「にいさん、ええブツありまっせ、ゲヘッヘッヘ・・・」と言われていたために、時間を見つけて築年数とリフォームが気になるものの、そのブツの確認に飛行機に乗る。
その前の特記事項として、今までで多分一番早く空港に到着したと思う。私の家からは1回乗り換えの、JR伊丹から市バスで伊丹空港に行くのが一般的なのだが、市バスも1時間に1本だけ直行バスがあり、それに乗れるは、JR伊丹駅から降りてバス亭での待ち時間が5分以内だわ、乗り換えの尼崎駅での待ち時間も5分以内だわのトントン拍子のドアツードア1時間を余裕で切ったという記録である。自分でも感心した。
感心して、7分だけラウンジオブオーサカに寄って、カフェラテ・カプチーノ・エスプレッソイッキ飲みしてセキュリティに向かう。
乗ると、操縦席のアナウンスからは女性の声が。2010年にJALで初めて女性キャプテンが誕生したが、ANAも誕生したのであろうか。
2015年に誰かがユーチューブに機内案内をアップしている。ANAにもパイロットは2,30人いるようだが(ネット情報)、機長副機長も生まれたのか?機長になるんは飛行経験15年は必要だね。
さておき、松山は近い。松山空港は、伊予みかんシャンペーンタワーがお出迎えだ。ホストでヤクザな世界である。
それにしても極悪不動産屋さんに会うにもまだ6時間ぐらいあるので、急ぎ2,3箇所寄って70キロほど離れた宇和島へ行く。それも赤松遊園地(覗岩遊園地)である。結果的には完全に失敗である。負けた、という感じである。
宇和島北あたりのインターで降り、海岸線をひたすら数キロ走り、車1台ギリギリになりつつも、走った先にあった物件である。いや事故物件であった。
少し広まったところに車を停め、中に入ると(入場無料)、何だかおじさん2人が仲良くだべっていた。
遊園地ではない、廃墟である。
だべっているおじさん2人の手前に3台のスペシャル動く(いや動かなくなった)機器が。危機だろう。オマエは既に死んでいるという奴である。
ロボコンか。手を振るな!
反り返りの仮面ライダーか、いきり立っているのが、まあ、イイネ。仮面ライダーのモデルは? 昭和ライダー 1・2号はバッタ、V3はトンボ、アマゾンはコモドドラゴン、 ストロンガーはカブト虫、このへんまでしか見てないんだよねえ。アマゾンが一番よかったよ、アマゾン嘘つかない、子供心になんだかそれだけ耳に残る。ほんまにそんな台詞あったのかも不明。白人嘘つくインディアン嘘つかない、素朴をバカにしてるのか、って話。
しかし、考えればカマキリではなく、バッタをヒーロー、視点がシブイ、バッタって弱っちい代表みたいなもんじゃん。
その向こうに死へのダイブブランコがあり、乗ろうとするが、老朽化を考えてかロープで縛られている。これはいけない。この遊園地は既にその機能を終えているではないか。
終えてるどころか、
死せる魂状態である。
その他のアトラクションは、んー、ない。終り?しくった。
しくったと思ったら一人のおっさんが自転車でやって来て、おもむろに自転車を降り、靴下を履き替えた。履き替え、海を2,3分眺めるとまた自転車に乗った。乗ってどこかに行った。
そのおじさんのいた横、つまり一番奥が龍王神社となっており、神社の向こうに岩がある。
その岩が覗き岩なのだろう。ライオン岩にも見えなくはない。
覗き岩も横にすると、うーん、ひわいな感じにも見えてしまう。煩悩である。愛嬌である。無記である。
そろそろ、ここで5分を費やしたので戻るとするか、ということになり、カーナビをセットすると、松山到着まで1時間40分かかると表示。遠いやないか。何しに来たんや、まあそういうこともあるわいな。と慰める。
あと5時前に到着しますよ、と連絡すると、丁寧な悪徳不動産屋さんは、オマチシテオリマス、近くにくれば電話クダサイ、とのことであった。電話ぐらい、任せとけエッヘンである。
そういうわけで、車を有料道路でとばすのではあるが、ときどきしか追い越し車線がない1車線道路である。眠気とも格闘しなければならないので大変だ。おまけに、何か間違っているのだが、下り車線になったときに追い越し車線が出来るのである、これは設計ミスではないのか?高速道路に関しては、他の事象と同じく素人ではあるのだが、今まで上り車線で追い越し車線が出来るのしかみたことなかったものだから。過去の経験に囚われるな!の事例なのだろうか。我が人生を呪うぜよ、
セ・ラ・ヴィ!
松山で用件を1時間で終えて、最終便に間に合わせるべく早々に空港に向かう。レンタカー屋に到着したのは出発40分前であり、考えたら今日はまだ何も食べていないことに気がつき、急ぎ何か腹にいれておくかと思うと、搭乗券発行してもらって振り向いたらウドン屋があり、スーパースペシャル素うどんに20円プラスしたらスーパースペシャル宇和島うどんになったので、それにすると、宇和島名物鯛ではなく、ジャコテン2切れであった。1切れ10円か、ま、いっか、ということなのだが、食べている途中で15分前までにセキュリティ通ってくださいよ、というアナウンスが入り、うどん食べている場合じゃないよ、20分前だよ松山だよ、ということで、火傷しそうになりながら、駆け込み、急いで3分でお菓子を買い、16分前に一応保安場を通過。うどんに鯛、それは叶わぬ夢。昔、めで鯛ということで、天皇は毎日鯛食べさせられていたみたいね。多分、一口食べて、「飽きた・・・」と呟いていたことだろうな。
帰りはボンバルディア74席である。松山は1便か2便以外全部ボンバルディアである。高知は全部ボンバルディアであり、どちらも1日7,8便ぐらい出ているのではなかっただろうか。(行きは、ボンバルディアを避けた)
乗客数はドドーンの23人である。大阪では沖止めで、バスで人数を数えたぐらいであり、数えたのは多分俺と客室乗務員だけだろう。いや、客室乗務員は全員降りたことを確認しただけかも知れない。
あ、不動産については、これから仕事と同様、無理難題を主張する厳しい価格交渉が待っている。それ次第だ。こちらは真剣勝負だ。身を投げ出せない!
2016年愛媛
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