|
カテゴリ:教育
教育を再生させなくてはいけない思いは国民共通の思いです。イジメで中学生を自殺に追いやった中学生3名が書類送検され、2名が児童相談所に通知されましたが、同様の悲劇が繰り返されています。教育の崩壊を実感させられます。
公教育の崩壊を実感させられるのは私立中学校への受験ブームです。小学生の10人に1人は受験するそうですが、公立学校での教育を信頼できない父兄の不信感の表れです。私立中学校への進学の可否が新しい格差を生んでいます。 団塊の世代は最も競争の激しい時代でしたが、公教育だけで一流大学へ進学できるだけの学力が付きました。進学塾などは存在しませんでしたが、独学でセンター試験よりも遙かに難解な受験問題を解けるだけの実力を身につけました。 進学塾に行かなければ一流大学に入られないのならば、親の経済力が子供の進学先を決める重要なファクターとなります。これは格差の世襲化に繋がり、格差を固定化させてしまいます。公教育が格差を助長すれば社会が混乱します。 独学できるだけの学力を付けさせるのが義務教育の使命です。現在の義務教育がその使命を果たしていないから私立中学校への進学希望者が増大するのです。親が子供の教育に投資することは当然ですが、投資できる額には格差があります。 負け組の子供でも能力があり、努力する者には高等教育を受けさす機会を与えなくてはなりませんが、現在の学校教育のシステムでは英才教育を施せないようになっているようです。努力する者に機会を与える教育システムが必要です。 私立学校のみがエリート教育を担えば、貧しい家庭の子弟にはエリートになる機会が極めて少なくなります。学区制などの誤った平等主義は結果として格差社会を造り上げています。日教組の平等教育により日本から活力が奪われました。 格差社会はグローバル化の結果として良くても悪くても受け入れなくてはならない現実です。結果平等ではなく機会平等は時代の趨勢ですが、日本では経営陣と社員との給料の格差は2桁ですから、アメリカの4~5桁から見れば健全です。 アメリカへのアジアからの移民はどんなに貧しくとも子供に高等教育を受けさせるそうです。子供に社会の段階を上がる手段と機会を与えるためですし、社会はその機会を保障しています。アメリカンドリームは機会平等の結果です。 日本でも公立学校を選ぶ権利が認められるべきです。バウチャー制により競争原理が働くかどうかは分かりませんが、能力に応じた教育を受ける権利を保障すべきです。日本の教育が崩壊した背後には日教組の悪平等主義があると思います。 学校間格差は現実の反映です。能力のない子供、努力しない子供には社会の現実を子供の内から報せておいた方が社会に出てからの格差に戸惑うよりもベターでしょう。さらにノートレランスを導入し、イジメに刑事罰を適用すべきです。 公立学校の教育レベルの低下は私立学校との格差を生じさせます。富める者にしか高等教育を受ける機会が与えられなければ格差社会は固定化してしいます。平等教育は貧しくても能力のある者から機会を奪う点で不平等教育といえます。 日本の発展を支えてきたのは良質な教育でしたが、平等教育が不平等を生んでいます。国民には能力に応じた教育を受ける権利があるはずです。公教育はそれを保障しなくてはなりませんが、現状は貧しい者からその権利を奪っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[教育] カテゴリの最新記事
日教組はの平等教育なるものは間違っています。僕は「機会は平等でなければいけないが人の能力は平等には出来ない」と思っています。しかし、日教組は機会も能力もその他すべて平等にしなければいけないと思っています。其れゆえに、adhdの人に合った教育をしようとすると「差別だ!」と騒ぎ立てたり能力の高い先生を呼び勉強について行けなかった生徒を教えようとすると「差別だ平等ではない」とこれまた騒ぎ立てます。人には必ず長所と短所があります。僕はその人の能力に合った、教育をしていかなければいけないと思っています。その点アメリカはしっかり出来ていると思っています。早くその歪んだ平等思想と日本史についての自虐史観をなくして頂きたいです。
(2013/12/13 07:55:42 AM)
|
|