ボクはプラハ発アムステルダム行の飛行機の座席のポケットにクンデラの「存在の耐えられない軽さ」を忘れてきたことを時々今も思い出す。
ボクは、そのプラハの王宮への上っていく坂の始まりの所に、カメラのフラッシュの電池を入れるフタを溝の奥に落としてしまい、それからフラッシュが使えなかったことを悔やんでいる。
そのプラハには、ちゃんとコペンハーゲンの郵便博物館の無料パソコンからネット予約したのに、ちっとも入ってなくて満員で、えらい目にあったことを後悔している。
最近、笑いの映画を求めて「サボテンブラザーズ」「最終絶叫計画」「赤ちゃん泥棒」を借りてみたが、う~んまあまあだなだった。「危ないウイークエンド」や少林寺サッカーの監督の「食神」を見たいと思うのだがいかがだろうか。
ボクは、何度か海外でお金がすってんてんになったことがあるが(正確に言えば三度だけだけど)、そのうちの最後が卒業旅行であった。それもボクが破産したのではなく、ボクの後輩が2度にわたって破産したのだ。
そのときやっとバンコクに着いて、一人が帰国し、その後輩と二人になった。持ち金は宿代を払えば自由に使えるお金はあと二日で二人で百円というところか。
仕方ないので、ボクはモノを売ることにした。ボクは何とウォークマンを売り、三千円を手にし、一挙に金持ちになった。ボクの後輩はボクの所持品を勝手に売った。ボクのベルトを三十円で。ボクのランボー「地獄の季節」とサリンジャーの「フラニーとゾーイ」を三十円で。ボクの余ったフィルムと、運動靴。ボクはちょっと激怒。
後輩は反省したのか、日本人をつかまえてボクの千円のテレホンカードを売ってきた。
でも売った時は既にチャックインしていた。
馬鹿者!ボクは激怒を越え呆れた。
空港税のことをすっかり忘れていて、なんと20バーツ空港税を負けてもらったというのに・・・
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