3,4年ぶりにかつて住んでいる街に行った。懐かしくて行った訳でも旅愁を感じる為に行ったのでも勉学後学の為に行ったのでもなく、仕事で行ったのである(言い訳その1)
そこで街は、激動の時代、高度成長期を経て、(いや、経てなかった)どう変貌を遂げたか以下に記す。
私が通っていた美容室。←健在。いつも込んでいる時を狙って行っていたのである。何故なら、気忙しくてあまり喋ってくれず、私は安眠できるというのもあるが、店員が混んでてすみませんとばかりに、マッサージを多目にしてくれるのを狙っているのであった。カットどころではない。なぬ、始から、マッサージに行けと!そりゃごもっともだ、今気がついたが遅い。
夕刻閉店間際になれば自転車で通り過ぎる私を何故通せんぼして魚を売りつける、この魚屋め!←健在。その隣の八百屋も健在。心なしか少し売り場面積が広くなった感じ。
客もいないのに「さあああいらっしゃい」を延々と連発している市場の八百屋。←市場ごと潰れて自転車置き場になっていた。野菜と魚はスーパーで買うより、専門店で買う方が安くて美味いことを学んだ。
ある空き地(一時利用として元自転車置き場)←テップネスが建っていた。エグザスは潰れてなくなっていた。東急オアシスは相変わらず元気そうに存在していた。
本屋←小さい本屋なのに、わりとまとまっていて整理がよく、少しマニアックで私もおそらく何万円も投資させていただいたであろうが、漫画が増えて、客入りは減っていた。生き残りをかけているという感じ。
私が利用していたクリーニング屋←不動産屋になっていた。
私が密かに隠れ家として(何でカクレなアカンねん)利用していたうまいカフェ←無事あった。コーヒー飲んでしまった。450円。マスターの顔忘れていたし、今日見ても思い出せなかった。
いつも利用していた古本屋←2件とも潰れていた。一件はリサイクル屋になっていた。もう一件は薬屋になっていた。
インド料理←こんなとこで営業してたらいつか潰れるでと思ってたら潰れていた。インド仕込みでやってくれとオーダーしたら本気で辛いのやってくれた。
イングリッシュパブ←こんなとこで営業してたらいつか潰れるでと思ってたら潰れていた。イギリスやベルギーの常温で飲めるビールを置いていたのに。確かにいつも客はいなかった。
まずい寿司屋←健在。シャリが隠れる程のネタを乗せたぼりゅーむたっぷりで評判だったので行ったら大味で不味かった。
ヤクザ事務所←健在。
飲み屋街←元々興亡の激しい業界。道路以外は全て変わったって感じであった。間に挟まれていたローソンもなくなっていたし、はしっこにあったディスカウント酒屋も消えていた。
ダイソー100円ショップ←消えたと思ったら、少し離れた所で売り場面積が5倍ぐらいになっていて一斉風靡していた。
駅前富士銀行と駅前三和銀行←駅前みずほ銀行と駅前UFJ銀行になっていた。
結婚式場←ゴシック式のはりぼて教会に変貌。荘厳なラブホテルみたいな式場に変化していた。
ダイエー←まだあった。
私←2,3年年齢だけアドオンされただけ。
今日の映画 http://www.bitters.co.jp/sanpo/
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