今日は、前置きはさておいて、いきなりケン(本名)の話題である。勿論、ケン(本名)は、私の大学の後輩であり、以前にもお話したとは思うが、1年休学して世界一周の旅に出ると宣言したのだが、夏に私がタイに行くと、まだ1カ国目のタイでチンポつしていたという実績を持つ彼のことである。(その後、彼は、タイのビザの更新の為にマレーシアに数度、それとインドに行った時点で1年終了という快挙を成し遂げたのであった)
そんな訳で、ケンは、順調に堕落した世界に住んでおり、真面目な私には理解できないのだが、彼は、歓楽街パッポンで働く女性と一緒に某ジュライホテルの住人の一味となり、いつ行ってもだいたい部屋におり、何か訳の分からない小さなボトルに入った白いメリケン粉を2000バーツぐらいで買い、何か分からない銀紙を使ったり、タイ紙幣を丸めたりして、私には理解できない行動をとっていた。
彼とパッポン歓楽街に行くと、どの店に行っても「ケーン、ケーン」と呼ばれ、誰もが彼を知っていた。まさにケーン、ケーン、メニメニケーンである。
そんな彼であるが、ある日、彼の部屋を訪れると、彼女は私を無視するのだ。
彼女どうしたのと、私は、ケンに尋ねた。
「いやあ、「トイモイサンが、おまえのこと娼婦だといってたぞ」と言ったら、怒ってましたよ」
「おれそんなこというてないやないか。言ってないと言い直してくれ、なんでそんなこというてん?」
「いやあ、なんか成り行き上そうなりました。言い直すのも面倒なので、結構です」
そんな訳で、私は彼女に無視されるようになった。
ホテルもカオサンロードに移った頃、ケンの隣の部屋を借りていた私。
夜中、隣室で、ギャアアアーという叫び声が聞こえた。部屋に行くと、彼女がエビ反りになっている。ケンは、まだらりっているので、仕方ないなあという顔をしている。宿の人もまたジャンキーが、という顔をして知らんふり。何とかケンと2人で彼女を抱え、トゥクトゥクに乗せて病院に運んだ。
翌日、彼女は、私に手を合わせ、微笑んで、病院で打たれた注射の跡を見せた。
麻奈です。前回に私が提案をさせて頂いた件で、お返事がまだ頂けていないので
再度メールをしてみました。再度、私の希望を言うと、私はいま愛人男性を探し
ています。立場上もあり周囲には交際相手がいないため、紹介という形を選択し
ました。私と1回会って頂くごとに80万円の交際費を私がお支払いします。お逢い
する回数や日時は貴方の希望に合わせるので、私と定期的な関係を結んで頂けま
せんか?
既にこの件で準備を進めているので、もし無理だとしても返信だけはお願いしま
す。改めて私の自己紹介もしたいのでご理解をお願いします。