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テーマ:ミステリはお好き?(1443)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
若き判事であるホイット・モーズリーをシリーズの主人公とする
ジェフ・アボットの「逃げる悪女」を読了。6人の子供を持つ女が,子どもと夫を捨て,髪の色も変えて,50万ドルを横領した銀行員と,テキサスからモンタナに逃げる。 その金が,実はデトロイトの組織ベリーニ・ファミリーのものだと知らされた女は,男を殺し,50万ドルを奪って,名前もエレンからイヴ・マイケルズに変え,デトロイトに向かった。 これが,30年前。ここまでが,プロローグ。 若い判事ホイット・モーズリーは,死期が近い父親に会わせようと,探偵のハリーに昔失踪した母親探しの調査を依頼する。 そこで浮かび上がったのが,モンタナで自殺したとされる横領犯と一緒にいた「イヴ・マイケルズ」。 ただし,その足取りは,デンヴァーからデトロイトへの途中で途切れていた。 何年か前に,モーズリー・ファミリーは力を失い,ヒューストンに移っていた。 父親トニーが交通事故で昏睡状態に陥ったあと,ヒューストンのファミリーを率いているのは息子のポール。 そこに,マイアミの麻薬商人が500万ドルの取り引きを申し込んでくる。 一方,探偵はイヴ・マイケルズとベリーニ・ファミリーの関係を探るためにデトロイト,それからヒューストンに向かうことになる。 ここから話が始まるが, 調査にきた探偵の殺害 500万ドル紛失の謎 ヒューストンに乗り込んだモーズリーと相棒(といっていいだろう)グーチのドタバタアクション ファミリー内部の勢力争い 麻薬商人のワナ 「公共サービス局」という謎の組織の登場 「法を犯す」ことへの判事のためらい 恋人候補クローディアとの行き違い などなど。ちょっと厚めの文庫本だが,サービス満点で,飽きることなく一気に読みすすめることができる。 かなりオススメです。 もっともおもしろかったのは,巻末「エリーに戻ったイヴ」での,モーズリー判事の母親の独白。 いやあ,したたかです。たくましいです。 ちなみに,エレン・モーズリー → イヴ・マイケルズ → エリー・マスターズ と名前を変えているが,頭文字は常に,E・Mである。 海外のミステリ作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ミステリ)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/20 10:36:49 AM
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