昨日は今年6回目の忘年会となり、あと2回を残しつつ、休肝日の今日、忘年会の一般的な様子を日本を代表して全世界に紹介する所存。
まずは、明日は、忘年会だという前の日には、その前の日が忘年会でない限り、できるだけ、明日に備えて屈伸やストレッチをしながら、酒はたしなむ程度に抑えるか、ちょっとヨッパらったかなと思う程度にとどめておくか、全く飲まないかであり、寝不足による、酔いの速さを避けるために、早々に寝床に着く。早めに寝床についても、そこで読書をしてしまい、結局、いつもと同じぐらいの寝る時間に限りなく近づくことも想定のうちに入れておかなければならない。
朝、起きると、今日は、夜から飲まなければならないので、仕事どころではない、と考えるのは、浅はかで、仕事中に、夜の宴会のことが頭をよぎるなんてことは、滅相もないのだが、とにかく、いつもより、早めに仕事じまいすべく、仕事スペースをあげるというわけでもなく、急遽、涙を飲んで中断しなければならない。
時刻は19時、ネオン街へ颯爽と姿をあらわし、集合時間5分前の19時25分に到着すると、2番目乗りとなり、取引先の1番乗りの人も、誰も来ないので、若干焦っていたのは確かである。
日本の忘年会、居酒屋には、海になっており、キャッチアンドイーティングするのである。しかし、戦利品を料理してもらわなければならないので、そこに配備しているすし職人やコックの方々に、料金を後払いとして、刺身にするのか、塩焼きにするのか、煮込むのか、その料理方法を的確に指示しなければならない。
その間にも、一生懸命にビール、ワイン、しょーちゅー、などを体内に注入することを忘れない。
他社の人というのに、年下というだけで魚釣りを命じるどころか、私はイセエビを食べたいと思います、などとほざき、イセエビが釣れるスポットまで出張に行ってもらう有様である。
そうやって、1番最後に遅刻してきた人は2時間半遅れたが、かけつけ3杯をしてもらって、4時間で1次会が終了し、たいがい、私自身も疲れたので、帰りたくもなったが、メインゲスト会社の辛さ、次も主賓としていかなければならない。主賓でメインゲストではあるが、厳選に厳選の抽選の上、料理店を選んだのも私といえるのであった。
次の店は、あんまり好きではないのだが、カラオケボックスである。日本国家の棒念会のお決まりごとのようであり、しきたりなので、ここは、残念ながら参加である。最終電車の時刻を気にしながら、時間との戦いで、その時刻が近づくとソワソワしてくるのであった。かえるタイミングを計らいながら、でも本当は、余り考えず、じゃあ、みなさん、おやすみなさいと、退去しようとするが、各種関係会社、同じ会社の人に、完全阻止、勇気ある説得をされ、そのうち、カバンやコートを隠され、帰る事ができなくなるのであった。
やがて、最終電車の時間を1秒過ぎた瞬間に、切れ、仕方なく、その後、「ガッチャマン」と「完全無欠のロックンローラー」と「HIGHWAYSTAR」を絶叫し、ビールジョッキを破壊し、スーツのズボンがずり落ち、マイクとグリコポッキーが折れた。
「え、この人が、こんな突飛なことを・・・絶句。・・・この人の本心は???」
ん?本心が普通じゃないとき、突飛なとき?普段普通時は本心じゃない???しっくりこないなあ。まあ、その突飛な行動そのものだけの本心本音のことで、普段の生活の本心じゃないんだろうけど。・・・。
それでも、2時を越えてくると、歌ばかりでは大変疲れてしまい、私は、仕方なく、今日はコレで終わり!といい、誰かが私に歌わせるために入れたジョンのハッピークリスマス&ハッピーニューイヤーを歌い、シャンシャンとなった。皆は重い足を引きずりながら、店を出て最後は1本締めどころか、勝手に流れ解散となるのであった。
最後は、ダンスを鑑賞して終わり。これが、日本の一般的な忘年会の様子としきたりと伝統です。忘年会が終わりますと、大抵のニポンジンは海外に脱出します。あくまで一般論です。