私は、これでも全然秘密主義ではないので、白状するが、1階食料品スーパー、2階に、服化粧品、3階は食事と服にユニクロにクリーニング、3階にジュンク堂書店に服文具眼鏡屋ガラス屋、4階にトイザラスがある総合ビルの前に住んでいる。白状するが、私の持ち物ではない。勿論、土地家屋もである。
今は、夜の9時まで営業しており、私は、8時過ぎに、クリーニングを持って家を出た。台風で看板が根こそぎ倒れ、出入り口は勝手に開くので、店員が目ざとく客を見つけると手動で開け閉めしている。まるで、ホテルのようである。ターバン巻いたシク教徒のインド人に是非やって欲しいと一瞬思う。
こんな台風の真ん中でクリーニング出すの何となく恥ずかしいなあ暇なんかなあと思われるのではないかと自意識過剰になり、ほとんど誰もいない3階に寂寥感さえ感じた。クリーニング受付には2パック受け取りでこの台風でこの荷物でっか~の老夫婦、大丈夫だろうかと他人ながら少し心配。
フロアに店員しかいない紳士婦人服売り場フロアが寂しい、が、よく見ると、若いカップルが一組だけ、試着で背広の袖に手を通している。傍から見れば、何もこんな台風の時に、と思わせない程、仲良さそうであった。
私は、これでも靴下を履く。世の中の方々は、私が、高級紳士靴下しか履かないと誤解されているかも知れないが、それは、貰い物か貢物だけで、自ら進んで買うことはないと考えていただいた方が無難だ。そんな訳で、最近、靴下に穴を開けるのが一人で流行ってしまっている私は、早急に靴下を切望した。天下のユニクロに入ると、さすがに人はいた、が、その人々が例外なく、私に挨拶をするのである。私がVIPなのはトップシークレットでありユニクロに来たのはお忍びである筈なのに。私以外の店内にいた人間10人少々が全員店員であることを知ったのは、全員に挨拶された後であった。
本屋にも日課の如く行った。流石に本屋は客が約5人いた。ジュンク堂書店は、座り読みできる様にベンチがこさえてあり、図書館代わりにしている私のような不届き者も、普段はいるのだが、今日は、若い女性がたった一人、るるぶを読んでいた。明日台風なのにだよ。飛行機飛ぶの?あ、それ私の心配事だった。(既に離陸時間は2時間遅れていることがネットで判明中)
子供のいないおもちゃやトイザラス、シュール。
ナンか、店員の方がどこにいっても多いって潰れかけみたいな感じで終末観がナンともいいなあ。
ナンテボヤボヤかいてたら、淡路島の知り合いが、土砂にのまれて行方不明、えらいこっちゃ!!!