高度成長期は、まあ伸びる業績、伸びる賃金、年金や退職金、会社で使える金、福利厚生なんかあったりしたが、いやはや今はそうではない時代に突入し、企業年金どころか公的年金も破壊、伸びない業績と収入、厳しいのうということは、確かにそうだろう。
おまけに、出世競争も厳しいというか、出世のルールが明確でないため、頂点目指すも競争から降りるも本人の意思はあまり関係ない状態だ。ルールが分からなく、曖昧な基準で、上司に引っ張り挙げられるしか出世はなく、何かのプロジェクトや開発で個人やチームが大きな成果を挙げても、報酬がババーンと上がったりもらえる、ということはない。
ブラック企業とかどこもかしこも言われているが、一応、日本の場合は厳しい解雇規制があるので、そうやすやすと、「オメ、クビだ!」なんてことにはならないし、このおかげで転職しにくく流動性が悪いシステムになっている。別にいいワルイではないが。その代わり、解雇されないが、転勤出向にはまず逆らえないし、それが金銭が増えることにはならない(出向で減ることはっても)。
まあだからといって、ふと、幸せってなんでしょうね、とそれに伴い考えることはないけど、地位や金銭と幸せは余り関係ない。地位や金銭で不安や不満を解決するには有効だが。解決したら幸せになるというより、安心するだけだ。
全然関係ないけど、学生時代は旅行すれば、よくドミトリーの部屋に泊まって経済的負担をできるだけ少なくしながらも、そこで知り合った人と話をしたり、旅情報の交換をしたりといったことをしたのだが、今、カウチサーフィンってのが流行り出しているんだってね。登録すれば、個人が都合があえば、無料で部屋の一部やベッドを貸してくれて、宿泊料無しで旅行できるという試みだ。まあ、誰かと部屋をシェアするのが普通の国ではすんなり受け入れられ易いと思うが、考えたら危険だよねえ。ホストはどんなヘンタいやろうか分からないが、ほとんど事故は起こったことはないらしい。それは実名顔写真入りで登録、利用後の評価システムで決まる、知り合った友達リストでメンバーの関係性が分かるようになっているので、まあ最初に泊める場合は厳しいかも知れないが、親切が売りになるのでホスト側も高い評価を得ようとするし、そういうホストは多分自分が旅行に行く時もこのシステムを利用するのだろう。いやはやインターネットってすごいねえ。