沖縄市と那覇市の間に中城(ナカグスク)がある。勿論、世界遺産目当てではない。
この、マジックで書いたところに、その高原ホテルはあるのであった。見事に、写真地図に入らないようにしている。
中城、入場料300円の中、入り口は、裏門から入るようになっている。表門の方が、高速の出入り口直ぐであり、道もあるというのにである。表は見せたくないのだ、また、世界遺産に指名されなかったかも知れない。2月、桜咲く。
中城には、中城インターを下りて、右、右、右と3回右に曲がる。そう、高速出入り口の集金係りのおじさんが教えてくれた。
裏門である。見事な高台にあるこの城は、ペリーも訪れ、感嘆したとのことである。ペリーは日本浦賀に来る前に、アジア経由で琉球に立ち寄っていたのであった。
高台からの眺めはスコブル良い。
いたるところに礼拝所。
それえにしても、世界各国、城の門を通る時には、多少、緊張が走るのは何故か。体が固まるのである。やすっぽい鳥居はそうでもないのだが。
窯焼き場
面白いのは、ここの城の主があっきりしないということである。
修復する石の場所は決められており、石ひとつひとつに番号がつけられていた。しかし、古いものに、新しいものをヘコヘコつなぎ合わせるのはしらけるものだ。世界遺産になれば、人の出入りを制限すればよいと思うのだが・・・・。まあ、あのつまらない首里城よりはましだが。
城が終わり、その先に見えてきた異形。
それが、
中城高原ホテル跡だ。
一度も日の目を見なかった廃墟ホテル。山の稜線沿いに1階から4階建ての傾斜に合わせて建築しようとしていたホテルである。昭和50年(1975)、今から32年前、沖縄海洋博に合わせてオープンさせようとしていたようだ。どう考えても壮大な違法建築。
世界遺産の指定を受けるために、これはなかったことにしましょう、ってな感じだったのであろうが、観光客の多くが何となく気がつくはずだ。行く人は少ないだろうが、すれ違った子供の4人のうち、2人が見ていた。大人は見ていなかった。見たくないものは目に入らないものだ。
ロイヤルロードパブから中に入り、バーカウンターを越えていく。
宿泊施設。レスチラン。バー。ウォータースライダー付プール。ゲームセンター。そして動物園に祠。巨大な石灰石の岩が鎮座する部屋・・・
上部に上がるほどに、コンクリートはセメントの状態が新しくなってはいるが、放火に次ぐ放火で何やら煤けている。窓という窓、トイレというトイレは破壊され、沖縄らしく、英語の落書きも豊富である。
建築主は途中で倒産し、壊す金もないままに現在に至るようである。
数百年前の城跡に連結するように、昭和の遺跡が続くのは、痛快であり、こちらの方が面白いと感じるのは、私だけではあるまい。
床には、エアガンの玉が落ちまくっており、サバイバルゲームマニアの場であったのだろう。勿論、全国の廃墟マニアの垂涎の場でもあろう有名物件である。しかし、廃墟マニアでなくても、能動的に入ってしまいたくなるものだのである。釘を踏まないようにだけ。
心霊スポットとしても有名らしいです、ハート。
コンクリートの薄さや、やすっぽさが、なかなか感激である。
やっぱ利権がからんでるのか。それにしても、右翼を沖縄で初めてみた。沖縄は日本国愛国主義者じゃないからねえ。日本は搾取した奴らだからね。
勿論、廃墟に悠久の歴史もワビサビも感傷もなく、不穏な空気が流れている。
サトラレの映画のシーンにも使われたという噂。
しかし、おまえ、廃墟見るために沖縄行ったのかといわれると、まあ、そうですと答えるしかないか。
しかし、過去も正しい観光だ。
まさに、過去も正しい観光なのだ。
しかし、コンクリート作られているだけあって原形だけが保たれているのが変な感じだ。壁が無く潮風にやられまくるコンクリート。
動画もあり
「告知」
世界遺産中城城址重要文化財保全地域内に於ける、営業権並びに隣接する駐車場の借地権は、株式会社国際産業が正当な権限をもって保有するものであるが、現在、各行政機関の不正な侵略により権限を侵害されている。この事実を、株式会社国際産業は、菊守青年同盟沖縄県総本部の協力を得て、斜弾するために、この看板を設置し、関係者に告知する。なお、不正な侵略に関係した者たちが不正を正さない場合には、その実名を明らかにして、侵奪、詐欺行為を告発する。
「詐欺集団を告発する」
世界遺産重要文化財中城城址保全地域内の営業権保証に関する合意書等の文書を捏造し、公金一億五千万円を横領に関与した者達が存在する事実がある。その事実はすでに沖縄県、検察庁、沖縄県警察本部、沖縄署、宜野湾署に告訴している。しかし、上記関係官庁及び警察は、その事実を隠蔽しようとして、その告訴を拒否している。仮にその事実が証明され公表されたとき、当該関係官庁及び警察はどのように対処するのか、平成12年当時と同様に犯罪をでっちあげて、職権をもって私を違法に監禁するのか、もはや沖縄県の警察では秩序は保てない。私は、当該横領行為に関与した者達を下記の通り告発し、その不正を明らかにする。 ~記~
1、横領者
元沖縄県中城村長 新垣 盛繁
元沖縄県北中城村長 安里 高治
元琉球銀行頭取 崎間 晃
弁護士 故 高良 健
2、前任者の犯罪事実の隠蔽者
現沖縄県中城村長 新垣 清徳
現沖縄県北中城村長 新垣 邦男
2023年アクセス16000、15年で1日3人の人が世界中のどこかから見ている。
(高原ホテルは、この数年後解体されました)
2008年沖縄旅行
お土産屋、ステーキ屋
中城城址の裏 キャンプハンセン、辺野古