というのも、長年の問題が解決したのだ。私は、タイのことを日本人の中で100万番目ぐらいには詳しいつもりだが、どうも、タイ人が合掌するときに、どうも、両手をぴっちり合わせることがない場合も多く、だらしないというか、暑いから仕方ないよなあという感じでずっと20年以上思っていたのだが、どちらかというと、胸に両手を合わせて尊敬の意を表すという感じが正当であるということが判明した。
考えればあのタイ人女性もそうだったとその両手を合わせるスタイルを思い出しながら、要は、手の平をぴったり合わせるのではなく、手をつぼみのようにして、手の中に空間を作り、ふくらみを持たせた感じにするのである、イメージ的には、蓮ではないだろうか。女性などは、プラス片足を後ろに引き、腰を曲げるのである。
これはなかなかエレガントな感じであり、単なる挨拶にも関わらず普段女性に虐げられている西洋人気の弱い男性はイチコロになるようだ。
あやうく、1年ぶりぐらいにやってきたトイモイ博士(男性、会社員、温厚)もうっかり、騙されるところであった。空港からタクシーに乗り、メーターにも関わらず降りる際に喧嘩しそうになり、少しチップを与えると、喧嘩腰だった若い兄ちゃん運転手が急に手を合わせて、「何とか何とかーカーカラップ」といいだして、噴出してしまった。タイ人やさしいな。わらかせてくれるな。でも、もうちょっとぴったり手を合わせたらいいのに・・・と思っていたが、これこそ、
ワイっていうんだね。タイの
マクドなんだね。