大富豪なので、先日、台北まで1足100円の靴下を2足購入した。大富豪なので、お手伝いさんに洗濯をしてもらうのだが、かれこれお手伝いさんにずっと暇を出しているので、週一回自分で洗濯しているのであるが、大富豪が故、靴下がだんだん片一方しか亡くなっていくのである。大富豪なので、靴下に多少穴が開いても、その日は靴を脱がないと予測されたならば、気にせず履き、靴下の色が違っていても、その日、ズボンをずり上げる予定がないと予測されたならば、気にせず履き、靴下が裏返っていても、誰かに指摘されるまでは気がつかずに履いている訳である。
大富豪なので、下着は、寝巻きも兼ねており、普段着も兼ねている場合もある。下着ならば、その日、シャツを脱がないと予測されたならば、ほつれていようが、黄ばんでいようが、気にせずに着るのである。もし裏返しにきていても、誰かに指摘されるまでは気がつかずに履いている訳である。
大富豪なので、先日韓国まで、チジミの元を買いに行ったのであるが、チジミの元が非常に分量が多く、最近毎日チジミ三昧である。実に嬉しい限りである。大富豪が故、スーパー閉店前に半額弁当を買いに行くことを生きる手段としているのだが、今はキムチ三昧なのである。
勿論、大富豪が故、親思いなので、韓国土産には、チジミの元を用意している。大富豪なので、ハワイ土産にはハワイアンジュエリー(10ドル程度)も用意しているが、既にヤフオクでいくつか売ってしまったことはまだ親には秘密である。
大富豪なので、少し風邪をひいたようである。そんなときは、ビタミンCを大量に採るのであるが、大富豪が故、ケミカルでできるビタミンCは採らないのである。
大富豪なので、ツタヤが半額の日に主にツタヤを利用し、今から「ブコウスキー、オールドパンク」を観るのである。ブコウスキーの小説は、論評が賛否両論である。だいたい文学かどうか、それすらよくわからない。路上言語などともいわれているが、ロードムービーのようだというものでもない。しかし、すごい。これはだれも書けない。少なくとも日本人の作家でこのように書く者は、いない。「町で一番の美女」「くそったれ、少年時代」あたりをマズは読んでみな。そだね。