昨日の続き
マニラの下町で「もしもしパーラー」を開店していた無垢な日本人の痩せた気のよさそうなおじさんの後、私は、またジャパ行きさんと結婚する、そのために一度フィリピンにやってきましたという日本人に会った。寿司職人の彼は、私が日本人だというのに、フィリピンの現実に唖然としたのか終止私に話しかけることはなかった。
彼の背中に一族郎党がのっかかっているのが見えた。
お、重い。
その後で、私は、ビーチに出かけた。
そこで出会った日本人は、天涯孤独の良く喋るトラックのあんちゃんで、2年の旅行期間にも、自分のレゾンデートルのためか、殻家賃払いながら出てきたという。しかし、荷物は一切ないらしい。しかし、彼には帰る家を確保していた。そのがらんどうの部屋がなければ、彼は帰る理由を見失ってしまうのであろう。
若かった私は、何故、そこまでして帰る家が必要なのか、何故帰ってきてから借りればいいのにと思ったものだ。
本題は、これからだ。そのあんちゃんと、(いや、あんちゃんではなかった、もうおっちゃんだった)円形の屋外バーに行き、ビールを飲んだ(ホント、フィリピンで飲むサンミゲルは最高ですね)そのついでにスルメを頼んだ。
それが歯の奥にタイミングよく挟まり、見事に歯が欠けた。泣いた。
ソウルオリンピックの結果は知らないままであった。
ソウルオリンピックの2年前のアジアンゲームスでは、ソウルオリンピックスタジアムに行った、が、その後の記憶が定かでない。まあいいか。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう