場!こんな記念パネルがありましたよ~香港競馬に貢献した世界中のホースマンの写真が所狭しと飾られており、写真撮り忘れてしまったのですが、まるでロスのマンチャイニーズシアター前のスターの手形のようなものもありました。おっ!!さすが香港でもスターですね!!大盛り上がりだったクイーンズ・シルバー・ジュビリーカップは2頭の歴史的な名勝負となり、グッドババの勝利。本当に見ごたえのあるレースでした。おそらくこの後は地元のチャンピオンズマイルから日本の安田記念へと参戦していくようですので、みなさん安田記念では日本馬の強力なライバルとなりそうですよ。しっかりと覚えていてくださいね。そしていよいよメインレースの香港ダービー。なんとメルセデス・ベンツプレゼンツ!!場内のあちらこちらに様々なベンツが飾られとても華やいだ雰囲気。しかもパドック内では馬が周回しているにもかかわらずマイクを使ってイベントを行っていました。日本も早くそういったレベルにならないかな…それはさておき、一着賞金は日本円でおよそ一億円!(レースの模様)香港競馬は生産を行わない国の競馬。ですからそこに血統のドラマも様なものは生まれようがありません。しかしだからこそ見習わなくてはいけない(見習うべき?)ものがたくさんありました。競馬は各論を語る前にまず「興行」であるという事。お客様に馬券を買ってもらうために、オーナーにオーナーである事を楽しんでもらうために競馬があるという事。そんな初心に帰れた香港競馬の一日でした。これ、香港ダービーのロゴ。日本人には「駄馬ービー」に見えちゃいませんか?