USAってスゴイ国だよね。アメリカンドリームという幻想について、今日は、突っ込みを入れてみたい所存です。
えーっと、一言で言って嘘です。
一代で一般平民からトップに上り詰めた世界1,2位の大富豪マイクルソフトの創始者やバクーシャーの創始者をはじめ、立身出世のオンパレード、まさに、アメリカンドリーム・・・・はあ、嘘だね。ロスチャイルド家やロックフェラー家のように、本当の金持ちは、他にいるでしょ、というのは、置いといて、並外れた努力と才能と幸運を発揮した人たちは、置いといて、現実のアメリカは、貧富の差とその生まれながらの境遇の差が激しい国ですよね。ごくごく限られた人のことをアメリカンドリームっていうのなら、まあいいかも知れないけど、一般アメリカ人は、不可能なことはないぞという幻想に洗脳されているのではないか。いや、アメリカ人にズバリ聞いたことがないから分からないけど。
統計的に、社会の所得分布図を見るとですね、下から5パーセントに属している人が、それ以上に這い上がる確率は、ヨーロッパやカナダより低いですし、上位5パーセントの収入に属する人が、それ以下になってしまう確率がヨーロッパやカナダより低いのです。つまり、流動性に富んでいないのですね、あの、保守的と思われるヨーロッパ社会より。つまり、ビンボーニンのほとんどはビンボーンのまま、金持ちは、だいたい金持ちのままなんですよね、アメリカ。
立身出世を果たした人の子供時代のエピソードは、たいてい、貧乏人に生まれてとか、貧困地域に生まれてとかの形容詞がつくのだが、ああ、アメリカンドリーム語るなら、アメリカで生まれ、だけでいいし、子供時代は10年20年であり、その後、50年、60年の成功へのステップの家庭からは時間的に短すぎないか。
このまえ、マイクルムア(マイクル好きだな)監督の映画みたら、ブッシュだけど、アメリカンドリムの元凶は、ある作家に行くつくらしい、名前忘れたけど、まあ、書いて書いて書くまくったがほとんど内容が、貧乏人が決意して金持ちになるだけの物語らしいんだけど、今、そんなの誰も読まないよな。
しかし、何でもいいけど、収入だけ年収1億とか儲けて逃げていったやつ等が何の責任も取らないし、シャチョーの年収が平社員の100倍も1000倍もあるってさ、おかしくないか。貧富の格差よりも、普通のアメリカ人はそれを許容していることがおかしい。アメリカンドリーム幻想の洗脳を受けているとしか思えない。あいつらわしが年収300万やのに、30億ももらいやがって死刑じゃ、と思わないのは(思っているのか?)、いつか、おれもそうなりたい、そうなることもある、と思ってしまう洗脳所以の優しさではないのか?
優しい気持ちで見ると、でも、これは、一般アメリカ人にはプレッシャーにもならないか?頑張れば、生来の才能を生かせば、あのような金持ちになり、アメリカンドリームを体現できる!そう思わされながら、そんな可能性のない人々が大半である。大半が当たり前と思うのではなく、自分は失敗者、落伍者と盛ってしまうのではないかと、いじけてしまうのではないかと。
それから、アメリカの政治って何だか、ヨーロッパ的でなくで日本的だねえ。ブッシュ家とかクリントン家とか古くはケネディ家とか。ヒジョーに簡単に考えると、ヒラリー大統領落選候補ちゃんってさ、エスタビリッシュに登りつめた末に!ではなく、ビルと一緒になった、ただそれ1点でしょ?
私は、チャーチルの息子が、サッチャーの子供が、ミッテランの子供が、コールの子供が、ドゴールの子供が、ゴルバチョフの子供が、またその国を担うような地位や立候補したんあて聞いたことがない。(議員とかにはなっているけど)
ああ、政治も保守化だよなあ。カックンって感じで。
2009年9月オカン収賄旅行サンフランシスコ
アメリカ招待旅行に寄せて
アメリカ招待旅行1
サンフランシスコ散歩
アメリカンドリーム
アメリカ招待旅行2
アルカトラズ島前編
アルカトラズ島後編