カテゴリ:鉄旅
2回で終わらせようとしたのに長くなってしまいました。
(三条燕-燕三条) 北陸道のインター名は前者、新幹線の駅名は後者。どうしてこうなったのかはいろいろと説がありますがよく分かりません。この両者地図で見れば距離は近く、初めての方でも15分あれば十分たどり着けるでしょう。互いが見える位置にあります。 12年前、大学のサークル活動でこの三条市に遠征に来た際のことを思い出しながら、三条燕BSから北陸道沿いに長岡方向へ進み広い通りを渡って弥彦線の線路を歩道橋で渡るともう駅前広場でした。 (燕三条-越後湯沢) 駅には新津駅の駅弁屋が出店しており、そこで鮭の漬焼弁当を買い(これは実にうまかった)、越後湯沢まで1時間足らずなのでの自由席で行こうと思ったのですが、土日きっぷで指定席券を無料で発行してもらえる権利が1回余っていたので、指定券を発行してもらいました。 これが実に正解で、やってきた新幹線の自由席は2階建て車両で5両もあったにもかかわらずほぼ満席でした。そしてさらに、次の長岡駅でホームに大勢の乗客が待っていてこの新幹線に乗り込んできたのでした。 車掌の放送では、直江津と六日町(越後湯沢のそば)を結ぶ北越急行が折からの大雨で運転見合わせとなり、北陸本線からの特急が直江津から越後湯沢へ行けず臨時に長岡に来ているとのこと。この乗り換え客だったのです。 こうなると北陸本線のダイヤは大幅に乱れていたことでしょう。何の気なしに富山から北陸本線を使わず高速バスでここまで来たのは結果として最善最高の選択だったようでした。 (湯沢温泉ロープウェー) 計画では越後湯沢から苗場までバスで出て、秋季紅葉運転の「ドラゴンドラ」と夕方からお月見運転される「プリンスホテル第2ゴンドラ」に乗り、温泉にも入る予定でした。 しかし雨はいっこうに止まず、山に行って帰れなくなると嫌だなと思い、また早く帰りたくなったこともあって、駅の近くにある湯沢温泉ロープウェイに乗ってお茶を濁すことにしました。 傘を差して10分ほど温泉街を歩くとロープウェー乗り場に着きました。「天気がよくないですよ」と窓口の人に言われつつ改札へ行くとこの荒天の中、団体ツアー客など数十人の案外多くの乗客がロープウェーを待っていました。 お茶を濁すと言ったら失礼な、日本一大きな搬器のロープウェーはあっという間に高度を稼いでゆきます。風雨は相変わらずでしたが、虹が見え、頂上付近では葉が黄色くなり始めていました。眼下の魚野川の濁流がすごかったのも印象的です。7分間の乗車後頂上へ到着する際、風のせいか横揺れし、ガイドレールにごっつんごっつんぶつかってツアー客を驚かせていました。もっとも一緒に乗車していた案内係は想定内のことなのか涼しい顔をしていましたが。 頂上は大雨で、傘差していてもずぶぬれになりそうなほど。頂上駅外の植物園等に行こうとするものはほとんどいません。駅付近の山でさえこうなのですから苗場まで行かなくて正解だと思いました。結局ほぼ全員が十数分後の折り返しのロープウェイで麓まで降りました。 (日本酒) もうこれで帰京することにしますが、越後湯沢駅に向かう途中、行きに目をつけておいた酒屋で「緑川」の季節限定の「緑」を土産用に買いました。新潟県ではいい日本酒がたくさん作られていますが、「緑川」は通販で入手することが難しい品物です。 駅に戻ったのが13時すぎ。当初の予定であった20時台の新幹線の指定席券を14時3分のものに変更し、この1時間を利用して「駅中」温泉に入りました。越後湯沢駅直結の観光物産店「ぽんしゅ館」には天然温泉に日本酒を入れた風呂があるとのこと。土産物店の奥に進み、タオル2本がついて800円という高いのか安いのか判断微妙な料金を支払い温泉へ。 浴槽は日本酒の入ったもの1つだけでした。酒が入っているといっても強い香りがするわけでなく、飲用を禁止する旨の掲示もあります。日本酒の入っていない普通の温泉にも入りたいと思いました。まあ、駅中温泉でもあり話の種といったところでしょうか。 温泉から出て、ホームで新幹線を待っていましたが、例の長岡での特急列車からの乗り換え客待ちという理由で新幹線は10分ほど遅れてやってきて、そのままの遅れを保ったまま上野へ着きました。 (おまけ) ちなみに新清水トンネルを抜けると関東平野は気持ちのいい秋晴れの空でした。赤城山が非常に美しいのが印象的でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月10日 22時03分38秒
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